じじぃの「人の死にざま_1472_浅原・才市(妙好人)」

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すねいるDVD「浅原才市 〜石見の妙好人〜」 視聴版 動画 YouTube
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妙好人 浅原才市

妙好人とは
きよらかな白い蓮華のように、厚い信仰をもち、念仏に生きる人々を妙好人と言います。江戸時代に邑智郡瑞穂町市木の浄泉寺の仰誓師が『妙好人伝』で各地の妙好人を紹介したのを始まりとし、数多くの『妙好人伝』が著されてきました。
 妙好人は、特別な人ではなく、ごく普通の人たちです。その中には、念仏より生かされている感動を詩や歌に表現した人もいました。温泉津の浅原才市をアメリカに紹介した鈴木大拙博士は、「石見の国は妙好人のよく出るところとみえる」(『妙好人伝』より)と延べるほど、石見からは数多くの妙好人が出ています。
http://user.iwamicatv.jp/jokoji/myokonin%20towa.htm
浅原才市 ウィキペディアWikipedia
原才市(あさはら さいち、1850年嘉永3年)2月20日 - 1932年(昭和7年)1月17日)は、浄土真宗妙好人のひとり。石見の才市と呼ばれる。
その仕事の合い間に、「口あい(くちあい)」と称せられる、信仰を詠んだ自作詩、約10,000首もの数を、かんな屑・木片・紙片などに書き綴っていた。これは後に小学生ノートに書き写されたものがある。
才市を妙好人として世界的に紹介したのは鈴木大拙であり(『日本的霊性』ほか)、後に『妙好人浅原才市集』を編纂している。

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お正月スペシャル「100分 de 日本人論 さまざまな視点から名著を読み解く」 2015年1月2日 NHK Eテレ
【司会】伊集院光武内陶子 【講師】中沢新一明治大学 野生の科学研究所所長)、松岡正剛(編集工学研究所長・エディトリアルディ)、斎藤環精神科医)、赤坂真理(作家・小説家)
さまざまな視点から名著を読み解くことで、「日本人」について多角的に考察する。
九鬼周造「『いき』の構造」からは、日本人の美学を。折口信夫死者の書」からは、日本人の感受性を。河合隼雄「中空構造日本の深層」からは、日本人の心のかたちを。鈴木大拙「日本的霊性」からは、日本人の根源にあるものを。各分野の一線で活躍する論者の視点から読み解いていく。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20150102-31-07309
1月2日  NHK Eテレ お正月スペシャル「100分 de 日本人論 さまざまな視点から名著を読み解く」より
中沢新一が読み解く日本的霊性
日本的霊性は根源的なスピリットのはたらき。
平安時代は貴族文化で大地性や宗教性はなかった。鎌倉の武士や農民は大地の霊性を自覚するようになった。
禅、浄土思想は鎌倉時代から始まった。妄想のない、無分別的直感。妙好人の境地である。
鈴木大拙アメリカを中心に「禅」の思想を広げていった。
その特徴は、「大地性」「莫妄想」「無分別智」からなるものとした。禅の根本は「分別」と「無分別」のせめぎ合いから生まれるもの。
その厚い信仰をもち、念仏に生きる、かつては「妙好人」と呼ばれる人たちがいた。
「浅原才市」はかつて船大工であり、後に、はきもの店(げた)職人となった。
妙好人浅原才市を例にして、鈴木大拙はこう説く。
「何をいっても『あみだぶつ』になってしまうのが才市の世界だ。『有り難い、なむあみだぶつ』、『あさましい、なむあみだぶつ』、『弥陀の親さまがなむあみだぶつ』、『下さるお慈悲がなむあみだぶつ』、『出入りの息がなむあみだぶつ』、『夜があけてなむあみだぶつ』、『日がくれてなむあみだぶつ』。すべて才市の言葉である」
鈴木大拙の言葉、
「何と言っても宗教なしに生きるのは人間じゃないです。自分でものを考え、自分でものをみてゆく習慣をつけなければならない。つまり、外ばかり見ないで内にかえり見る」