じじぃの「立花隆・臨死体験・週刊文春・死は怖くない?本当はどうなんだろう」

NHK 2014 臨死体験脳科学 : 立花 隆の探求の旅 1/2 動画 Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x26050g_nhk-2014-%E8%87%A8%E6%AD%BB%E4%BD%93%E9%A8%93-%E3%81%A8-%E8%84%B3%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E7%AB%8B%E8%8A%B1-%E9%9A%86-%E3%81%AE-%E6%8E%A2%E6%B1%82%E3%81%AE%E6%97%85-1-2_tech
人は死なない 東大救命医独自の死生観 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HLVeGlGYdEw
NHKスペシャル 「臨死体験

立花隆 死ぬとき心はどうなるのか

週刊文春 2014年10月30日 秋の特大号 週刊文春WEB
●特別語り下ろし 第一回
立花隆 「死は怖くない」
取材・構成 緑慎也
臨死体験研究、ガン闘病を経て「知の巨人」が到達した究極の死生観
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4472
クローズアップ現代 「“最期のとき”をどう決める〜“終末期鎮静”めぐる葛藤〜」 (追加) 2016年1月19日 NHK
【ゲスト】小笠原文雄(日本在宅ホスピス協会会長)
いま、在宅で療養する末期のがん患者に、「終末期鎮静」という新たな医療が静かに広がっている。
耐えがたい苦痛を取り除くために鎮静剤で意識を落とし、眠ったまま最期を迎えるというものだ。最新の調査では、在宅で亡くなったがん患者の7人に1人に行われていたことがわかった。自分の意志で、眠ったまま苦しむことなく死を迎える患者。その一方で、遺族の中には、「“終末期鎮静”に同意したことで、患者の人生を終わらせてしまったのではないか」と悩んだり、罪悪感にさいなまれたりする人もいる。
末期がんの痛みをモルヒネで簡単にコントロールできないことがある。
番組では、実際に緩和ケアで鎮静剤を投与した医者が自らに疑問を投げかけていた。
「鎮静剤で意識を落とし、その3〜7日後に眠ったまま最期を迎える『終末期鎮静』は安楽死ではないのか?」
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3755.html
NHKスペシャル 「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」 2014年9月14日
【出演】立花隆(ジャーナリスト)
『私』という存在は死んだらどうなるのか、死ぬとき『私』は何を見るのだろうか。
20年余り前、臨死体験について徹底的に取材し考察を深めてきたジャーナリスト 評論家立花隆。74歳を迎え、がんや心臓の病を抱えて死を間近に感じる今、再び臨死体験の最新研究の現場を見つめ、“死”について思索しようとしている。
立花隆が、欧米の研究者たちを訪ね最新の研究で分かってきたことに迫る。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0914/
9月14日 NHKスペシャル臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」より
●人はなぜ神秘を感じるのか
ケンタッキー大学医学部脳神経外科のケヴィン・ネルソン教授によると、臨死体験で神秘体験をするのは脳の辺縁系によるものだそうです。神秘的な感覚は辺縁系で起こる現象なのです。
臨死体験をしやすい人は夢を見やすい脳を持っていることも分かっています。その鍵となる辺縁系は脳の古い部分で、進化の初期段階で生まれたものです。そのため、神秘体験をする能力は人間にもともと備わっていたものなのです。
立花隆 友人のもとへ
立花隆はレイモンド・ムーディ博士を訪ねた。
ムーディ博士、「お互いすっかり変わりましたね。お会いできてうれしいです」
立花、「そんなに元気ではないのです。私はがんにかかっています」
死後の世界を信じるようになったムーディ博士。死んだら心は消えると考える立花さん。
立花、「なぜ、そこまで見解が変ったのですか。今、何を考えているのですか?」
ムーディ博士、「私は自分の心を見つめるようになったのです。心、意識というものはすばらしく魅力的なものです。当時は死後の世界を認めず、他の説明を見つけようとしました。しかしそれは『死後の世界がある』とは明確に言い切れなかったので認めることから逃げていたのだと思います。その一方で、今自分でも自分の言っていることについて驚いています。 客観的に考えてみれば、『死後の世界があり、人生の終わりにあの世が続いている』とはっきり言える自分に矛盾を感じます。なぜそうなったのかは本当の自分でも分かりません。でも、そもそも人生は死ぬまで理解できないものなのです。私たちが死ぬとき何があるのか、私たちの論理や思考が不十分なため、なかなか分からないものだと思います。ですから、あなたと私は考えが違っても死に臨む者としては同じなのではないではないでしょうか。私たちは自分が紡いできた物語、つまり、人生とは何だったのかその意味を知りたいと思いながら最後の時を迎えるのです。そして死ぬ時は臨死体験が待っている。私もあなたも好奇心を抱きながら人生を全うしていくのでしょう」
立花、「人間の死は、死と神秘と夢が隣り合わせのボーダーランドに入っていくこと」
そして、
立花、「今回、死ぬことがそれほど怖いことじゃないということがわかった。人生の目的というのは心の平安。人間の心の平安を乱す最大のものというのは自分の死について頭を巡らせること。いい夢を見たいという気持ちで人間は死んでいくことができる」

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10月30日号 『週刊文春立花隆 「死は怖くない」より
インターネットでも大きな反響がありました。ブログやツイッターで賛否両論を書きこまれています。「考えさせられた」というコメントが大半でしたが、中には激しく反発して、番組批判を展開しているサイトもあります。臨死体験を死後の世界の存在証明であるかのごとく扱い、死後の世界との交流を売り物にしている新興宗教の人々には不愉快だったのでしょう。何しろあの番組は、脳科学の最新の知見を踏まえて臨死体験は死後の世界体験ではなく、死の直前に衰弱した脳が見る「夢」に近い現象であることを科学的に明らかにしたからです。
意外だったのは、感謝の気持ちを私に直接伝えてくれる人がかなりいたことです。高齢の女性が多かったのですが、呼び止められて「ありがとうございました」とよく声をかけられました。これまで何本も大型ドキュメンタリー番組を作って来ましたが、今回のように放送後に街で会う視聴者から直接お礼を言われた経験は記憶にありません。
感謝してくれた人たちは、おそらく番組のエンディングで私が述べた「死ぬのが怖くなくなった」というメッセージに共感したのだろうと思っています。
「死ぬのが怖くなくなった」といっても、「死後の世界は存在する。だから死は怖くない」と科学的な根拠もなく声高に断定する人たちもいます。最近、日本で評判を集めている東大医学部附属病院救急部の矢作直樹氏のような例です。最近彼は週刊誌で、TVの怪しげな番組に出まくって霊の世界がどうしたこうしたと語りまくる江原啓之なる現代の霊媒のごとき男と対談して「死後の世界は絶対にある」と意気投合していましたが、これが現役の東大教授かと口アングリでした。ああいう非理性的な怪しげな世界にのめりこまないと、「死ぬのが怖くない」世界に入れないかというと、決してそうではありません。ごく自然に当たり前のことを当たり前に、理性的に考えるだけで、死ぬのは怖くなるということをあの番組で示せたと思っています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「『週刊文春』2014年10月30日 秋の特大号」に立花隆 「死は怖くない」が載っていた。
9月14日放送 NHKスペシャル臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」のダイジェスト版のような記事になっている。
記事のタイトルは「死は怖くない」だ。
立花さんはがんを患っている。自らそんなに遠くない時期に死を迎えるだろうと、書いている。
私も、立花さん(74歳)とは歳がそれほど離れていない。立花さんの本もいくつか読んだ。
人それぞれの死の迎え方は違うとはわかっていても、気になる。