じじぃの「人の生きざま_479_ジョン・ブアマン(映画監督)」

Movie Trailer - 1987 - Hope And Glory 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=114DhB1oLmY
CPV Hell in the Pacific - Two soldiers 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=aDdXH7GgWns
映画 「戦場の小さな天使たち」

ジョン・ブアマン ウィキペディアWikipedia)より
ジョン・ブアマン(John Boorman, 1933年1月18日 - )は、イギリスの映画監督。サリーで生まれ、現在はアイルランドを拠点としている。
【主な監督作品】
・殺しの分け前/ポイント・ブランク Point Blank (1967) 監督
・太平洋の地獄 Hell in the Pacific (1968) 監督
・戦場の小さな天使たち Hope and Glory (1987) 監督・脚本・製作

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『字幕の中に人生』 戸田奈津子/著 白水社 1994年発行
あの映画 このせりふ (一部抜粋しています)
『戦場の小さな天使たち』(Hope and Glory 1987年公開。監督ジョン・ブアマン。主演サラ・マイルズ、デヴィッド・ヘーマン)
”Thank you Adolf!”
「ありがとう、ヒットラー!」
この映画は、私の戦争体験と重なるのでいとしい。
空襲で学校が瓦礫の山となり、少年が敵機を見上げて叫ぶ「ありがとう、ヒットラー」のせりふは、上記のように「ありがとう、エイドルフ!」が実際は正しい。英語読みの「エイドルフ」では日本ではまったく馴染みがないし、「アドルフ」としてもとっさには通じない。ヒットラーをファースト・ネームで呼ぶというところに、少年のかわいい気持ちが表れているのだが、字幕では涙をのんで「ヒットラー」とした。
ついでに名前の話をすると、字幕ではストーリー上、あまり重要でない人物の名前はあえて無視してしまう。余計な名前が出ると、観客が混乱するからである。また重要人物でも、名字と名前の両方で呼ばれる場合は、どちらかに統一してしまう。たとえばモーガン・ジョーンズという人物がいて、モーガンとも呼ばれ、ジョーンズとも呼ばれる場合は、どちらか一方に統一する。2人の人物がいるように誤解されてしまうからである。