じじぃの「もう疲れたから楽になりたい・20代の自殺・死なないでもらいたい!ハートネットTV」

今、自ら命を絶つ若者が増えている

平成24年版自殺対策白書 (内閣府 HPより)

「オランダより、こんにちは」世界一幸せな子どもの国オランダを紹介するアンバサダー 2014年4月8日 Glolea!
はじめまして! 世界一幸せな子どもの国オランダを紹介するアンバサダーとして、オランダよりレポートをお届けすることになりました知子です。2002年よりオランダに在住しています。
http://www.glolea.com/ambassador/tomoko-kume/from-netherlands.html
『道ありき(青春編)』 三浦綾子/著 新潮社 1980年発行 より
(こんなにまで、父母に迷惑をかけて、生きていってよいものだろうか)
わたしは心弱くもそう思った。だがそのわたしを、叱りつけるようにして励ましてくれたのは、前川正だった。
「綾ちゃん、生きるということは、ぼくたち人間の権利ではなくて、義務なのですよ。義務というのは、読んで字のとおり、ただしいつとめなのですよ」
この言葉は、わたしをふるい起こした。
(そうか。生きるということは、義務だったのか。義務ならば、どんな苦しいことがあっても、まず生きなければならない)
こんなにまで経済的な負担をかけながら、生きるということは、何かずうずうしいことのように、わたしは思っていた。それが、人間としての義務だと言われると、何かしんとした謙遜な心持ちにさえなった。

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2014年7月29日 TBS 林先生の痛快!生きざま大辞典 「中島義道より
林修、「僕はこの方の著書、全部好きでほぼ全部持っています。(10冊の本を前にして)実はこれ私物です」
戦う哲学者 中島義道
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林修、「待ち受けている困難を伝えるべきじゃないですか。ということで実際にはなむけの言葉が大嫌いな中島先生が嫌々ながらも贈られたはなむけの言葉があります」
2006年、電気通信大学 卒業生たちに贈った言葉
「しばらく生きてみればわかるが、個々の人の人生はそれぞれ特殊であり、他人のヒントやアドバイスは何の役にも立たない。振り返ってみるに小学校卒業式以来 嫌というほど『はなむけの言葉』を聞いてきたがすべて忘れてしまった。なぜか? 言葉を発する者が無難で定型的な言葉を羅列しているだけだからである。だとすると、せめていくぶんでもほんとうのことを書かねばならないわけであるが、私は人生の先輩としてのアドバイスは何ももち合わせておらず、ただ私のようになってもらいたくないだけであるから、こんなことはみんなよくわかっているので、あえて言うまでもない。これで終わりにしてもいいのだけれど、すべての若い人々に一つだけアドバイスではなくて心からの『お願い』。どんな愚かな人生でも、乏しい人生でも、醜い人生でもいい。死なないでもらいたい。生きてもらいたい」

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ハートネットTV 「シリーズ 20代の自殺 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”」 2014年9月10日 NHK Eテレ
【司会】山田賢治 【ゲスト】安藤桃子(映画監督)、小島慶子(タレント・エッセイスト)、清水康之NPOライフリンク代表)
NHKに寄せられた600通にのぼる20代の若者からの『死にたい』というメール。
その1つ1つに耳を傾け、どうしたら少しでも『生きたい』に近づけるか? Eテレと総合テレビ、全5回にわたり考えます。
第2回は、就職や雇用の問題など、最近の社会状況がどのように20代を『死にたい』気持ちに追い込んでいるかを考えます。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-09/10.html
どうでもいい、じじぃの日記。
9/10、NHK EテレハートネットTV』で「シリーズ 20代の自殺 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”」を観た。
こんなことを言っていた。
若い女の子が海岸の埠頭に立ち、海を眺めている映像が出てきた。
若い女の子、「いろいろな意味で自分は恵まれていなかった。仕事にしかり、家族のことしかり。自分には居場所がない。自分は社会からクズ扱いされている人間なんだろうと思う。だから死にたくなる」
今、自ら命を絶つ20代が後を断ちません。
番組に寄せられた「死にたい」と訴える600通のメール。そこから見えてきたのは社会で働くときに壁にぶつかり、逃げ場を失う20代の姿です。
就職活動が追い込まれ、ブラック企業で過酷な労働を強いられる。職場ではパワハラに合い、心身共に追いつめられる。
「もう疲れたから楽になりたい」
就職活動中の女性(23歳)から届いたメールです。
この女性は半年で70社を超える企業に応募しましたが、今も仕事は決まっていません。
番組に寄せられた「死にたい」と訴える600通のメールから。
社会で働くときの悩み
ブラック企業     29
就職活動       25
ニート・ひきこもり  23
ワーキングプア   22
過重労働        5
じじぃの感想
私は団塊世代で、日本が高度成長期に社会に出た。
仕事はいくらでもあった。そういう意味で仕事にありつけないで自殺を考えることはなかった。
テレビに出ていた「ニート・ひきこもり」にパソコンオタクがいた。
私も、人との接触が下手で、パソコンに向かっている時間が多い。
こんな性格で、友だちからメールがくることもない。でも、そんなに死にたいというほどでもない。どこかで誰かとつながっていると思っているからだ。
世界の先進国の中でも日本は就職率はいいほうではないか。
それでも、死にたいという若い人が多いのはやはり、日本の社会の仕組みが悪いからではないだろうか。
図書館から『オランダにみるほんとうの豊かさ』という本を借りてきた。
日本よりは社会の仕組みがよさそうだ。