じじぃの「人の生きざま_517_ポール・クルーグマン(経済学者)」

ノーベル賞受賞者ポール・クルーグマン中国経済クラッシュ確率高まる!日本もっと心配しないといけない 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ituGOPBYZj0
独占インタビュー ノーベル賞経済学者 クルーグマン「気をつけなさい、中国が世界経済を崩壊させる」 そのとき、日本は… 2015/06/04 経済の死角
現在もバブル崩壊は進行中です。不動産バブルが大きく弾けると、中国の地方自治体は突如として財政難に陥ります。
中国経済は明らかに失速しています。その証拠に鉄鉱石や銅といった商品価格が急落しています。中国が原材料を輸入しているオーストラリアやチリの経済には深刻な影響が出始めている。今後、中国経済は大きな調整を迎えるにちがいありません。そしてその調整は世界経済にとって大きなリスクになります。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43536
ポール・クルーグマン ウィキペディアWikipedia)より
ポール・クルーグマン(Paul Robin Krugman, 1953年2月28日 - )は、アメリカの経済学者、コラムニスト。プリンストン大学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授を兼任。博士論文の指導者はルディガー・ドーンブッシュ。
2008年 ノーベル経済学賞

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『いま知っておくべき世界を動かす60人』  ニュースなるほど塾/編 KAWADE夢文庫 2011年発行
世界金融危機を予測し、2番底の防止策を提案する経済学者 ポール・クルーグマン (一部抜粋しています)
経済は生き物のようなものである。さまざまな条件によって実態が変化するため、なかなか予測ができない。日本がバブル景気のときも、やがてバブルが崩壊することを言い当てた経済学者はほとんどいなかった。
そんな予測が難しい経済の動向を、何度もピタリと言い当てているのが、アメリカの経済学者でありコラムニストでもあるポール・クルーグマンだ。
ニューヨークでの少年時代、SFに熱中していたクルーグマンは物心つく頃には心理歴史学に傾倒した。そして、その道を志すも挫折することとなり、経済学に転向した。ハーバード大学ではジェフリー・サックス(のちの経済学者)やローレンス・サマーズ(のちの財務長官)とともに、”3神童”と呼ばれるほどの秀才だった。
その秀才クルーグマンは、1997年のアジア通貨危機や、2008年の世界金融危機が起こる前に、「(いまの状況は)恐慌が起きる前の状態に似ている」と警鐘を鳴らしていた。
当時、この予測に賛同する者はほんのわずかだったが、クルーグマンが正しかったことは歴史が証明している。
クルーグマンは、ひじょうに簡単な仮定を用いたシンプルなモデルをつくることを得意としており、経済学の一般向け解説の名手としてもよく知られている。
では、クルーグマンは、いまだに世界を苦しめている08年の世界金融危機の今後をどのように考えているのだろうか。
クルーグマンによれば、世界金融危機の影響から完全に脱却するには、財政出動を拡大して、英気を刺激するほかないというのである。
08年以降、多くの国が積極的に財政出動を行ない、内需の拡大に努めてきたが、最近ではそうした対策も一段落し、国の財政を健全化するために緊縮財政政策に転換しているケースもみられる。
しかしクルーグマンは、各国が財政支出を控え、健全な財政政策への切り替えを進めれば、世界は「第3次恐慌」と呼べるような事態に陥る可能性があると主張する。つまり、これまで各国が行ってきた景気刺激のための財政支出では、まだまだ不十分だというのだ。