じじぃの「素数目盛のものさし・不便を楽しむ・不便益とは!プライムニュース」

不便益とは 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GHXhsEtD1Jg
素数ものさし

気付けばしあわせ、不便の益!あなたの生活を豊かにする! 不便益システム研究所
不・便益ではありません。不便の益 (benefit of inconvienience) です。
不便で良かったこと、ありませんか?
ふと考えてみると、手間いらずで効率的に要求が満たせる「便利な道具」よりも、むしろ不便な道具を使うほうがうれしいことがあります。
http://fuben-eki.jp/
プライムニュース 「ロボットに新たな使命 終着点は“不完全”? 人間との共存哲学とは」 2015年12月3日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】岡田美智男(豊橋技術科学大学情報・知能工学系教授)、川上浩司(京都大学デザイン学ユニット特定教授)、黒崎政男東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻教授)
人工知能・AIが複雑な判断を瞬時に行い、ロボットが人間に代わって高度な作業をこなす現代社会。インターネット上を飛び交う情報が、様々なモノと繋がる「IoT技術」の開発にも拍車が掛かる。生活の利便性が加速度的に高まる中、人間の“居場所”はどう担保されるべきか。
効率一辺倒からあえて距離を置く研究などをヒントに、ヒトと科学技術が共存する社会像を多角的に考察する。
●「効率」は全てに勝るか?デジタル時代の「不便益」
私たちの身のまわりには不便な方がいいものもあるという発想から、不便益という考えを提唱しており、いろいろな研究を進めている。
秋元、「川上さんは我々の身の周りに不便なものがあるという考え方から、不便益というものを提唱されています。不便益から得られるメリットという図表がこちらにあります。能力低下を防ぐ、上達できる、・・・、俺だけ感がある。具体的にはどういう研究なんですか」
川上、「不便なものを集めています。不便なものを分類してみて、不便から得られる影響をまとめてみたものです」
反町、「やたらと便利なものより、多少手間がかかるものの方が手触り感とか幸せ感があるということですか」
川上、「まあ、上達できなくてもいいから便利でいいという人と、上達できてうれしいという人もいるわけです」
黒崎、「我々のテクノロジーの進歩は人間の拡張系で、自分が見る、聞くとかをコンピュータにやってもらう。便利になるということはどういうことかというと、ボタンを押せば写真を写すとか、自分でお米を炊くのをただボタンを押せば炊けているとか。でも、自分でやりたいという本質を失わせているのではないか」
提言 「人工知能時代にヒトはどう生きるべきか」
岡田 「弱さの情報開示を! 人もシステムも・・・」
 人に弱さを見せられない社会になり、少し強がっている。人工知能システムは完全ではないが強がってしまう。掃除ロボットのように弱さを開示すると人が手助けする余地が生まれる。正直に弱さを公表する。たとえば、防潮堤があるがゆえに避難行動が遅れるということがある。しかし、どこか矛盾していて破綻している。時々弱みを見せるともっと人の工夫が引き出せるのではないか。
川上 「不便を楽しみましょうよ」
 たぶん、便利な方が楽だろうが不便な方が楽しい。気持ちの持ち方です。本当に不便が良いというのは不謹慎かもしれない。不便にも良い不便と悪い不便がある。心の奥で楽しいと思ったら、それに気づいてもらえたらと思う。
黒崎 「能力のアウトソーシングを自分にとりもどす」
 テクノロジーは自分の脳力を外にやってもらう。人工知能は自分の知能や思いまで外に出してしまう。計算できなくても良い、漢字が書けなくても良い、知識を身につけなくてもウィキペディアを見れば良いということでアウトソーシングしてしまう。自分の生きていることすら空にしてしまう。そういうことから抵抗する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151203_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d151203_1
どうでもいい、じじぃの日記。
12/3、BSフジ プライムニュースで「ロボットに新たな使命 終着点は“不完全”? 人間との共存哲学とは」を観た。
素数ものさし」というのが出てきた。ものさしの目盛には素数の数字しかない。
川上浩司さん、「不便を楽しみましょうよ」
こんな不便なものさし。でも、ほしい。(京都大学の生協でしか売っていないらしい)