じじぃの「シャープ苦境・日本の誤算・日本のモノ作りが目指すべき道とは!プライムニュース」

シャープ 本社ビル売却へ SHARP 赤字 決算 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2aaXjE38i0s

「シャープ」どこへ? 2000億円規模の赤字で苦境 2015年5月14日 テレビ朝日
大手企業の好決算が相次ぐなか、シャープが苦境に立たされています。
2011年度と12年度は巨額の赤字でしたが、13年度は持ち直し、14年度は当初、300億円の黒字に回復する予想でした。しかし、14日に発表される決算では、2000億円規模の赤字に再び転落する見通しです。このため、銀行からの資本支援や国内3000人規模のリストラなど再建策を打ち出す予定です。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000050401.html
プライムニュース 「衝撃“シャープ苦境” 技術大国・日本の誤算 元研究部長が語る真相」 2015年6月2日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】後藤田正純自由民主党国家戦略本部事務局長 衆議院議員)、中田行彦(立命館アジア太平洋大学教授 元シャープ アメリカ研究所研究部長)、湯之上隆(微細加工研究所長 元日立製作所主任研究員)
シャープの今年3月の決算は、テレビや液晶事業の不振などで2000億円を超える連結純赤字となり、資本金5億円への「減資」や国内で3500人規模のリストラなどを発表した。なぜ、日本経済を支えてきた電機大手の一つであるシャープがここまで衰退したのか?家電を初めとする“日本のモノ作り”を取り巻く環境にどんな変化があったのか?
この日は、シャープ出身で現在は学者として技術経営を研究している中田行彦氏らを迎え、岐路に立つ“日本のモノ作り”の今後について徹底議論する。
湯之上、「10年単位で大きく変化し部品も同時に変化する。変化に追随できない企業は淘汰される。日本はパソコンの時代が来ても25年保証のDRAMを作り続けた。韓国・サムスン電子は安く大量生産を目指した。例を挙げると、トヨタはレクサスという高級車を作っている。レクサスを作っているトヨタが軽自動車を作れるかと、レクサスを切り込んでつなげれば軽自動車になるかというとならない。軽自動車用の設計をゼロからしないと軽自動車は作れない」
反町、「発展しすぎて小回りがきかなくなって、日本は恐竜なんですか」
湯之上、「まさに恐竜です」
反町、「日本は恐竜なんですか。後は滅びるしかないんですか」
湯之上、「液晶でも、プラズマテレビでも同じことが起きていたんではないか」
提言 「”日本のモノ作り”が目指すべき道とは」
後藤田 「現場回帰」
 現場にもう一度戻って、売れるものを作ってもらいたい。
中田 「すり合わせ国際経営」
 単純に部品を組み合わせて製品を作るというのはもう日本は勝てない。アップルは構想力で勝負している。日本はコアとなるものは日本で作ってそれを最適な場所でグローバル市場に出して勝負する。
湯之上 「ピン」
 人間にはピンからキリまである。日本の教育はキリに照準を合わせる。日本の技術者はスペシャリストではあるが、市場のことはよくわかっていない。社長はスペシャリストであってはいけない。例えば、トヨタには主査制度がある。製品のすべてに責任を持っている。すべてに精通し、マーケットにも精通している。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150602_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150602_1