じじぃの「人の生きざま_407_ファイルーズ」

Fairuz A best song 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=9j_nubpvg7Y
fairouz - sahar el layaly 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=BhB8nsiXwRs&list=PLB21EDF3E27EA505F
ファイルーズ(Fairuz)

ファイルーズ ウィキペディアWikipedia)より
ファイルーズ(Fairuz,フェイルーズとも記す、1935年11月21日 - )はレバノン出身の歌手。
「分厚いベルベット」に例えられる独特の美しい歌声で、一世代前の大歌手ウム・クルスームらとともに、アラブ内外で最も知られ愛されている歌手である。
「ファイルーズ」とはアラビア語で「トルコ石」の意。

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イスラームの生活を知る事典』 塩尻和子・池田美佐子/著 東京堂出版 2004年発行
戒律 (一部抜粋しています)
音楽も偶像崇拝につながると考えられており、楽器演奏や声楽などもあまり評価されていない。そのためにキリスト教のような教会音楽や賛美歌の類は採用されなかった。しかし、イスラーム教徒が歌や音楽が嫌いかといえば、決してそうではない。
聖典クルアーンコーラン)は韻を踏んだ散文詩の傑作であり、本来、黙読ではなく声に出して朗唱するものと考えられている。声に出して朗唱することによって、クルアーンのもつ宗教性と芸術性が表現されると考えられる。イスラーム国・地域ではクルアーン朗唱大会なども開催されているし、高名な朗唱家のクルアーンは、まるでオペラのアリアを聴いているようだという人もいる。しかし、最近では、宗教復興運動の高まりによって、あまりにも技巧的な朗唱方法は偶像崇拝につながりかねないとして、批判されることもある。
宗教を離れると、中東でもアジアでもアフリカでも、人々は音楽や歌が非常に好きである。アフガニスタンを5年間支配したターリバーン政権は音楽を禁止し、国民がテレビを見ることもラジオを聴くことも許さなかった。彼らの極端な政策にはイスラーム諸国を含む世界中から批判が集中したが、アフガニスタンの人々がいかに音楽好きであったかは、ターリバーンが崩壊するや、国中に音楽が響き渡るようになったことからもよく理解できる。
イスラーム世界を旅行して、現地のテレビをつけてみると、歌や踊りの賑やかなショーやミュージカル風のドラマが延々と続くのに驚かされるであろう。国家によって国威発揚のために歌が利用されることもあるし、レバノン出身のファイルーズのようにパレスティナの悲哀を歌った「反戦歌」も好まれている。ファイルーズは最近、愛の歌を好んで歌うようになったと聞いているが、彼女はいうまでもなく世界的に高名な歌手の1人である。