じじぃの「人の死にざま_1626_レイモンド・キャッテル(心理学者)」

Raymond Cattell

知能の年齢変化

流動性知能を鍛えると不登校予防に効果的? トレンド速報
知能には流動性知能と結晶性知能の2種類があるとイギリスの心理学者、レイモンド・キャッテルによって唱えられました。
これを日頃から鍛えることで、加齢と共に低下していくと思われがちな脳年齢が実年齢よりも若くなると言われています。
http://mio816.xsrv.jp/chinou-2078
レイモンド・キャッテル ウィキペディアWikipedia) より
レイモンド・キャッテル(Raymond Cattell, 1905年3月20日 - 1998年2月2日)は、心理学者。イギリス生まれ。
キャッテルは、1929年にロンドン大学で心理学の博士号を取得して、エクセター大学で教鞭を執った。1937年に米国に渡り、クラーク大学とハーバード大学で教鞭を執った。1945年にはイリノイ大学の教授に就任、1978年からハワイ大学の教授を務めた。
知能を結晶性知能と流動性知能に分けた。また、文化や言語の違いによる影響を減らした文化自由知能テストを考えたほか、因子分析法を用いて人格の研究も行った。
キャッテルの主な発見は、因子分析法の使用による結晶性知能と流動性知能の発見である。

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『図解 老化のことを正しく知る本―健康に生きるための基礎知識』 安藤進/編著 中経出版 2000年発行
老化で落ちる能力、落ちない能力 より
脳の老化で神経が少し粗になり、シナプスの働きも悪くなるというのは、いわばミクロでみたときの説明です。
それでは脳として発揮される総合能力の加齢変化はどうでしょうか。記憶、知的能力、精神活動などは高次脳機能によるもので、人格の形成まで行われています。年とともに物忘れが多くなることから、記憶や知能は低下する一方なのでしょうか。
青年の頭は冴え、老人の頭は鈍いという認識は、あたりまえのように思われているかもしれません。ですが、それは脳の能力の一面しかみていないための間違いであることがわかってきました。
若者が得意とする素早い情報能力は年をとれば衰えます。しかし、年寄りは社会的知能、文化的知識など、言語による知能は優れています。
前者は流動性知能、後者は結晶性知能と呼ばれ、図(画像参照)に示すような年齢変化に大きな違いがあるとされています。新しいことを憶える記銘力は落ちるけれども、言葉で思考する能力は結晶が成長するかのように美しく輝き続けるということです。