じじぃの「タンパク質の設計図・セントラルドグマってなあに?分子生物学」

セントラルドグマ 〜ゲノム情報からタンパク質ができるまで〜 / The Central Dogma 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EgweXtBCynE
セントラルドグマ (manabu-biology.com HPより)

タンパク質の合成 自宅で学ぶ高校生物-生物基礎・生物
セントラルドグマ
DNAの情報を基にRNAが合成され、RNAの情報を基にタンパク質が合成される。この流れをセントラルドグマと呼ぶ。エヴァンゲリオンでは、最も最下層の中心部分をセントラルドグマと呼んでいる。この生物学用語が由来となっている。
http://manabu-biology.com/archives/41921841.html
『図解入門 よくわかる分子生物学の基本としくみ』 井出利憲/著 秀和システム 2015年発行
遺伝暗号の解読 より
mRNAの概念がまだ確立していなかった時代、DNA上にある遺伝情報を使って、どのようにタンパク質が合成されるのかは、大きな謎でした。当時はタンパク質合成がDNA上で直接に起きるわけではなく、リボゾーム上で起きることなど、概略的なことしかわかっていませんでした。
アメリカの生化学であったニーレンバーグは、大腸菌の細胞破砕液を分画し、14Cで標識したアミノ酸が高分子(タンパク質)に取り込まれることを指標にして、試験管内にタンパク質合成系を作りました。そしてここに種々のRNAを加えると、タンパク質合成が増加することを見つけました。またここにウラシル塩基(U)がたくさんつながった合成RNA(ポリU)を加えると、フエニルアラニンのタンパク質への取り込みが劇的に増加することを発見しました。これは、ウラシル塩基(U)がフエニルアラニンの暗号として使われる可能性を示した最初の手がかりでした。1961年のことです。
その頃、遺伝暗号は3文字であることが妥当とする見解があり、mRNAも発見されました。さらには、リボソーム、アミノアシルtRMA(アミノ酸が結合したtRNA)、遺伝暗号を扱う短いRNA三者の正しい組み合わせを見つける簡便な検査法も開発されて、人工RNAを用いた暗号解読論争が加速し、1964年までについにすべての暗号解読が終了しました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
暇なもので、病気に関する本をよく見ている。
すべての生物の生命現象は、「セントラルドグマ」に従って成り立っている。
遺伝情報は「DNA → (転写) → mRNA → (翻訳) → タンパク質」の順に伝達される。
今、創薬の分野で遺伝子治療が注目を集めている、
体のなかで起こる生体の活動の中心的な役割を果たしているのがタンパク質で、医薬品の多くはこのタンパク質を標的にしている。
セントラルドグマのなかのmRNAの作用で異常が起こることがあり、結果として疾患の発症へとつながるケースが多いらしい。(関節リウマチ、アルツハイマー病とか)
セントラルドグマのなかのmRNAの働きを抑える医薬品の開発がものすごい勢いで進められている。