じじぃの「人の死にざま_1415_エドワード・マーフィー」

Thermonuclear fusion versus Murphy's Law 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=XRtMayvnLoI
原発のカリスマ 市民科学者 高木仁三郎 1/2 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HWWKcdZ6XgE
マーフィーの法則 ウィキペディアWikipedia)より
マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである。多くは都市伝説の類で笑えるが、中には重要な教訓を含むものがある。
マーフィーの法則をまとめた書籍として、『マーフィーの法則』(1993年刊)と『21世紀版 マーフィーの法則』(2007年7月刊)がある。後者は前者から優れた法則のみを残し、新法則を膨大に追加した原文(英語)併記の最新版である。
Edward A. Murphy, Jr. Wikipediaより
Edward Aloysius Murphy, Jr. (January 11, 1918 - July 17, 1990) was an American aerospace engineer who worked on safety-critical systems. He is best known for Murphy's law, which is said to state, "Anything that can go wrong will go wrong."

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2011年7月3日、テレビ朝日サンデー・フロントライン』 特集「発掘人物秘話 伝説の扉 反原発のカリスマ 高木仁三郎より
まだ終結の見えない福島第一原発の事故。ただ実はこの状況を今から16年前に指摘していた科学者がいます。
日本物理学会 1995年
●給水管の破断と緊急炉心焼却系の破壊
●非常用ディーゼル発電機の起動失敗
メルトダウンから大量の放射能放出
現在の状況を予見していた高木仁三郎さんです。2000年に62歳の若さでこの世を去った高木さんは世界に認められた核科学者でありながら、大学にも、企業にも属さず、市民で目線での活動を貫きました。
原発のカリスマ 市民学者 高木仁三郎
(朗読)「原発サイトには使用済み燃料も貯蔵され、また集中立地が目立つ。福島浜通りのような集中立地点を大きな地震が直撃した場合など、どう対処したらよいのか、想像を絶する」
まったく終息の見えない今の原発事故を16年も前に、的確に見抜いていたのは科学者として行った研究分析の当然の結果だった。

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必ず役立つ! 「(○○)の法則」事典 烏賀陽正弘/著 PHP文庫 2012年発行
間違いは必ず起こる マーフィーの第1法則 (一部抜粋しています)
本書で紹介する経験則の中で、最も多く引用されるているのは、「マーフィーの法則」ではないかと思う。というのは、それをもとにしたバリエーションや変則が無数ともいえるほど成立しているからだ。
この法則は、もとはアメリカ空軍のエドワード・マーフィー大尉が、「何か間違いが起こるような要因が内在している場合、それはいつか必ず表面化する(If anything can go wrong it will.)」といったことから広まったので、簡単にいえば、「起こりうるなら、それは必ず起こる」のである。
誰でも多くの失敗を犯す。それは日常の些細なことから、一生を左右するようなものまで様々である。
よくある失敗は、電話番号のかけ間違いや計算ミスなどだが、大きな失敗は、学校や職業の選択を誤ったり、投資の失敗などであろう。
マーフィーの法則」が見事に見抜いているのは、このような失敗や間違いには、必ず誘因があり、いつかはそれが顕在化することだ。この法則は、失敗の原因を究明することの重要性を教えている。
そもそもこの法則は1949年、米国オハイオ州の空軍基地に勤めていたエドワード・マーフィー大尉によって唱えられた。彼は極めて有能な技師だったが、同僚の度重なるミスで、開発中の機械が絶えず故障を起こすことに腹を立てて、この名言を吐いたといわれている。
当初、「マーフィーの法則」は計算機科学の分野で知られるようになったが、その後は「最悪の事態を想定すべし」という考えから、システム開発労働災害予防で重視され始め、やがてビジネスや人生全般にまで広く適用されるようになった。
一介の空軍将校の一言がこれほど広い分野にまで伝わり、数多くのバリエーションを生んだことは、まさに驚異的である。
人間が作ったものやシステムには完全なものはなく、必ず何らかの欠陥や弱点を秘めている。欠陥や弱点が内在していれば、必然的に顕在化するというマーフィーの法則の例は、多方面で見られる。
その典型的な例が、悲劇的な大惨事をもたらした東京電力福島第一原子力発電所の事故ではないだろうか。大津波に際して発電所の緊急発電装置や自家発電のディーゼルが全く稼働しなかったため、炉心が溶融し、広範な大事故につながった。そのような事態を全く想定していなかった設計上の欠陥が内在していたのが、図らずも表面化したのである。