じじぃの「マンモスの復活は可能か・ネアンデルタール人と現生人類との違い・DNA体細胞クローン技術!犯罪捜査」

スバンテ・ペーボ: DNAがつなぐ私たちの内なるネアンデルタール人 動画 ted.com
遺伝学者スバンテ・ペーボ博士が、国際的な大規模研究の結果から、現代人の祖先がアフリカを旅立った後にネアンデルタール人と交配したという、遺伝的証拠を紹介します。私たちの多くはネアンデルタール人のDNAを持っているのです。また、博士は小指の小骨から新しいヒトの種を発見した経過も説明します。
http://www.ted.com/talks/svante_paeaebo_dna_clues_to_our_inner_neanderthal?language=ja
マンモスを復活 (近畿大学

ロシア共同マンモス復元プロジェクト
●マンモスを復活させる2つの方法
マンモスを復活させる方法としては2つの方法が検討されています。
一つ目は顕微授精技術を利用した方法です。この方法は、永久凍土中で冷凍されたマンモスの精子を、現代の雌ゾウの卵子に顕微授精して50%雑種のマンモスを誕生させます。これで雌が生まれれば、再びその卵子にマンモスの精子を顕微授精し、75%マンモスを作出します。これを繰り返すことにより100%マンモスに近い動物を誕生させる方法です。しかしこの方法では、例えうまくいったとしても数十年の歳月が必要で実用的ではありません。
もう一つの方法は、体細胞クローン技術を利用した方法です。この方法では、マンモスの凍結死体からDNAが状態よく保存された細胞を取り出し、体細胞クローン技術により胚を発生させ、雌ゾウの子宮に移植することによりマンモスを誕生させる方法です。この方法では、1世代でほぼ100%のマンモスが再生できるため、ロシア連邦近畿大学岐阜県の共同研究では、こちらの方法により、マンモスの復活を目指しています。
http://www.livestock.rd.pref.gifu.lg.jp/CLONE/mammoth/mammoth.html
ネアンデルタール人は私たちと交配した』スヴァンテ・ペーボ 野中香方子訳 文藝春秋BOOKS
7月放送 NHKスペシャル「生命大躍進」に著者登場!
絶滅し遺伝子が絶えた筈のネアンデルタール人。だが化石から復元したそのDNAは現生人類にも残っていた! 世紀の発見の内幕。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639020400000000000R
『犯罪捜査ハンドブック ミステリー・刑事ドラマのお供に』 法科学鑑定研究所/監修 宝島社 2014年発行
PCR法でDNAを増幅する (一部抜粋しています)
現在警察などで用いられているマルチプレックスSTR法では、DNAをただ抽出・精製しただけではあまりに微量過ぎて、鑑定が難しい。短い繰り返し単位であるSTRを増幅して調べやすくする必要がある。
DNAの増幅には、1983年に胚発されたPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)が用いられる。まず抽出したDNAを含む溶液に、増幅したい部分にハイブリダイズする試薬(プライマー)と、4種類の塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)とDNAポリメラーゼと呼ばれるDNA合成酵素を加えて約90度まで加熱する。加熱されたDNAは二重らせんの鎖がほどけて1本になる。そこで約60度まで冷却するとプライマーが増幅したい部分にアニーリングし、さらに約72度に温度を上げるとDNAポリメラーゼが働き、DNAを増幅し、DNAは二重らせんに戻る。
以上を数時間のうちに30回ほど繰り返すと、DNAの特定の部位だけが2億6843万5456倍に増幅されるのである(塩基配列の長さは変化せず、数だけがどんどん増える)。加熱と冷却の温度変換は、サーマルサイクラーという装置によって自動的に管理される。

                          • -

どうでもいい、じじぃの日記。
久しぶりに本屋に立ち寄ったら、『ネアンデルタール人は私たちと交配した』という本があった。
2015年7月、NHKスペシャル 『生命大躍進』第3集「ついに“知性”が生まれた」が放送された。
ネアンデルタール人は、現生人類にもっとも近いヒト族だったが数万年前に絶滅し、その遺伝子は絶えたと思われていた。
しかし、この著者であるスヴァンテ・ペーボ博士らが数十年に及ぶ苦闘の末に、化石骨からネアンデルタール人のDNAを復元した。そして、そのDNAが現生人類の中に2〜5%残っているという衝撃の事実を明らかにした。
NHKスペシャルの「ついに“知性”が生まれた」はこの本をベースに作られたものだった。
ネアンデルタール人の遺骨からDNAを採取する方法が、詳しく紹介されている。それは犯罪捜査でDNAを採取する方法とほとんど同じである。さらに、DNA増幅の新技術「次世代シーケンサー」が登場する。
著者が一般の人にもやさしく解説し、現生人類とネアンデルタール人のDNAの比較へと迫る。
次はマンモスの復活だあ。