じじぃの「最速の進化をしているのはチベット人?私たちは今でも進化しているのか」

Tibet Jan 25, 2012 Statement by Kalon Tripa Dr. Lobsang Sangay on recent Killings of Tibetans 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=iUmpJXs0Krg

チベットの人たち (ウーセル・ブログより)

焼身したチベット人の遺族は言う――「これでは、あと何人失うのか?」 2013年03月30日 チベットNOW@ルンタ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51785243.html
日本人の昔からの生活習慣にミルクが無いような気がしますが、昔からミルクって飲まなかったのでしょうかね。 2012/11/27 Yahoo!知恵袋
回答
そもそも日本人には乳を分解して吸収するラクターゼという乳糖分解酵素が少ないのです。
ラクターゼは年齢とともに働きが低下するため赤ん坊の時は普通に母乳が飲めますが、大人になると乳を分解吸収することができない人が多いのです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1497864659
『私たちは今でも進化しているのか?』 マーリーン・ズック/著、渡会圭子/訳 文藝春秋 2015年発行
私たちは今でも進化しているのか? (一部抜粋しています)
2009年はチャールズ・ダーウイン生誕200年で、彼の代名詞ともいえる著書『種の起源』も、発表から150年を迎えた。それを祝うために会議が開かれ、識者が集められ、本が何冊も出版された。きりのいい数字の記念に、人は何かもっともらしいコメントを言いたくなるものらしい。ダーウインの考えが今でも適用するか検討するさまは、”あの人は今”のような番組で、ロバート・デ・ニーロが今でも映画界の重鎮であるか否かを議論しているようだった。
議論のテーマの多くは、少なくとも有力メディアが扱ったものでは、人間にまつわるものがほとんどで、いちばんよくとりあげられた疑問は、人間は今でも進化しているかどうかだった(『進化のなぜを解明する』の著者で生物学者のジュリー・コインが、講演会で必ず訊かれる質問でもある)。
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2010年にニューヨークタイムズ紙に「ヒトの最速の進化」という見出しの、ニコラス・ウィイドの記事が掲載された。レースの勝者は誰からも愛される。そしてこのレースの勝者は、チベットの高地に住む先住民だった。標高3962メートルで生活する人々の間では、高山病(酸素不足に体が対抗する試みがうまくいかないことから起きる)の症状が発症しない、山地の住民以外の場合、体は酸素不足を補うために赤血球の生産を増やす。その赤血球がヘモグロビンを運ぶ。ヘモグロビンは酸素と結びついてそれを臓器や組織に運ぶ分子である。赤血球の増加で血液が濃くなると、頭痛や不眠から呼吸困難、脳腫脹まで多くの健康問題が生じ、長期的には生殖能力が低下したり、小さな赤ん坊が生まれやすくなったりする。
しかしチベット人はこれらの問題を乗り越えたらしいのだ。血中ヘモグロビンの増加は見られないが、安静時の呼吸が速くなった。それによる有害な影響は出ていない。それとは対照的に、中国で大多数を占める漢族がチベット人と同じ高度の土地に住むと、慢性的な高山病の症状を示す。そのような環境なら西洋人の大半も同じ症状に見舞われるだろう。チベット人にはなぜ症状が出ないのだろうか。そして、なぜ2つの集団で違いが生じるのだろうか。
人間はだいたい海面と同じくらいの高さの土地で進化していて、高地のような厳しい環境に人が住むようになったのはかなり最近のことだ。アンデスでは1万1000年前、そしてチベット平原では3000から6000年前からと推測されている。おもしろいことに、安です山系先住民はチベット人のような呼吸数の増加がなく、逆に血中ヘモグロビン濃度が上昇している。どちらの民族も高地で無事に暮らしているが、同じ問題に違う解決法を見つけたようだ。
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なぜ血中の酸素濃度が低下したのか、それはもちろん進化の理論ではわからない。大昔の標高の低い土地の環境では、”酸素レベルが低ければヘモグロビンは増える”という経験則が完全にあてはまっただろう。しかしチベットでは、酸素レベルが低いときに、そのような反応を起こさない遺伝子を持つ個人が生き残り、もっと一般的な変異を持つ人より多く子孫をつくった。実際、このようなことが起こったと思われる。アンデスではそのような突然変異が起こらなかったのかもしれない。2つの高地の住民が違っているのは、単に自然選択が働きかける材料が違っていたからと考えられる。
メディアでは、”これまでで最速の進化”と繰り返し報道され、正確にはいつごろからチベット平原に人が住むようになったのかという議論が目立った。もし7500年以上前なら、最速の称号はラクターゼ活性持続に与えられるが、遺伝学者が出張するように3000年くらいならチベット人の高地適応が明らかな勝者である。保存された手型や足型、道具の破片、解体された動物の骨などの証拠に頼る考古学者は、定住の歴史を長く考えたがるが、この問題はまだ解決されていない。遺伝子の世界では、2000〜3000年、長かったり、短かったりするのは予想の範囲内なので、どちらに転んでもあまり問題ではない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館に、『私たちは今でも進化しているのか?』という本があった。2015年1月に出版された本だ。
人類は約10万年前にアフリカを出発し、全世界に散らばったといわれている。
それなら、アフリカに残った人類とヨーロッパ人やアジア人を比較することで、同じ人類でも進化の比較ができるのではないかと思っていた。
この本によれば「最速の進化」を遂げたのは、チベット人なのだそうだ。
海抜0メートルに近い場所で暮らす人と、海抜4000メートルで暮らす人では、微妙に遺伝子が違ってくる。
このチベットの人たちの身体を詳しく調べると、何か別に分かることがあるのかもしれない。