じじぃの「薬物検査キット・免疫測定法!危険ドラッグの基礎知識」

免疫測定法 (kusuri-jouhou.com HPより)

お茶から覚せい剤の陽性反応って出るの?ASKA被疑者の虚実か警察の捏造か? [ニュース] 2016.12.19 話題トキメキ
事件はASKA被疑者が11月25日の夜に任意で提出した尿を鑑定した結果、覚せい剤の陽性反応が出たことで28日に逮捕しました。
しかしASKA被疑者は容疑を否認し、「あらかじめ用意していたお茶を採尿コップに入れた」と話しており、既にその尿は破棄されており、証拠不十分という事で不起訴処分となり釈放されました。
http://wadaitokimeki.blog.so-net.ne.jp/2016-12-19-2
抗原抗体反応
抗原と抗体は共有結合以外の力で結合している。つまり、水素結合、クーロン力、ファンデルワースル力などの力で結合しているのである。
競合法は「標識した抗原」と「何もしていない抗原」がどの割合で抗体に結合するかを測定する。標識した抗原の量は分かっているので、何もしていない抗原の量を知ることができる。
http://kusuri-jouhou.com/immunity/kougen.html
『危険ドラッグの基礎知識』 舩田正彦/著 講談社 2016年発行
薬物の存在を知る――簡易検出方法の開発 (一部抜粋しています)
検出機器などの設備に頼らずに化学物質や生体成分を検出するために、免疫測定法(immunoassay)の技術が利用されている。免疫測定法は、抗原と抗体の特異的反応を利用する高感度測定法である。本手法を利用したキットは、検体の前処理が簡便であること。一度に多数の検体を測定できる利点をもっていることなどから、乱用薬物やホルモンなどの生体内物質の測定に広く用いられている。
実際に免疫測定を実地するためには、特異性の高い(モノクローナル抗体またはポリクローナル抗体)の作製が必要である。薬物の多くは低分子化合物であり、それ自身では抗原性をもたない。そこで、標的となる薬物に担体(免疫原生を示すタンパク質や合成ポリペプチドなど)を化学的に結合させたものを抗原性原料とする。この担体を動物に慢性投与して、標的となる薬物を特異的に認識する抗体を作製することができる。
一般に、免疫測定において薬物の検出を目的とする場合、競合法が用いられることが多い。競合法では、一定量の抗体に対して一定量の標識薬物と薬物を競合させる(抗体をめぐり、標識薬物と検出される薬物が競合しようと競う)。すなわち、薬物が存在さなければ、一定量の標識化合物が結合する。
一方、検体中に薬物が存在すると、薬物量の増加によって抗体と結合できる標識薬物(B:bound)量は減少し、遊離の標識薬物(F:free)量が増加する(画像参照)。B量またはF量のいずれかの測定によって得られた検量線から、検体中の薬物量を求めることができる。

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どうでもいい、じじいの日記。
免疫とは、体内に病原菌や毒素などが侵入しても、それに抵抗して打ちかつ能力。また、異物と反応する抗体を作って発病をおさえる抵抗力を持つことをいう。
ヘロインなど危険ドラッグを使っているかを調べる検査キットがある。
競合的免疫検定法・・・未知の試料中の抗原(血中のホルモン)が抗体と結合する時に、標識された抗原と競合する。 抗体と結合する標識抗原の量が測定される。
体内に薬物が存在すると、抗体と結合した標準薬物が検出される。
競合的免疫検定法の他に、放射性同位元素を利用して測定する検査キットもある。
あの有名歌手、元大物の野球選手も、こんな薬物検査を受けたのだろうか。