じじぃの「人の生きざま_732_古森・義久(ジャーナリスト)」

古森義久 トランプは人事政策によって何を狙っている? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=AJ93OPAbV2k

古森義久 アンサイクロペディア より
古森 義久(こもり よしひさ、1941年 - )は、ワシントン在住のブロガー兼柔道家
嫌いな物は、泥棒ばかりしている黒人、強盗ばかりの中国人、デマばかり流す朝日新聞、同じくデマの毎日新聞、ウソばっかり書いてあるWikipedia汚職政治家マイク・ホンダ議員。言うことを聞かない広島市
産経新聞など正しい政策や歴史観を書いている同人誌に「まとも派の主張」を寄稿する活動を続けている。
ブログには"「国際的にみれば、中道、普通、穏健な産経新聞」の報道姿勢に沿って、日夜アメリカの首都からの均衡のとれた情報発信に努めています。”と控えめに書いているが、彼は真の国士である。良識派であるとネット利用者から賞賛されている。
なお、黒人嫌いは寝技で負けたことを恨みに思っていると言われているが、誹謗中傷の類であり、彼は柔道で外国人に負けたことは無い。

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プライムニュース 「中国出身3識者が斬る 内政経済 異常事態 習主席辞任要求の波紋」 2016年4月8日 BSフジ
【キャスター】松村未央、反町理 【ゲスト】古森義久産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、葉千栄東海大学教授)、石平(拓殖大学客員教授)、韓暁清(人民日報日本語版代表)
G7サミット議長国の日本。来月の伊勢志摩サミットを控え、10日から広島で外相会合を開くなど、いよいよその真価が問われる季節となった。
外交上“勝負”の時期を迎える安倍政権にとって、悩みの種はアメリカと中国のスタンスだ。「大統領選」「軍事強硬路線」という御し難い不確定要素を抱える大国を、どうコミットさせ、前向きな行動に導くべきか。
●「異常事態」習主席“辞任要求”の波紋
反町理、「習近平政権は盤石なのか、揺らいでいるのか。日本にとっては揺らいだほうがいいのか」
古森義久、「中国が今、言われているほど揺らいでいるとは思えない。中国の政権構造について語る時、民主主義の場では世論、マスコミ、多数決、言論の自由が前提。中国は共産党独裁で野党もマスコミもない。世論もあってないようなもの。中国共産党の効率の素晴らしさ、エリートが集まっている。実績主義、そう簡単には揺らがない。日本にとって長期的には揺らいだほうが良い。もし崩壊したら難民が対馬佐渡に来る」
石平、「習近平政権が続くほうが日本に都合がいい。中国は周辺の国々を敵に回すので南シナ海という泥沼にはまる。日本にとっての悪夢は習近平が米国大統領と仲良くすること」
●「異常事態」米国次期大統領候補の中国観
オバマ大統領の任期が来年1月まで。米国大統領選候補者の中国観とは。
古森義久、「中国が厳しい言葉で厳しい言葉で反論したのはトランプと思うかもしれないがクルーズだ。人権弾圧、通貨レートの人為的操作。ワシントンに新しく出来た中国大使館前の通りをノーベル平和賞受賞者・劉暁波通りにしようと上院に出した。そうしたら、オバマは反対と言ったが、中国は面白く無い。トランプは情緒的で政策はない。サンダースは社会主義者と言っているがリベラルの1番左の方の人だから、ブルーカラーの人たちは中国に対し特に経済面で厳しい。ヒラリーもオバマに比べれば中国に厳しいことを言っている。南シナ海航行の自由については国務長官の時から強いことを言っている。日本についてトランプが同盟関係が平等ではないと言うが本当の反日はいない。4人とも中国に対しては厳しい」
提言 「今後の中国に日本はどう向き合うか」
韓暁清 「民間交流強化 経済交流促進」
 日本は国力が強くなければ誰にも頼ってはいけない。中国の敵に回っちゃいけない。中国と経済交流の道に進むべき。
石平 「敬遠中国のすすめ」
 日本は歴史から見ても中国大陸に深入りし過ぎるとろくなことがない。是々非々で付き合っていたほうが日本のため。大陸周辺のアジア諸国とうまくやったほうが日本の長期的な正しい外交戦略になる。
葉千栄 「是々非々」
 日中とも国際情勢の中で双方の指導者は今までより世界の声に耳を傾けるべき。世界の価値観を考えると、双方とも損をしている。
古森義久 「中国の行動にコストを」
 中国の最近の行動は国際規範を無視している場合が多い。それに対して米国も日本も支払わなければならない犠牲やコストがある。たとえば、中国当局はノーベル委員会が平和賞を反体制分子にあげたことに対してノルウェーのサケを買うのをやめてしまう。台湾との関係を日本が重視する。中国の嫌がることをすると日本の利益になるというところがある。そういう精神を日本外交に取り入れたほうが良い。

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『「日中友好」のまぼろし 古森義久/著 小学館 2002年発行
はじめに (一部抜粋しています)
日中関係は「友好ごっこ」である。
北京郊外の盧溝橋の近くに立って、つくづくとそんなことを感じた。2001年10月下旬の朝だった。
盧溝橋はいうまでもなく日中両国の全面戦争の端緒となった衝突の歴史的舞台である。
欄干に美しい獅子像が並ぶ石橋の盧溝橋と、その手前にある「抗日戦争記念館」とは、いずれも日本側でも広く知られている。
2001年10月8日には小泉純一郎首相もその両方を訪れたばかりだった。
ところが同じ盧溝橋はのたもとにある「抗日戦争記念彫刻塑像公園」はあまりにほんでは知られていない。
広大なこの公園には合計38基のブロンズ像が並ぶ。
像のすべてが日本の「侵略」と「残虐」とをモチーフとし、1基ごとに「南京大虐殺」「労働者の虐殺」などと命名され、中国人男女が日本軍にむごたらしく殺される図を刻んでいる。
日本の侵略と残虐と、それに対する中国側の憎悪と憤怒を永久保存しようとする意図を明白にした展示である。
この公園は日本の歴代首相が謝罪に謝罪を重ねて、すでに何年も経った2000年8月15日に開かれた。
日本側が中国に向って、いくら友好を唱え、謝罪を表明してみたところで、中国側は日本との戦争の過去を平和の現在や未来へと包み込み、真の友好を実現しようというような姿勢はツユほどもみせない。
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私は日中関係の将来への暗い思いに襲われたものだった。
ところがまた同じ公園を10ヵ月ぶりに再訪すると、新しい光景が目に入った。
38のブロンズ像はみな正面に中国語の説明を記した金属板を付けていたのが、こんどはみな背後にも英語と日本語の説明を刻んだ金属板を掲げているのだ。新しい金属板は金色にきらきらと輝いていた。
その英語の説明文に目をやって、思わず体が固くなった。
「Jap」「Japs」「Jap」「Japs」――。
日本人に対する侮蔑の英語の呼称「ジャップ」がこれでもか、これでもか、と刻まれていたのである。
「日本軍は南京を侵略して占領し、空前絶後の大虐殺を働き、30数万のわが同胞を殺した」
中国語でのこんな記述も英語では「日本軍」という部分は「Japs」となるのである。
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日本の対中関係、あるいは対中外交は、少なくともこれまで、このように友好ではないのに、友好であるかのようなふりをすることが主体だった。
だから「友好ごっこ」なのである。
現実には存在しない友好をあたかも存在するかのごとくに装うのだから、そんな「日中友好」はまぼろし、としかいいようがない。