じじぃの「人の生きざま_720_ユバル・ノア・ハラーリ(人歴史学者・サピエンス全史)」

Yuval Noah Harari: What explains the rise of humans? 動画 TED
https://www.ted.com/talks/yuval_noah_harari_what_explains_the_rise_of_humans
Yuval Noah Harari

Yuval Noah Harari From Wikipedia
Yuval Noah Harari (born 24 February 1976) is an Israeli historian, tenured professor at the Department of History of the Hebrew University of Jerusalem[1] and the author of the international bestseller Sapiens: A Brief History of Humankind.
His book Homo Deus: A Brief History of Tomorrow was published in Hebrew in 2015. An English translation was published in the United Kingdom in September 2016.

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サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ 2016 amazon
なぜ我々はこのような世界に生きているのか?
ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで、現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!
「歴史と現代世界の最大の問題に取り組んだ書」 ──ジャレド・ダイアモンド
第1部 認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
不面目な秘密/思考力の代償/調理をする動物/兄弟たちはどうなったか?
第2章 虚構が協力を可能にした
プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学

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人類の台頭はいかにして起こったか? TED.com
【プレゼンター】ユバル・ノア・ハラーリ
7万年前 我々人類の祖先は 取るに足りない程のちっぽけな動物でした 先史時代の人類について知っておくべき 最も重要なことは 人類は重要な存在でなかったということです 人類がおよぼす地球への影響は クラゲやホタルやキツツキと 大して変らなかったのです ところが 今日では 人間がこの地球をコントロールしています ここで疑問が湧きます いかに その先史時代から ここまでに至ったのか? アフリカ大陸の片隅で 自分たちが生きるのに精一杯な 取るに足らない存在の類人猿から 地球の支配者になったのか。
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つまりは 人間は 二重の現実にいるので 世界をコントロールしているんです 他の全ての動物は 客観的実在の世界だけに生きています 彼らの現実は 実在的に存在するもので構成されています 川や木やライオンや象のような 実在です 我々人間も 実在の世界に生きています 川や木もあれば ライオンも象もいます しかし 何世紀にもわたって この実在の世界に加えて フィクションの世界という もうひとつの層を形成していったのです 虚構の世界です 国家 神 お金 法人のようなものです そして 驚くべきことに 歴史の過程で この架空の現実が よりパワーをもつようになり 今日の世界では この架空の存在が もっとも力を有しています 今や 川や木やライオンや象が 生き残れるかどうかは まさに 架空の世界の決定や願いにかかっているのです アメリカ合衆国やグーグルや世界銀行のような 人間の想像の中だけにある存在にかかっているのです。
ジュッサーニ、「この本の中に 答えは書かれていますか?」
ハラーリ、「今のところ 最も妥当な答えは 彼らをハッピーにさせておくことです ドラッグとコンピューターゲームで… (笑) まぁ、これはあまり好ましい将来とは 思えませんね」
ジュッサーニ、「あなたは著書 とこの場において こう主張されていますね 著しい経済的不平等を示す傾向が 顕著になっているという議論において 我々は まだ そのプロセスの 初期段階にあると」
ハラーリ、「これは予言ではありませんが 我々の前に その可能性が示されてきています ひとつの可能性は 「役に立たない人々」 という新たな巨大な層の誕生です もうひとつは 今までとは違った 生物学的な階級にー 区分されていくということです 富裕層は 仮想の神へと成り上がり 貧困層は 役立たずの層に成り下がっていくのです」
ジュッサーニ、「1〜2年の内に もう1回 TEDで お話して頂きたいものです」
https://www.ted.com/talks/yuval_noah_harari_what_explains_the_rise_of_humans/transcript?language=ja
クローズアップ現代+ 「“幸福”を探して 人類250万年の旅 〜リーダーたちも注目!世界的ベストセラー〜」 2017年1月4日 NHK
【キャスター】鎌倉千秋 【インタビュアー】池上彰
ビル・ゲイツ氏、FaceBookザッカーバーグ氏、日本でもジャーナリストの池上彰氏らが注目する、その本の名は『サピエンス全史』。
人類250万年の歴史を斬新な視点で切り取り、世界48か国で200万部以上のベストセラーとなっている。
この本の特徴は、人類250万年の歴史を全く新しい切り口で解釈している点です。
7万年前に起きた「認知革命」、1万2000年前の「農業革命」など、人が発展を遂げたターニングポイントを4つの時代(認知革命、農業革命、人類の統一、科学革命)に分けているんですが、作者が全ての時代において重要だと考えているのが、私たち人間が「フィクションを信じる力」なんです。
いったい人類発展とどんな関係があるのでしょうか?
本の最後にはこのようなことが書かれています。
「唯一私たちに試みられるのは、科学が進もうとしている方向に影響を与えることだ。私たちが自分の欲望を操作できるようになる日は近いかもしれないので、ひょっとすると、私たちが直面している真の疑問は、『私たちは何になりたいのか?』ではなく、『私たちは何を望みたいのか?』かもしれない。この疑問に思わず頭を抱えない人は、おそらくまだ、それについて十分考えていないのだろう」
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3912/index.html