じじぃの「未解決ファイル_273_磁場逆転地層」

千葉 市原の地層で「千葉時代」採用されるか注目 NHKニュース 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=TJMFHF4jfB4
磁場逆転地層 (kominato.co.jp HPより)

千葉時代」となるか 約77万年前の地層 最終調査 2016/03/28 NHKニュース
千葉県市原市にあるおよそ77万年前の地層が、地球の歴史の一時期を代表する地層として注目され、国際標準地に選ばれれば、地球の歴史の一時代にラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と名付けられる可能性が出ています。
千葉県市原市田淵のおよそ77万年前の地層には地球の磁場が今とは逆の地層が含まれる-などの特徴があり、地質学上「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境目に当たるとさ-れています。
世界でも、イタリアと市原市の2ヵ所だけとの事。国立科学博物館に常設展示されるため、本日地層の切り取り作業が行われました。

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千葉県環境研究センターニュース 発行日 平成23年2月1日
養老川沿いの市原市田淵で見られる地球磁場逆転期の地層
https://www.pref.chiba.lg.jp/wit/documents/news18.pdf
『太陽と地球のふしぎな関係―絶対君主と無力なしもべ』 上出洋介/著 ブルーバックス 2011年発行
恐竜の絶滅にも関与? (一部抜粋しています)
フレアやコロナ質量大放出などの太陽面爆発によってつくられ、地球方向へ飛んできる高エネルギー粒子がつくる窒素酸化物は、主として極地で見られる。それは、電気を帯びた粒子には磁力線に沿って運動する性質があり、地球磁場が惑星間空間に向かって”開いている”高緯度のほうから入ってくるからであると説明される。もちろん、オゾンが破壊されている原因の大部分は、フロンなど人間活動がつくった化学物質であるが、宇宙線による、いわゆる「自然」によるオゾン層破壊もあることは、地球環境問題ではあまり注目されておらず、研究もほとんど進んでいないだけにちょっと恐ろしい存在だ。
それならば、磁極の逆転時のように、地球の磁場が極端に弱いときはどうなるのか。磁場の南北がどのように逆転するかにもよるが、容易に想像できるのは、「その瞬間」は地場が零であるというシナリオもあり得るということ。宇宙線がどんどん入ってきて世界中のオゾンを大幅に減少させ、もはや極を中心とすろオゾン「ホール」ではなくなってしまう。
地磁気の逆転は地球誕生以来何度も起きている。しかし、今から1億1500万年まら8500万年の間は逆転の記録がない。この逆転なしの時代は中生代白亜紀にあたり、恐竜が栄えた時代なのである。一定した温和な気候が続き、恐竜は1億年もの長きにわたって栄えた。これは単なる偶然の一致なのだろうか。
これほど栄えた恐竜が突然地球上から消えた。その絶滅に関して有力な説明は、巨大隕石衝突後のチリによって太陽光線が遮られ、地球全体が低温になり、食料が不足したという考えである。しかし、地球磁場が極端に弱くなり、高エネルギーの太陽宇宙線が直接やってきて、オゾンが減少した結果、恐竜絶滅という設も、無視できないシナリオであると思う。
しかも、恐竜だけではなく、なんと地球全生命の約40%が死滅したという研究結果も出てぐらいである。静岡大学の新妻信明教授が、房総半島の古い地層に残されている磁場の記録と有孔虫の化石を丹念に調べ、地磁気逆転のときに有孔虫が激減していたことを明らかにしたのである。加えて、海面に近いところに生息する有孔虫ほど打撃が大きかったことを示した。
つまり、紫外線の強度が生命の存続に決定的であったということである。海中の生命だけでなく、もちろん地上の生命ほど直接に紫外線の影響を受けることは明らかだ。しかし、地上の生命は、化石として残り、後の世に地球の歴史を告げる証拠になるということはあまりない。
前に述べたように、地球の磁場がなぜ増えたり減ったりするかということは、地球がどうして磁場をもっているか判明していないので、よくわかっていない。わかっているのは、地球の内部に永久磁石が埋まっているわけではないということ、つまり地球は電磁石になっているということだ。電磁石なら、電流の向きを逆にすれば、できる磁場も逆を向くことになる。地球の中で、最初にある小さな磁場の中を導体(電気を伝えやすいもの)が働いて発電が起き、その電流が磁場をつくる。できたそのが起きる磁場の中で、導体が動くとまた電流が生まれるという具合、次々とフィード・パックが起きるという筋道である。これは自ダイナモ(発電)と呼ばれているメカニズムである。
高温の地球内部でどろどろに融けた鉄が動くという熱対流には各種のスケールがあり、条件をいろいろ変えて計算してみると、磁極の逆転がふらっとカオス的に起き得ることがわかる。つまり、こうした計算によると、磁極の逆転が起きるということは、自然現象として「当たり前」のことであり、地球磁場はもともと逆転するようにできているということになる。ということは、地球の磁力のふらつきと逆転によって、地上の生命が突然消滅してしまうことは、地球にとって正常なことなのかもしれない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
3月28日 NHKニュースは、千葉県市原市にある地層は約77万年前 「地球磁場逆転」が起きた場所であると報じた。
世界でも、イタリアと市原市の2ヵ所だけとのこと。
恐竜の絶滅は、地球磁場逆転によるものだという説があるらしい。
4/3、天気もいいことだし、千葉にある養老渓谷とパワースポット(地球磁場逆転地層)のハイキングに出かけた。
いすみ鉄道小湊鉄道を乗り継いでの旅だったのだが、電車時刻の兼ね合いなどで、市原市にあるパワースポットまで辿り着くことができなかった。
いつかまた、挑戦してみたい。