じじぃの「内向的な人・外交的な人・ゴッホにみる潜在的な可能性!心理学大図鑑」

Vincent Van Gogh - Genius or Mad man or Both 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Dbv--KxrGr8
Madman or Genius??? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EoJWSZ_MiHc
社会生物本能の4タイプ (FREEex foundation HPより)

『心理学大図鑑』 キャサリンコーリン/編 三省堂 2013年発行
創造性における多大な潜在能力と心理学的逸脱には、共通の遺伝的基盤がある ハンス・J・アイゼンク (一部抜粋しています)
神経症傾向」とは、一方の極の感情面では穏やかで安定したタイプから、もう一方の神経症的ですぐ狼狽するタイプまでを覆う人格の次元をさすためのアイゼンクの命名だ。
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アイゼンクの気質分類の第2の次元は、「外交的ー内向的」だ。外交的とは社交的で話好きなひとをさし、内向的とは人見知りで物静かなひとをさすというぐあいに、私たちが周囲の人びとを形容して使うのと同じような感じで、アイゼンクはこの用語を用いている。アイゼンクによれば、脳の活動に見られるヴァリエーションからこのちがいは説明される。内向的なひと(の脳)は、絶えず興奮に満ちていて落ちつきがなく、外交的なひとはずっと不活発で退屈気味だ。だから脳は(外交的なひとのばあい)他人とのあいだにさらなる刺激を求めることでみずからを鼓舞するか、(内向的なひとのばあい)平穏と孤独を求めて自身を静めようとするにちがいない。
アイゼンクは、自分の考えを大人数の集団を用いて試してみたが、それでわかったのは、社会にはいくつもの壁のあるのを自分が見おとしていたということであった。そこでアイゼンクは研究の場として精神科病院を選んだ。この作業をつうじて、アイゼンクは気質の第3の類型を発見し、それを「精神病傾向」と名づけたが、この用語は一般的な用法では「狂気」と置きかえられていた。パーソナリティ理論においては、それはまったく新しい試みだった。ほとんどの人格をあつかう理論家たちは、健常(正常)な人格を定義し計測することをめざす。だが、アイゼンクが言うには、神経症傾向の次元のばあいと同じく、精神病傾向も尺度に沿って多彩な幅を示す。アイゼンクのテストは、精神病傾向の人びとに共通して認められる人格的特性の発生頻度をあきらかにしようとするものであった。
アイゼンクが見いだしたのは、多くの人格的特性が相互に連関しあって、精神病傾向を生みだしているということだ。この尺度で高い値を示す者は、たいてい攻撃的で協調性がなく、創造的で強い意志を示す。この尺度が高いからといって、その人間が精神病を病んでいるという意味ではないし、そうなることが避けられないというわけでもない。たんに精神病患者といういくつかの特徴を共有しているというだけだ。ノルウェーの心理学者ダン・オルウェスとその同僚によって1980年におこなわれた管理下での実験では、精神病傾向の攻撃的要素がテストステロン(男性ホルモン)レベルの増加と生物学的に関係づけられた。
創造性についての明確な心理学的定義が当てにならないことははっきりしたが、創造性のなかに、独創性と新しさがふくまれているということ、およびそれが知的能力と人格という2つの側面にもとづくことは広く認められている。アイゼンクが著作『創造性と人格――理論のためのヒント』でめざしたのは、創造性の本性ならびに知能や人格や天才との関連性に、なんらかの光を投げかけることであった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いたら、『心理学大図鑑』という部厚い本があった。
ぱらぱら本をめくったら、「狂気と天才は紙一重だ」があった。
狂気の天才として、「ゴッホの自画像」の絵が載っている。
「芸術家ヴィンセント・フアン・ゴッホのような創造的天才は、アイゼンクの精神病傾向次元にふくまれる特性、とりわけ過度に包括的な思考や独立心、非協調性といった特性を示している。」
の説明。
じじぃとゴッホに共通するのは「非協調性」だろうか。