じじぃの「科学・芸術_69_衛星破壊実験(中国のデブリ)」

Red China tests World's First Scavenger Satellite 遨戎一号 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=Qdwq9zsANMg
space debris

今度は中国のごみが宇宙を汚す 2013年10月18日 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
アメリカやロシアの科学者は、既に70年代から軌道上デブリの急増に危機感を抱いていた。デブリ同士が衝突する危険性を研究したのが、NASAのドナルド・ケスラーだった。
中国の台頭によって宇宙の安全がさらに損なわれる恐れがある。欧州宇宙機関ESA)は、デブリを発生させた国別に分類している。今までデブリを最も多くまき散らしたのはロシアとアメリカだが、今世紀に入って中国のデブリが急増している。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/10/post-3079.php
中国軍を駆逐せよ!ゴースト・フリート出撃す P.W.シンガー、オーガスト・コール 2016/1/21 amazon
設定が現代ではなく、近未来。
2026年には、中国の体制が代わり、インドネシアは内乱状態、クリーンランドはデンマークから独立しているという設定です。そんななか、中国が米国の衛星とハワイを攻撃し、それをアメリカが挽回していくという物語です。
VIZグラスとか3ホログラムといった近未来のスマートデバイスが出てきます。機能が飲み込めないまま、その機能が効果をあげるという訳の分からないストーリーを読み進めました。

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『封印された科学実験』 科学の謎検証委員会/編 彩図社 2016年発行
小さなデブリが宇宙船を破壊する 衛星破壊実験 (一部抜粋しています)
1957年10月4日、ソ連は世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功した。軌道に乗った直径58センチの球体は、約1時間35分かけて地球を周回。それは、人類の宇宙進出の幕開けを告げる瞬間であった。
その後、米ソは競い合うように人工衛星を打ち上げ、宇宙開発事業に邁進する。結果、地球を取り巻く人工衛星は、現在では3500基を超え、気象予報や全地球測位システムGPS)に活用されるなど、人類にとってなくてはならない存在となっている。
だが、華々しい宇宙開発の発展の陰では、「スペース・デブリ」という負の遺産も生じていた。
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それが、2007年1月に中国が行った自国の人工衛星へのミサイル攻撃だ。標的となったのは、1999年に打ち上げられた気象衛星「風雲1号C」。高度約860キロメートルの地点でミサイルの直撃を受けた風雲1号Cは、アルミパネルや搭載機器もろとも一瞬で木端微塵となった。そのとき散らばった破片は、10センチメートル以上のものが約3400個、1センチメートル程度のものではおよそ20万個にも上がったという。しかも、それらデブリの一部は、国際宇宙ステーションISS)が利用している高度400キロメートルの軌道にも入ったことが確認されているのだ。
ISSでは、10センチメートル以上のデブリの衝突が予想される場合には、軌道変更などの衝突回避操作が行われるが、1999年から2014年までの間では、21回もの回避操作が実地されている。また、2011年6月にはISSに滞在中の日本人宇宙飛行士が、デブリの近接のため脱出用ロケットに退避する事態も起こっている。
中国の実験により、デブリの衝突リスクが格段に高まったことは間違いない。宇宙の玄関口で爆破テロを起こしたにも等しい暴挙と言える。
この実験の目的は、アメリカが運用しているミサイル防衛(MD)への対抗措置だといわれている。