じじぃの「人の死にざま_1348_アーサー・コーンバーグ」

黒田裕樹の生物学講義〜分子生物学第5回『DNAの構造と複製』 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=xJuGp-JIfyU
細胞分裂におけるDNAの複製プロセス
もともと2本鎖だったDNAが分離するので、親鎖は2本。それぞれの親鎖が娘鎖をつくり日本鎖のDNAが復元されます。これで大元のDNAと同じDNAが2つ出来上がります。
http://www.ueharazaidan.com/dna.html
アーサー・コーンバーグ ウィキペディアWikipedia)より
アーサー・コーンバーグ(Arthur Kornberg, 1918年3月3日 - 2007年10月26日)は、アメリカ合衆国の生化学者で、DNAの生合成のメカニズムを解明し、ニューヨーク大学のセベロ・オチョアとともに1959年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。彼は1951年にアメリカ化学会の酵素化学分野におけるポール・ルイス賞を受賞し、1962年にイェシーバー大学からL.H.D.学位を得た。また1979年にアメリカ国家科学賞を受賞した。
彼は、生化学の中でも酵素化学やDNAの生合成、動物、植物、微生物、ウイルスの遺伝を支配する核酸の研究を主に行った。

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『カラー図解EURO版 バイオテクノロジーの教科書・上巻』 インハート・レンネバーグ/著、小林達彦/監修、田中暉夫・奥原正國/訳 ブルーバックス 2014年発行
DNAポリメラーゼは2本鎖DNAの複製を触媒する (一部抜粋しています)
遺伝的特性は細胞の複製によって子孫へ伝達される。すなわち、1つの細胞(母細胞)が2つの細胞(娘細胞)に分裂し、どちらの娘細胞も同一の遺伝情報をもつ。そのためには、細胞は分裂する前にDNAを複製し、まったく同じDNAコピーをつくらなければならない。これはDNAのジッパーが開くことで開始される。すなわち、対になった2つの1本組が部分的に分離し、DNAポリメラーゼが新しいDNA鎖を合成して2本のDNAがあたらにできる。
DNAポリメラーゼには鋳型が必要で、鋳型となるDNAは1本鎖DNAでも部分的に分離した2本鎖でもよい。さらに、前駆体化合物としての4つのデオキシヌクレオチド-5-3リン酸(dNTP)とプライマーが必要である。プライマーは、鋳型DNAと2本鎖を形成するオリゴヌクレオチドで、新規に合成される鎖(相補鎖)の出発点となる。
DNAポリメラーゼは転移酵素に分類される。この酵素は、アーサー・コーンバーグ(Arthur Kornberg, 1918 - 2007、1959年度のノーベル生理学・医学賞)によって、大腸菌(E. coli)から発見された。
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ポリメラーゼ分子は人間の右手のような恰好をしている。4本の指と親指の間のスペースはDNAが占め、”人差し指と中指”の間でポリメラーゼ反応がおこる。分子の中央でヌクレアーゼ反応が進行し、新たに付加されたヌクレオチドの校正がおこなわれる。このようにして、2本の正確なDNAのコピーが1本の二重らせんがつくられ、母細胞から娘細胞に受け継がれる。