じじぃの「人の死にざま_1373_クリスチャン・グラム」

喀痰グラム染色 動画 Youku
http://www.youtube.com/watch?v=n8kk3lXrKXM
ハンス・クリスチャン・グラム ウィキペディアWikipedia)より
ハンス・クリスチャン・ヨアヒム・グラム(Hans Christian Joachim Gram、1853年9月13日 - 1938年11月14日)はデンマークの細菌学者、病理学者、医師。
グラムは、肺炎で死亡する患者の肺組織の細菌が、クリスタルバイオレットとルゴール液で鮮やかに染まることを発見した。これにより、1884年にベルリンで細菌を2つに大別する分類手法を発明した。この手法はグラム染色と呼ばれ、現在でも医科細菌学において標準的に用いられている。

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『からだの中の外界 腸のふしぎ』 上野川修一/著 ブルーバックス 2013年発行
共生者「腸内細菌」の素顔 (一部抜粋しています)
腸内細菌たちには、美しい別名がある。「腸内フローラ」だ。私が初めてこのフローラという言葉を聞いたのは中学生の頃で、ある高校の入試問題中に「アルペン・フローラ」についての設問があり、以来ずっと妙に記録に残っていた。そして、のちに自身の研究のなかで再会したのである。
アルペン・フローラとは、アルプスに咲く美しい花を指す言葉だ。フローラ(Flora)はもともと、ラテン語の「花の女神」を語源としているが、やがて「微生物の集団」という意味で使われるようになった。
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私たちは大腸のなかの多くの細菌たちとともに生活している。これら腸内細菌はそれぞれ、顔も性格も異なっており、私たちのからだに与える影響もまちまちだ。彼らと上手に共生していくためには、きちんとしたプロフィールを知っておく必要がある。
細菌のグループは一般に、「門→網→亜網→目→科→属→種」に細分化される。たとえば、ビフィドバクテリアの場合は細菌→放線菌門→放線菌網→放線菌亜網→ビフィドバクテリウム目→ビフィドバクテリウム科→ビフィドバクテリウム属→ビフィドバクテリウムビフィダムといった具合だ。
また、最近の分類には、古くから「グラム染色」が用いられている。グラム染色は、デンマークの科学者、クリスチャン・グラムによって草案された方法である。紫色によく染まる菌を「グラム陽性菌」、染まらずに無職のままの菌と、サフラン色素で染めると赤色に染まる菌を「グラム陰性菌」と呼んでいる。