じじぃの「人の生きざま_441_松本・零士」

銀河鉄道999 ゴダイゴ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=WYZg7tZar10
松本零士 銀河鉄道祭り」 松本零士トークショー 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=48sdKuRl7g4
松本零士 ウィキペディアWikipedia)より
松本 零士(まつもと れいじ、Leiji Matsumoto、男性、1938年1月25日 - )は、日本の漫画家。本名、松本 晟(まつもと あきら)。福岡県久留米市生まれ、東京都練馬区在住。血液型はB型。旭日小綬章紫綬褒章、フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。称号は練馬区名誉区民。
宝塚大学教授、京都産業大学客員教授デジタルハリウッド大学特任教授を歴任。漫画家の牧美也子とは24歳で結婚。早稲田大学大学院教授で元三菱重工業長崎研究所主管の松本將は実弟
代表作に『銀河鉄道999』など。SF漫画作家として知られるが、少女漫画、戦争もの、動物ものなど様々なジャンルの漫画を描いている。アニメ製作にも積極的に関わり、1970年代半ばから1980年代にかけては松本アニメブームを巻き起こした。

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『マンガミュージアムへ行こう』 伊藤遊、谷川竜一、村田麻里子、山中千恵/著 岩波ジュニア新書 2014年発行
北九州市漫画ミュージアム (一部抜粋しています)
鳴り響く汽笛、重々しい響きとともに回り始めた鉄の大きな車輪。汽車はスピードをあげ、線路を駆け抜けて宇宙へ飛び出していく……。「銀河鉄道999」のオープニングである。作者は松本零士。豊富な石炭に支えられた北九州工業地帯の近くのまち、小倉の長浜で少年時代を過ごした。
北九州市漫画ミュージアム」は、その長浜の集落のすぐ西、小倉駅の北側に2012年夏にオープンした。ミュージアムは複合商業ビル「あるあるCity」の5階、6階にある。6階のエントランスを入ると、「銀河鉄道999」の雰囲気そのままの大きなモニタに、松本零士のインタビュー映像が流れ、パネルには彼の生い立ちなどが説明されている。
北九州というまちは、彼以外にも「シティハンター」の北条司、「ハートカクテル」のわたせせいぞう等、多くの優れたマンガ家を排出しており、彼らのプロフィールや作品を紹介した常設展も、同ミュージアムには盛り込まれている。さらにマンガ一般の解説がなされていたり、奥には5万部のマンガ本が自由に読めるコーナーもあったりする。
この中で、同ミュージアムが他の多くの館と異なるのは、常時展示にマンガの仕組みを説明するコーナーがあることだ。しかも体験を通して学ぶような仕組みが用意されており、展示1つ1つが大きな面積を占めている。
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石炭で走る蒸気機関車は、工業化のシンボルの1つだ。戦後、蒸気機関車の時代が終わりを告げたとき、北九州出身のマンガ家、松本零士の筆により「銀河鉄道999」はコマの中を走り始めた。それは静かな交替だった。
しかし、工業化の時代から文化の時代へと移り変わる中で、私たちは999に乗車しながら、マンガを読む楽しむリテラシーを育んできた。
国力や「豊かさ」とはまた別の次元で、私たち個々人の中にスルスルと入ってきた姿勢としての小さな文化(リテラシー)の価値を、じっくり考え直す場所を選ぶなら、北九州市漫画ミュージアムこそがふさわしい。