じじぃの「人の死にざま_1347_フランシス・クリック」

BBC knowledge explainer DNA 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=YvQCBdTa-po
GCSE Bitesize: DNA activity BBC
http://www.bbc.co.uk/schools/gcsebitesize/science/add_edexcel/cells/dnaact.shtml
フランシス・クリック ウィキペディアWikipedia)より
フランシス・ハリー・コンプトン・クリック(Francis Harry Compton Crick, 1916年6月8日 - 2004年7月28日)は、イギリスの科学者。DNAの二重螺旋構造の発見者。
【研究】
グアニン (G) と シトシン (C)、アデニン (A) と チミン (T) の四つの塩基とデオキシリボース(糖)とリン酸基の分子模型を使い、モーリス・ウィルキンスらのX線回折の写真を参考にしながら、ジェームズ・ワトソンとの共同研究でDNAの二重螺旋構造を発見した。この発見は論文『デオキシリボ核酸の分子構造』でまとめられ、1953年4月25日に発行された『ネイチャー』171巻1356号に掲載された。この研究は後の分子生物学の研究をもたらしたことから、ワトソンとウィルキンスとともに1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。

                                • -

『カラー図解EURO版 バイオテクノロジーの教科書・上巻』 インハート・レンネバーグ/著、小林達彦/監修、田中暉夫・奥原正國/訳 ブルーバックス 2014年発行
バイオの歴史:歴史的コンビとDNA塩基対 (一部抜粋しています)
フランシス・クリック(Francis H. C. Crick, 1916 - 2004)とジェームズ・ワトソン(James D. Watson, 1928 - )は科学史上において最も有名なコンビである。科学に携わり、尽きることのない生命の神秘を研究する人がいる限り、彼らの名前は不滅だろう。彼らの類いまれな実績は、遺伝子の分子構造として美しい二重らせん(ダブルヘリックス)モデルを提唱したことである。
クリックとワトソンがなし遂げたことは、文学の世界にも影響を及ぼし、芸術家に新たなインスピレーションを与えた。さらにハリウッドの映画製作会社は、この二重らせん物語を映画化することも考えたという。ハリウッドによる映画化は実現しなかったが、英国BBCがこの物語をテレビ放映した。
     ・
ワトソンとクリックは、従来の研究者とは違う新しいタイプの研究者であった。彼らは明確な目標をもっており、その目標を達成するためには、第1に、他の研究者の助け(チームワーク)が必要であり、第2に、古い概念を新しい概念で置き換える必要があると考えていた。従来の研究者はすべて1人でおこない、自分の守備範囲からはずれないように研究を進めていたのに対し、ワトソンとクリックはとりわけ他の研究者の実験結果を学ぶことに努めた。さらに彼らはミスを犯し、自らを笑い者にするという危機を顧みず、自らの提案が哀れな結果に終わることを甘受した。それにもかかわらず、彼らは、漫然としながらも考えに考え、”準備を終えた者にしか訪れない”(Chance favors only the prepared mind. パスツールの言葉)と自ら確信していた幸運の女神をとらえようとした。
1953年の春、クリックはこう書き残している。「キーとなった発見はジム(ワトソン)が決定した2つの塩基対(AとT、GとC)の正確な性質である。この発見は、論理的思考に基づいたものではなく、幸運な偶然によってなされたものであった」。
重要なのは、この塩基対であった。塩基対は今日では、その配列により遺伝情報を提供することから分子遺伝学の中心的存在であるが、以前は話にも上らなかった。遺伝情報はDNA分子に保存され、そしてDNAの性質を利用して次世代へと伝えられる。この遺伝情報はワトソンとクリックにとって最も悩ましい問題であった。彼らは、核酸がアデニン (A) 、グアニン (G) 、 シトシン (C)、そしてチミン (T) の4つの塩基から構成されることは理解していたが、第1にこれらの塩基が具体的にどのような構造を有しているのか、第2にこれらの塩基がDNA組織のどこに収納されているのか、または、どのように配列されているのかを理解していなかった。
     ・
遺伝情報の構造への真のブレークスルーは、4つの塩基が当時の教科書に記載されていたものとは異なる形を呈することにワトソンが気づいたことで成功した、とは言え、この発見でも、研究が自動的にゴールに辿り着いたわけではなかった。

                                • -

フランシス・クリック Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF&sa=N&rlz=1C1CHPO_jaJP580JP580&es_sm=93&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=ADRoU_KiC4KzlQX97IHQAw&ved=0CCUQsAQ4Cg&biw=966&bih=588