じじぃの「重力の謎・人間の知能は限界に達しているのか?フューチャー・マインド」

[NHK] モーガン・フリーマン 時空を超えて「重力は幻想なのか?」 (2017.02.10) 動画 dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x5bhzwi
LIGO Detects Gravitational Waves 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=B4XzLDM3Py8
アルベルト・アインシュタイン

『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』 ミチオ・カク/著、 斉藤隆央/訳 NHK出版 2015年発行
脳の物理学 (一部抜粋しています)
進化研究や生物学の観点から見れば、進化はもはやより知能の高い人間を選択してはいない。少なくても、何千年も前ほど速くは選択していない。
物理法則からも、われわれが知能の自然な上限に到達していると言えそうなので、知能の強化は外部の手段に頼らなければなるまい。脳神経の研究をした物理学者たちは、トレードオフの関係があって、あまり賢くはなれなくなっていると結論づけている。脳をより大きくするとか、より密にするとか、より複雑にするといったことを考えるたびに、ネガティブなトレードオフに出くわすのだ。
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そこでこんな疑問が生じる。脳のサイズやニューロンの密度が増大すると、われわれの知能は高まるのだろうか?
おそらくノーだろう。「皮質の灰白質ニューロンは、現在、物理的限界にかなり近い状態の軸索によって機能しています」とケンブリッジ大学のサイモン・ラフリン博士はは語っている。物理法則を用いて脳の知能を高める手だてはいくつか考えられるが、それぞれに問題がある。
 ●脳を大きくする(結果的にニューロンの長さは伸びる)。この場合、問題は、脳がより多くのエネルギーを消費するようになることだ。すると、その過程でより多くの熱が生じ、われわれの生存をおびやかす。脳が多くのエネルギーを使うと熱くなり、それで体温が上がりすぎると組織がダメージを受けてしまうのだ(人体の化学反応と代謝のためには、温度がある厳密な範囲内になくてはならない)。また、ニューロンが長くなると、シグナルが脳内を伝わるのに時間がかかるようになって、思考の速度が低下する。
 ●ニューロンを細くして、同じスペースに詰め込めるニューロンの数を増やす。だがニューロンがどんどん細くなると、軸索のなかで起こるべき複雑な化学反応や電気的反応がうまくいかなくなり、ついにはニューロンが活性化の不良を起こしやすくなる。ダグラス・フォックスは、科学誌『サイエンティフィック・アメリカン』の記事でこのように述べている。「それをあらゆる限界の根源と呼んでいいだろう。ニューロンが電気パルスを発生させる際に用いるタンパク質をイオンチャンネルというが、これが本来的に不安定なのである」
 ●ニューロンを太くして、シグナルの伝達速度を増す。だがこれも、エネルギー消費を増大させてより多くの熱を発生させる。また、脳が大きくなるので、シグナルが目的地に届くまでに時間がかかるようになる。
 ●ニューロン間の結合を増やす。しかしこれも、エネルギー消費と発熱を増やし、脳が大きくなって、思考速度が低下する。
このように、脳をどうういじくっても、行き詰ってしまう。物理法則は、われわれ人間がこうして獲得できる知能が、限界に達していることを示しているようなのだ。頭蓋のサイズを急激に大きくしたり、ニューロンの性質そのものを変えたりしないかぎり、われわれの知能はすでにこれ以上高められないレベルになっているように見える。それでも知能を高めたければ、(薬物や遺伝子、また場合によってはTMSのような装置で)脳の効率をアップさせるしかないだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ミチオ・カク著『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』という本に「脳の物理学」のことが書かれていた。
私が今まで生きてきたことで、一番驚いたのは「空間が歪んでいる」ことを知ったことだ。
もちろん、アインシュタインの言葉だが、それじゃあ、重力を生み出すものが何なのか、はまだ分かっていないらしい。「重力波」という言葉があっても、それを生み出すものが未知の素粒子なのか。重力は異次元空間にも働く力とも言われている。
「そこでこんな疑問が生じる。脳のサイズやニューロンの密度が増大すると、われわれの知能は高まるのだろうか?」
最新の科学で人間の脳を調べてみると、人間の知能は限界に達しているのだそうだ。
誰か知能の高い方、重力の謎を解き明かしてくれ〜。