じじぃの「科学・芸術_142_本人よりも噂話を信じる・ウィンザー効果」

 ウィンザー効果

韓国でささやかれる4月27日空爆説!ネットに「もう死ぬんですか」の書き込みも 2017/4/12 J-CASTテレビウォッチ
●4月27日は新月で暗い夜空だから
韓国内の4・27空爆説は証券会社のチラシがもとになったともいわれ、コ・ヨンチョル元国防省分析官は「新月のタイミングでということだろう」と話す。韓国のネットには「もう死ぬんですか」「僕は高校3年です。勉強ばかりで死ぬなんて悔しい」といった声があふれる。
コリア・レポートの辺真一編集長は「先制攻撃は奇襲ですから、あらかじめ日が分かっていることはあり得ない」と否定する。そのとおりで終わればいいが、笑って切り捨てるには情勢が緊張しすぎていることも間違いない。
http://www.j-cast.com/tv/2017/04/12295394.html
『すぐ役に立つ法則のすべて 頭がいい人は知っている!使っている!』 博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2016年発行
「口コミ」の威力は、やはり侮(あなど)れない より
同僚から「部長がお前のこと褒めてたぞ」といわれたら、なんとなく照れながらも、うれしさが込み上げてくるのではないだろうか。
レストランの広告にどれだけ良いことが書かれていても「本当か?」という思いがどこかにあるが、知り合いから「あのレストランの料理はおいしかった」と聞けば、素直にそれを信じる気になる。
このように、本人よりも第三者から聞いた情報の方が信用できると感じてしまう心理を「ウィンザー効果」という。アーリーン・ロマノネスが自らの体験をもとにしたノンフィクション『伯爵夫人のスパイ』(講談社刊)に登場するウィンザー侯爵夫人の言葉「第三者の褒め言葉は、どんなときでも一番きき目があるのよ。誰かに感心してもらいたいときはこの方法を使うといいわ」がもとになっている。
本人や当事者からの情報は、何かと裏があるのではないかと無意識に感じてしまうが、第三者からの情報になると真実だと思ってしまうのだ。
この心理効果を最大限に利用しているのが口コミだ。インターネットでレストランやホテル、書籍など、あらゆるものの口コミ情報が大きな効果を上げているのも、第三者からの情報の方が信用度が高い気がするからだ。