じじぃの「すべての数値がそろってから行動するのでは遅すぎる!滅亡へのカウントダウン」

Global Warming, What You Need To Know, with Tom Brokaw 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=ptNL780RWLI
全面溶解したグリーンランドの氷

投票日は7月10日:投票先に迷っている人へ 「参院選2016」が分かるポイントまとめ 2016年7月2日 ITmedia PC USER
いよいよ投票日が来週末に迫った「第24回参議院議員通常選挙」(参院選2016)。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の国政選挙ということもあり、注目度は高い。
各政党や候補者を選ぶためのポイントから、期日前投票の仕方まで、役立つサイトや情報をまとめた。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1607/02/news014.html
『滅亡へのカウントダウン(下)ー人口大爆発とわれわれの未来』 アラン ワイズマン/著、鬼澤忍/訳  早川書房 2013年発行
エピローグ (一部抜粋しています)
人為的に温めた場合でさえ、生物多様性が最大の区画では生長が著しく盛んだった。だが、残念なことに、われわれの作物のほとんどが単一栽培だ。
CO2濃度を高める実験では、3つの円形の敷地のそれぞれが50区画に分けられ、さまざまな植物と施肥を組み合わせて種が撒かれていた。敷地の周囲にはポリ塩化ビニール製で穴の開いた棒が垂直に立てられ、二酸化炭素吹き出している。大学院生ピーター・ラグの説明によれば、それぞれの敷地の中央に設置したセンサーが常時、CO2の流出量を調整し、CO2濃度がつねに550ppmを保つようにしている。これは2050年の大気中の濃度の予測値だ。実験初期の数年前は、CO2を増やすと植物の生長が促進された。酸素を増やすと人間が元気になるのと同じだ――ただし、やりすぎると毒になる。同様に、ある時点で、窒素肥料を増やさないと植物の生産性が上がらなくなった。そうして窒素の需要は、今後も増加の悪循環を続けるだろう。窒素の過剰使用そのものが温室効果ガスの大きな発生源だからだ。
加熱実験と同じく、もっとも生長が著しかったのは最も生物多様性を高めた区画だった。次に窒素強化実験場へ向かって車を走らせていると、あたかも予定外の日食でも起きたかのように、突然、空が暗くなった。南から黒い積乱雲の一団が押し寄せて空をたちまち多い隠す。生い茂った雑木林を進んでいくと、カバノキが吹き倒されて進路をふさいだため、見学を打ち切らざるをえなかった。
引き返す途中で、竜巻警報のサイレンが聞こえた。突風に向かってハンドルを握りしめ、空に漏斗雲を探しながら、いまでは誰もが抱く疑問を自問した。極端な異常気象は、人間が環境に手を加えたせいで起きているのだろうか? それでも、トルネード(竜巻)街道北部のこの地方で育った私は、こうした天候には慣れっこだ。一方、ラジオでは、まだ夏も半ばなのに、熱波によって死亡した畜牛の損害額がミネソタ州ですでに100万ドルに達したと報じられていた。
激しい異常気象の増加が気候の位相変化の開始を意味するかどうかを知るには時期尚早だと、科学者たちは警告する。それでも、すべての数値がそろってから行動するのでは遅すぎる。それゆえ学者たちは、人類の将来がどうなるか予測するためのモデルに考えうるかぎりの変数を詰め込みつづける。そうしたモデルは厳密には推測の域を出ないため、その信憑性は、これまでどおりの経済活動を続けたほうが得をするさまざまな人たちから攻撃される。だが、従来の気候変動モデルの最大の欠点は、控えめすぎたことだ。北極に氷のない夏が訪れるのは最悪で2050年だと2008年に予測されたが、いまではずっと早まり、最悪なら早くも2016年だと予測されている。
劇的な変化がすでにわれわれの身に降りかかり、それに対応しなければ、事態は――おそらく致命的に――悪化するばかりだ。政財界はいつになれば、どんな証拠や証言があれば、それを認めるのだろう? 同じ年の後半、私は日本の著名なビジネス誌のインタビューを受け、福島の悲劇を受けて脱原発を求める声がヒステリックだとは思わないか、と質問された。
「ヒステリーとは言えないと思います」と私は答えた。「日本の原子力発電所はすべて地震地帯か海岸にあり、台風や津波にさらされるのですから」
「でも、生産性が落ちれば、国民はもっと苦しみます。それを考慮しないでヒステリックだと言えませんか?」とインタビュアーは反論した。それから30分のあいだ、彼はあれこれ言葉を変えては同じ質問を繰り返し、もっと満足できる答えを引き出そうとした。四度目の試みの最中に、われわれの座っていたコーヒーショップが揺れた。東京都心部を襲ったその地震のおかげで、私の返答は不要になった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『滅亡へのカウントダウン(下)ー人口大爆発とわれわれの未来』という本にこんなことが書かれていた。
「そうしたモデルは厳密には推測の域を出ないため、その信憑性は、これまでどおりの経済活動を続けたほうが得をするさまざまな人たちから攻撃される」
何か、アメリカの銃規制反対論者が言い出しそうな言葉です。
参議院議員選挙の投票日は7月10日(日)です。