じじぃの「世界最小のナノカー・レース(Nanocar Race)に挑め!くらし解説」

NanoCar Race, the first-ever race of molecule-cars 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YvgXvwxxnP4
NanoCar Race, Watch the race live on April 28 from 11am 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=11P2MBLA5qc
ナノカーの参加国nhk.or.jp HPより)

ナノカーの模型 (chunichi.co.jp HPより)

くらし☆解説 「"世界最小"のレースに挑め!」 2017年04月20日 NHK
【解説】土屋敏之
●なんのためにレースをする?ナノカーは何か役に立つ?
ナノカー、別名・分子マシンは今注目を集めている分野で、去年のノーベル化学賞は「分子マシンの設計と合成」に貢献した欧米の3人の科学者に与えられました。
まだ現在は基礎研究の段階ですが、こうしたナノサイズの分子を自在に動かせるようになると非常に応用範囲が広いと考えられています。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/268607.html
分子1個の「ナノカー」、仏で初のレース 物質材料機構が参加 2017年4月11日
物質・材料研究機構茨城県つくば市)は11日、分子1個でできた大きさ2ナノメートル(ナノは10億分の1)の車「ナノカー」が金の表面を走る世界初の「ナノカーレース」に出場すると発表した。28〜29日にフランスで開催され、全部で6チームが出場する。
ナノカーは、原子を組み合わせた極小の機械。レースは、特殊な顕微鏡で金の上に置いたナノカーの様子を確認しながら、針でナノカーに電流を流し振動させて動かす。同機構のナノカーは、88個の原子を組み合わせて作った。はさみのような形で、両端がバタバタ動くことで前進するという。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017041101002081.html
【科学ニュース】世界初のナノカー・レース、フランスで今月末開催 科学検定
フランス南西部のトゥールーズで4月28-29日に、世界初の国際分子カー・レースが開催される。出場するナノカーは数百の原子で構成され、微弱な電気パルスの駆動により、金原子でできた全長100ナノメートルのレーシングコースを38時間以内に走破することを目指す。
トゥールーズにあるフランス国立科学研究センター(CNRS)の材料精緻化・構造研究センター(CEMES)にコースが設営され、4つの金属チップを持つ独自の顕微鏡の下で各ナノカーがレースに臨む。CNRSが主催するこのレースは、何よりも科学およびテクノロジー上のチャレンジであり、その模様はYouTubeの「Nanocar Race」チャンネルで公開される。レース開催の目的は、競技の如何ではなく、分子マシンの観察と制御における研究の進展にある。
フランス、ドイツ、スイス、米国、日本、および米・オーストリア合同チームの計6チームが参加資格を得ているが、28-29日の競技に出場するのは4チームのみと主催者は発表している。日本から参加するのは国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA、茨城県つくば市)の5人の研究者チームで、トヨタ自動車がスポンサーとなっている。
各ナノカーは、数百個の原子だけでエンジン、車体、ホイール、およびペダルが形成される。“ドライバー”はハンドルを握る代わりに、針のような形状の4つの金属チップを備えた顕微鏡でナノカーを操縦する。金属チップからは微弱な電流が発生し、これでナノカーのエネルギー誘導装置を働かせて推力とし、金でできたレーストラック上を走行する。金の走路は、超低温の5K(摂氏マイナス268度)、超低気圧の10-10hPaに維持される。
レースのルールは次の通り:
・コース構成:20nm + コーナー + 50nm + コーナー + 20nm、全長100nm(コーナーは40度または45度)
・競技時間:最大38時間
http://www.kagaku-kentei.jp/news_detail/data/390
どうでもいい、じじぃの日記。
4月20日NHK くらし☆解説 「"世界最小"のレースに挑め!」を観た。
4月28〜29日、世界最初の自動車レースがフランスで「ナノカー」と呼ばれる車の大会が開かれる。
レースは、「走査型トンネル顕微鏡」という特殊な顕微鏡の中の真空中にセットされた、小さな金の板の表面で行われる。自然に存在するわずかな溝をコースに見立てて、この溝の中を100ナノメートル走って、タイムを競う。
日本のマシンは車輪ではなくて、両端の部分がバタバタ動いて言わばバタ足で進むような動きをする、というのが特徴だそうです。
ナノカーを観察するにはこの顕微鏡でごくわずかな電気を流してスキャンし、その電気をより強くすると、電気エネルギーがナノカーに与えられて動く仕組み。
100ナノメートルと言ってもナノカーにとっては長いコースで、制限時間は36時間だが完走できないものもあるだろうとのこと。
日本時間では28日の午後6時にスタートの予定。
レースの様子はインターネットで中継されるそうです。 ↓
https://www.youtube.com/channel/UCkQixqt0xegeVEmo9y9gMXQ