じじぃの「鳥のウイルスが人から人に感染する日・ウイルスは生命体か?生命科学入門」

H5N1 Pandemic Flu (aka Avian Influenza, Bird Flu) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=utQExEhel9k

NHKスペシャル MEGA CRISIS 「巨大危機3 ウイルス 大感染時代」 2017年1月14日
【キャスター】有働由美子 【ゲスト】押谷仁(東北大学教授)
この冬、日本でH5型鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された。最も恐れられているのは、鳥のウイルスが変異して、ヒトからヒトへの強い感染力をもつ新型インフルエンザウイルスが出現すること。国の想定では感染爆発が起きた場合、国内で最悪64万人が死亡する。
数年前の鳥インフルエンザウイルスは42℃で増殖していたが、現在では36℃の人の体温で増殖するタイプに変化しており、人に感染するのは時間の問題と言われている。
その鳥インフルエンザウイルスが突然変異の結果人に感染しやすくなり、人から人に感染が拡大するのが感染爆発(パンデミック)である。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586836/index.html
『ゲノムが語る生命像 現代人のための最新・生命科学入門』 本庶佑/著 ブルーバックス 2013年発行
ウイルスは生命体か より
細胞は、真核生物と呼ばれる酵母から動植物にあてはまることである。多様な生物界には、明確な核構造を持たないバクテリアなどの原核生物も存在する。さて、それでは細胞に感染し増殖するウイルスは生命体と言えるであろうか。ウイルスの種類は非常に多いが、一般にその構造はきわめて簡単である。ウイルス粒子はDNAと数種類のタンパク質、およびこれらを包み込む外套膜(がいとうまく)からできており、細胞内小器官を持たない。
ウイルスは独立に生活することはできず、必ず好みの宿主に感染し、その細胞のエネルギーや代謝能力を利用して増殖する。多くの場合、ウイルスに感染した宿主細胞は破壊される。
生物の3つの特性(自己複製、自律性、適応性)のうち、ウイルスは、かろうじて自己複製能力を持つと言えるであろう。ウイルスの遺伝情報は、DNAの複製酵素と外套膜タンパク質の他に、複製制御に関わるタンパク質の構造と発現様式を決めているにすぎない。
見方によっては、もっとも原始的な生命体とも言えるし、逆に生命体にとって、もっとも大切な自己複製能力以外の不要な部分をなくした、もっとも効率のよい生命体という考えもある。むしろ自己複製に必要な最小限の仕組みを持った物体と言うこともできる。しかし、生物界と無生物界に大きくわけようとするならば、やはり生物に近く、両者の境にある不完全な生命体とみるのが妥当であろう。それはやはり、ウイルスがゲノムを持っているからである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
1月14日、NHKスペシャル MEGA CRISIS 「巨大危機3 ウイルス 大感染時代」を観た。
「ウイルスは独立に生活することはできず、必ず好みの宿主に感染し、その細胞のエネルギーや代謝能力を利用して増殖する」
鳥インフルエンザウイルスが人間に感染しないのは、体温が40℃前後でしか増殖しないからのだそうだ。ブタが感染するのは人間と鳥の体温の中間の体温だかららしい。
鳥インフルエンザウイルスが変異して、人間の体温36℃前後でも増殖するのが現れたら、感染爆発する可能性があるのだそうだ。
ところで、人間の体温はどこで作られているのか知っていましたか。
骨格筋が全体の58パーセント、肝臓が22パーセント、あとは呼吸筋などで作られているそうです。
寒い毎日、今日はあったかい湯豆腐でも食べますか。