じじぃの「未解決ファイル_215_デザイナー・ベビー」

Designer Babies The Future of Technology Genetic Engineering 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=i1-DpvPW-Ec
サプライチェーン・デザイナー・ベビー・リベンジポルノとは~つボイノリオ 2013-10-28 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5OV_ohrVglU
デザイナー・ベビー

デザイナー・ベビー ウィキペディアWikipedia)より
デザイナー・ベビー(designer baby)とは、受精卵の段階で遺伝子操作を行なうことによって、親が望む外見や体力・知力等を持たせた子供の総称。親がその子供の特徴をまるでデザインするかのようであるためそう呼ばれる。デザイナーチャイルド(designer child)、ジーンリッチ(gene rich)とも呼ばれる。優生学(eugenics)及び遺伝子決定論と関係が深い。

                              • -

文藝春秋』 特集「立花隆 生命の謎に挑む」 2014年5月号
「100万人ゲノム計画」で医療の常識が変わる 産業技術総合研究所フェロー・幹細胞工学研究センター長 浅島誠 X ジャーナリスト 立花隆 (一部抜粋しています)
立花 遺伝子組み換えについては、1975年にアシロマ会議(カリフォルニア州、世界13ヵ国の専門家が集まった)で議論したガイドラインが決められましたが、新たな動きはないのですか。
浅島 ICSU(国際科学会議)やGRC(グローバル・リサーチ・カウンシル)、それにG8学術会議などでも論議されています。日本学術会議の「科学者の行動規範」という生命にも「それぞれの国や地域においてきちんとした法律を造るべきだ」という趣旨のことが書かれていますが、「これは止めよう」とまではなかなか書けません。
 この間、「えっ」と驚いたのは、米国でいわゆる「デザイナー・ベビー」に関する特許が認められたことです。デザイナー・ベビーとは、文字通り「赤ちゃんをデザインする」ことで、例えば、「青い目で背が高い」と希望すれば、遺伝子操作してそういう子が生まれるようにする。つまり、赤ちゃんの遺伝子を希望通りにカスタマイズする技術の特許を認めたというのですが、よく米国がそんなものを認めたなと。
 技術的には可能かもしれませんが、そういうヒトの性質まで特許にしてしまうのはどうなのか。人間の欲望は限りないですから、「運動神経に優れ、頭脳明晰の遺伝子をすべて入れろ」という親が現れるかもしれません。私自身は、遺伝子で選別するなんて決してやってはいけないと思っています。
立花 どこで歯止めをかけるか、ですね。現実の社会では、簡易的な遺伝子検査がどんどん出てきていて、関心を集めている。自分のアルツハイマー病の潜在的なリスクがどれくらいかというデータをもらって安心したり、心配したりする時代に入っています。今後、遺伝子情報をネタに商売する人も増えて来るのではないですか。
浅島 科学的根拠がきちんとしていて再現性があり、なおかつ確かな技術のもとでなら、それは役立つ情報ですから、個人の責任において行っても良いと思います。認知症の家系だと分かったならば、認知症にならないように予防薬を飲んでいくとか、知識を活用して、より良い豊かな生き方につなげていくのは重要だと思いますよね。そのためにゲノムを使われるなら良い。
 私は科学技術が万能ではなく、その限界と利点を知り、ヒトの歩いてきた道(ナチュラル・ヒストリー)を大切にする考え方が重要だと思います。より豊かに生きる英知が、このような生命科学の研究を進めていくうえでも必要です。人は自然に対してもっと謙虚になるべきだと思います。

                              • -

どうでもいい、じじぃの日記。
文藝春秋』 5月号に 特集「立花隆 生命の謎に挑む」が載っている。
じじぃも”がん年齢”なもんで、気になって買ってきて読んだ。
「『えっ』と驚いたのは、米国でいわゆる『デザイナー・ベビー』に関する特許が認められたことです。デザイナー・ベビーとは、文字通り『赤ちゃんをデザインする』ことで、例えば、『青い目で背が高い』と希望すれば、遺伝子操作してそういう子が生まれるようにする。つまり、赤ちゃんの遺伝子を希望通りにカスタマイズする技術の特許を認めたというのですが、よく米国がそんなものを認めたなと」
えっ、と驚きますよね。
大体、オリンピックでメダル獲得する選手の多くは、何らかの特殊な遺伝子を持っているのだそうだ。
これからの時代、生まれながらにして選別される時代なのだろうか。