じじぃの「麻薬の表と裏・ヘロインとモルヒネはどう違う?理系の話」

モルヒネの量と副作用

週刊現代2016年8月6日号
独占! 無念の死 最後は寝たきりに 巨泉さん家族の怒り「あの医者、あの薬に殺された」始まりはモルヒネの「誤投与」だった より
退院した5日の午後、我が家を訪ねてきた在宅介護の院長は、いきなりボクに「大橋さん。どこで死にたいですか?」と訊いてきた。以前にも書いたようにボクは既に死ぬ覚悟はできていたのだが、「エッ?俺もう死ぬの?」と呆然とした。次に「痛い所はありますか?」と訊くから「背中が痛い」と答えたら、直ぐにモルヒネ系の鎮痛剤のオプソやMSコンチンが薬局から大量に届いた。院長は毎日来るのだが特に何もしない。この頃からボクの記憶は曖昧になる。
http://wgen.kodansha.ne.jp/archives/34529/
覚せい剤とコカインとヘロインとモルヒネは何が違うんですか? 2006/12/3 Yahoo!知恵袋
回答
覚せい剤は、成分がアンフェタミンなどであり、気分を高揚させ、元気が出たような気分にさせます。
コカイン、ヘロイン、モルヒネはアヘンアルカロイドであり、けしの花の種類から取れる成分を加工したものです。作用は鎮痛作用と多幸感。
覚せい剤の一部とモルヒネは医薬品でもあります。コカイン・ヘロインは医療用には用いられていません。(少なくとも日本では)
どちらも普通の人には関係ない薬物なので感心を持たないほうがいいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1210164427
『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』 話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行
麻薬の裏 ヘロインとモルヒネはどう違う? より
麻薬のなかでもとくに恐ろしいのは、ヘロインである。依存性がすぐに生じるうえ、いったんヘロインに依存すると、そこから、脱するのは他の薬物以上に至難の業となる。ヘロイン依存者がヘロインを絶とうとすると、骨がバラバラになってしまいそうなほどの激痛に襲われる。その苦痛に耐えかねて、自殺する人さえいるくらいだ。
ヘロインはアヘンを原料とし、そのアヘンは、ケシの実から採取する。熟する前のケシの実に傷をつけ、乳液を採取、それを乾燥させたものがアヘンだ。そのアヘンを精製すればモルヒネとなり、モルヒネをアセチル化するとヘロインになる。
アヘンを精製してつくるモルヒネは麻薬に一種だが、薬でもある。モルヒネには鎮痛作用があるので、患者の痛みをおさえるのに役立ち、とりわけ末期ガンの痛みに対して有効だ。
モルヒネを常時投与していると、モルヒネ依存症となるのではないかという指摘もあるが、医師が量をコントロールしているかぎり、その心配はない。
そのモルヒネをアセチル化したヘロインは、19世紀にドイツの製薬会社によって開発された。当初は、せきをしずめる薬としてつくられたのだが、鎮痛作用はモルヒネよりも低かった。その一方、中毒性の強さはモルヒネの3倍もあり、恐ろしい麻薬となってしまったのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
古本屋に寄ってみたら、『看護師・看護学生のためのなぜ?どうして? 3』という本があった。
看護師の国家試験用に書かれた本で、マンガがたくさん入った会話形式の参考書だ。
肺がん、がんとは? 胃がん胃がん術後のケア、がん性疼痛・・・。
買ってきて、パラパラ読んだ。
オピオイドの薬理作用と受容体
グラフa(画像参照)は、モルヒネの50%鎮痛量(ED50=最大活性の50%を引き起こす濃度)に対する各作用の比率の表です。
便秘→吐気・嘔吐→鎮痛→行動抑制→カタトニー→呼吸抑制→死亡
モルヒネを使い始めたときは便秘から始まる。モルヒネを大量に使うと呼吸ができなくなる。
まあ、こうやって、死への心がけをしているじじぃなのです。