じじぃの「未解決ファイル_268_粒子線治療」

重粒子線」がん治療 小型化した新装置開発 NHKニュース 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=krIedbpTRmE
陽子線治療の施設

ブラッグ・ピーク曲線

陽子線治療について 北海道大学病院陽子線治療センター
http://www.huhp.hokudai.ac.jp/proton/about/
UASオンコロジーセンターでがん治療を受けたことのある方へ質問です。 2013/6/1 Yahoo!知恵袋
回答
「切らないで、ピンポイントの放射線治療」で有名な鹿児島に有る、UASオンコロジーセンターですね。
基本的に特に「乳がんの治療は自分で選ぶ時代」だと考えていますが、ここはまだ論外だと思いますよ。奥様の場合提示された条件だけで考えると、初期・温存術・(her2+と有りますので)効果の高いハーセプチンも使用できます。後は抗がん剤適応(保険適応は抗がん剤と併用が条件ですがそれを外して自費でハーセプチンのみを選択できる)か放射線治療適応かでしょう。
樹希希林さんがこちらで治療した事はご存知ですよね?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10108152740
粒子線治療を受けられる病院(施設)
国内における粒子線治療施設は以下のリストのようになります。装置や稼動施設にかかる費用が、重粒子線で約120億円、陽子線が約80億円とずば抜けて高く、また装置が大掛かりなものため、重粒子線が3箇所、陽子線が6箇所となっています(兵庫県は1つの施設に2つ設置)。
http://www.anticancer-drug.net/ion_beams/facilities.htm
陽子線がん治療、年に3000件近く実施−保険適用を検討へ、重粒子線治療 メディ・ウォッチ
先進医療Aでは、13年7月時点で対象だった65種類の技術のうち8つが、16年度の報酬改定で保険適用になりました。また、この1年間には4種類が新たに先進医療の対象になりましたが、一方で、実施件数が少ないことなどから5つの技術は対象から外されました。
http://www.medwatch.jp/?p=1774
移動性臓器対応 小型陽子線治療システムの開発
粒子線を用いたがん治療は、がん腫瘍へ的確に線量を集中させ、周辺臓器への影響を低減できる治療方法として期待が大きく、国内外での普及が進んでいる。
特に、スキャニング照射を用いた粒子線治療は今後の主流となることが考えられ、その照射を世界に先駆けて実用化した日立は、スキャニング照射に特化した小型粒子線治療システムの開発を進めてきた。
2009年には、北海道大学と共同で開始した国家プロジェクトの最先端研究開発支援プログラム「持続的発展を見据えた『分子追跡放射線治療装置』の開発」において、北海道大学開発の動体追跡放射線治療技術と融合した移動性臓器対応スキャニング照射技術を共同で開発し、実用化した。これらの開発した技術により、粒子線治療のさらなる普及に貢献していく。
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/2015/06_07/2015_06_07_11.pdf
『ぜんぶわかる最先端医療』 菊地眞/監修 成美堂出版 2013年発行
陽子線治療/重粒子線治療 (一部抜粋しています)
放射線治療では、がん細胞を殺して正常な細胞は生かすよう、放射線の量や照射回数も分割、照射の範囲を調整します。
X線ガンマ線などは対外から照射すると、体表近くの線量が最大で、深部なるとともにしだいに減少していきます。
このため、深いところにあるがんに十分なダメージを与える線量にすると、がん病巣より浅いところにある正常な細胞が、がん病巣より大きなダメージを受けてしまいます。
いっぽう、粒子線はエネルギー量によって体内に入る深さが定まり、その定まった深さの終端でエネルギーを急激に放出して止まります。この現象をブラッグ・ピークと呼びます。
このため、加速器を用いて粒子のエネルギーを調節し、がんの病巣部位で粒子が止まるようにすれば、体表面からがん病巣の間にある正常な細胞にあまり影響を与えず、がん病巣だけをたたくことができます。
粒子線治療では、水平方向、垂直方向のどちらからでも、また同時に2方向から照射できます。
X線ガンマ線ががん病巣に照射すると、体表近くは線量が大きく、からだのなかを進むにつれて小さくなっていきますが、それでもがん病巣を通り、さらに進んで、からだを通過していきます。
それに対し、粒子線は加速器で与えられたエネルギーによって体内に侵入する深さで決まります。がん病巣にねらいを定めれば、粒子線はがん病巣の先には進まず、それより深いところには影響を及ぼしません。

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どうでもいい、じじぃの日記。
がんになったら、一番に思い浮かぶのはがんの部分を切るという方法だろうか。
『ぜんぶわかる最先端医療』という本に「陽子線治療/重粒子線治療」が載っていた。
「粒子線はエネルギー量によって体内に入る深さが定まり、その定まった深さの終端でエネルギーを急激に放出して止まります。この現象をブラッグ・ピークと呼びます」
陽子線治療、重粒子線治療は先進医療だが保険適用ではない。陽子線の技術料は自己負担で約300万円かかると言われている。
陽子線治療を受けた有名人では作家・作詞家のなかにし礼さんがいる。
この装置も小型化に成功し、一部のがんで保険適用になったとのこと。
体を傷つけずに、がん治療ができる時代にきているようだ。