じじぃの「世界一長い川はアマゾン川・ミシシッピー川?オガララ帯水層!水から世界を考える」

Google Earth地理 センターピボット 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=NJSrJyXhNvA
The Ogallala Aquifer 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=XXFsS94HF08
オガララ帯水層 (環境・循環型社会・生物多様性白書HPより)

センターピボット式の灌漑農園地帯

第4章 水の星地球−美しい水を将来へ− 環境・循環型社会・生物多様性白書
これまで、人口増加や経済成長に伴う水需要の増大に対して、世界各地で地表水や地下水を中心に水資源開発が行われてきました。その結果、例えば、世界最大級の地下水層といわれるアメリカ合衆国・オガララ帯水層は、総面積が約45万km2、日本の国土面積の約1.2倍もあります。灌漑農業が始まってから2007年までの水位低下は、3,600を超える井戸の水位調査によると、平均で約4.3m低下し、3.0m以上低下した割合が約26%、7.6m以上が約18%、15.2m以上が約11%という結果でした。水位が3.0m上昇したのは、わずか2%でした。
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h22/html/hj10010401.html
NHK高校講座 第13回 現代世界の系統地理的考察 【資源と産業】編 水から世界を考える 2014年8月22日
【司会】中田敦彦、ドミニク 【講師】三上岳彦
アメリカ合衆国の中部にある世界最大の穀倉地帯であるプレーリーとグレートプレーンズ。
ステップ気候で降水量が少ないため、地下水をくみ上げるかんがい農業で作物を育てています。1つの畑で使われる水の量は1日400万リットルにも上ります。
この大規模なかんがい農業を支えてきたのは「オガララ帯水層」とよばれる巨大な地下水層です。その水量は4兆トン(琵琶湖150杯分)。
しかし、長年にわたってくみ上げてきたため、枯渇の危機が迫っているといわれています。万が一、この地域で農業ができなくなれば、アメリカから穀物を輸入している世界の国々にも影響が及びます。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chiri/archive/chapter013.html
オガララ帯水層 ウィキペディアWikipedia)より
オガララ帯水層(Ogallala Aquifer)は、アメリカ合衆国中部、グレートプレーンズの地下に分布する浅層地下水層。ハイ・プレーンズ帯水層(High Plains Aquifer)とも呼ばれる。世界最大級の地下水層で、総面積は450,000km2(日本の国土の約1.2倍)におよび、同国中西部・南西部8州にまたがる。
地下水を含む層(帯水層)の厚さは数mから160mまで幅があり、北部ほど厚くなっている。地表から地下水面までの深さは北部では120mほど、南部では30-60mほどである。現在、帯水層への淡水涵養のペースは遅くなってきている。このことから、地層中に存在する地下水の大部分は、氷河期に蓄えられた化石水であると言える。
【水量の変化】
気象条件や地層の構造により地下水の涵養量が少ないこと、その一方で大規模な灌漑によって帯水層からの揚水量が増加したことによって、オガララ帯水層の各所で地下水位の低下が見られるようになった。1980年の時点では、オガララ帯水層からの揚水量は地下水涵養量の3倍に達していた。年間1.5mにもおよぶ水位の低下が見られた地域もあった。水量確保のために深くした井戸や、枯れてしまった井戸も少なくない。

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『もののはじまり 雑学大全 どこを読んでも必ず誰かと話したくなる!』 なるほど倶楽部/編 だいわ文庫 2013年発行
世界一長い川はなぜ変わるの? (一部抜粋しています)
現在、世界一長い川はエジプトなどを流れるナイル川ということになっています。なぜ「なっている」なのか。それは、世界一長い川は今まで何度も変っているから。以前はアメリカ合衆国ミシシッピー川が世界一でした。これは、河の長さの測り方が変わったための逆転劇です。
昔は河口から一番遠い水源までの距離を川の長さとしていました。この測定法によると、今も世界一はミシシッピー川で、ナイル川は第3位に後退します。しかし、現在は本流(川の本筋の流れ)の長さで比べるようになっています。ミシシッピー川は途中でミズーリ川と二手に分かれ、そのミズーリ川のほうに最も遠い水源があるので、第3位に後退したというわけです。
しかし、人工衛星などを使って調査した結果、アマゾン川ナイル川を抜いて世界最長であることが確認されたといいます。現在アマゾン川は全長6516キロとされていますが、実際はこれより476キロも長い6992キロだったというのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
8/22、NHK高校講座 「第13回 現代世界の系統地理的考察 【資源と産業】編 水から世界を考える」を観た。
アメリカの穀倉地帯の映像が出てきた。
どこまでも続く大平原が緑に埋め尽くされている。
アメリカの穀倉地帯というのでミシシッピー川の流域かと思ってみたら、アメリカ中西部の乾燥した地域で、水は地下から汲み上げているのだそうだ。
氷河期にできた水の層(オガララ帯水層)だ。その水量は琵琶湖150杯分だとか。
スケールのでかい話なので、びっくりしてしまった。
ついでに、ミシシッピー川も調べてみた。
つい最近までミシシッピー川は世界最長の川だったが、現在ではアマゾン川ナイル川に抜かれ、第3位になったそうだ。