じじぃの「科学・芸術_150_米国大富豪・コーク兄弟」

【海外ドラマ】 大草原の小さな家 2005版Ⅰ 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dlQq0Jdlszw
コーク兄弟

世界長者番付(2016年版)
順位   氏名          資産    年齢  国籍    関連

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1  ビル・ゲイツ       750億ドル   60   アメリカ  マイクロソフト、カスケード・インベストメント
2  アマンシオ・オルテガ  670億ドル  79   スペイン  インディテックス会長
3  ウォーレン・バフェット  608億ドル  85   アメリカ  バークシャー・ハサウェイ会長・CEO
4  カルロス・スリム・ヘル  500億ドル  76   メキシコ  テルメックス会長
5  ジェフ・ベゾス      452億ドル  52   アメリカ  Amazon.com社長
6  マーク・ザッカーバーグ 446億ドル  31   アメリカ  FacebookCEO
7  ラリー・エリソン     436億ドル  71   アメリカ  オラクルCEO
8  マイケル・ブルームバーグ 400億ドル  74   アメリカ  ブルームバーグCEO
9  チャールズ・コーク   396億ドル   80   アメリカ  コーク・インダストリーズCEO
9  デイビッド・コーク   396億ドル  75   アメリカ  コーク・インダストリーズ副社

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副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 今日のぼやき
今回は、2015年12月8日に発売となります、私が翻訳しました『アメリカの真の支配者 コーク一族』(ダニエル・シュルマン著、古村治彦訳、講談社)を皆様にご紹介します。
http://www.snsi.jp/tops/kouhouprint/1865
日曜夕方の池上ワールド 2017年4月23日 テレビ東京
【MC】池上彰相内優香 【ゲスト】パトリックハーラン、宮崎美子小島瑠璃子
池上彰の日曜夕方シリーズ!
今、そこにある危機…トランプ大統領の就任から100日、緊迫する米朝関係や対シリア情勢の行方!アメリカ政治を動かす謎の兄弟。
アメリカの大富豪 コーク兄弟
米国・トランプ大統領の天敵・コーク兄弟は理想とする政策を実現するために医療、環境、金融、教育など様々な団体に資金を提供している。
特にフリーダムコーカスの議員たちは多額の資金提供を受けているといわれる。
去年の大統領選挙でもコーク兄弟は政治家や市民団体に巨額の資金を提供したとされている。
自分たちの考えを広めるシンクタンクを創設し学者、ジャーナリスト、政治家を育成しているとも。
このコーク兄弟にあまりよく思っていないトランプ大統領は「フリーダムコーカスの連中をたたき落としてやる」と宣言しているという。
池上彰、「米国の長者番付の7、8位にコーク兄弟がいます。この2人の資産を合計すると1位のビル・ゲイツの資産を超えるんです。いろいろな団体に資金を提供していて、アメリカを裏で操っている存在です。彼らの考え方は、テレビドラマ大草原の小さな家をイメージすると分かりやすい」
http://www.tv-tokyo.co.jp/smp/program/detail/201704/23672_201704231600.html
トランプ大統領アメリカの真実』 副島隆彦/著 日本文芸社 2016年発行
リバータリアン運動と乗り越えたトランプ (一部抜粋しています)
トランプは果たして、共和党リバータリアン(全てを個人と企業に任せ、国家のあらゆる介入を排除すれば、全ては上手くいくという信念を持つ人間)たちの支持を得ることができるのか?
アメリカ大統領選に少しだけ影響を与えるリバータリアンの財界人に、コーク一族という経営者一族がいる。コーク家は大富豪になっており、これまでアメリアの保守政治に深く関わってきた。
彼らが経営するコーク・インダストリーズは、ニューヨーク市場に株式を上場していない。
コーク家の4兄弟だけで80%以上の株式を所有している。総資産で6兆円くらいの大企業だ。
カンザス州のウィチクに本社があって、石油関係の掘削機やパイプラインを製造している。コーク・インダストリーズは非上場企業では全米2位の規模を誇る。
現在、コーク・インダストリーズは、次男のチャールズ・コークと3男のデイビッド・コークが経営している。このチャールズがドナルド・トランプを批判した。
コーク一族は共和党の大口献金者である。そして長年リバータリアン運動に対して大きな資金をつぎ込んできた。
トランプは自分の個人資産を注ぎ込んで大統領選挙を戦っている。コーク兄弟からは政治献金を受けてはいない。
だからトランプがツイッターで、他の共和党の候補者たちに向って、「皆さんはコーク兄弟にカネをもらいにカリフォルニアに行かれたということで、うまくいくことを祈ります。皆さん方は操られ人形ですか?」と強烈な皮肉を放った。
経営者のコーク兄弟は、今も従業員と一緒に、従業員食堂でごはんを食べるような人たちだ。頑固なリバータリアンだから少しも威張らない。創意工夫と市場原理主義で、それぞれが自分の能力に応じて豊かに暮らせると考えている人たちだ。政府が民間企業や個人の生活に干渉することをヒドく嫌う。福祉や人権主義が大嫌いな人たちだ。
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リバータリアンの弱点は、自分たち自身が権力者になる、という考えがないことだ。彼らは権力者の側に回るという思想(思考)がそもそもない。
チャールズ・コーク、リバータリアニズムのために長年にわたり巨額の資金を投じてきた。だからリバータリアニズム運動はコーク財閥、コーク一族企業のお金で大きくなったし、それに動かされてきた。
これらの事実については、古村治彦氏が最近翻訳して出版された『アメリカの真の支配者 コーク一族』(2015年12月刊、ダニエル・シュルマン著、講談社)に詳しく書かれている。ぜひ読んでください。