じじぃの「宇宙飛行士になるまで・閉鎖環境での適応試験!宇宙へ出張してきます」

Road to Astronauts, 2009-2011〜宇宙飛行士候補者の挑戦〜 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=25TS1xx_jUk
JAXA古川聡宇宙飛行士とウルトラセブンが夢のご対面! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=y2M5cXuCg8g
古川聡宇宙飛行士

宇宙飛行士 Google 検索
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若田光一さん 日本人初の国際宇宙ステーション船長就任  
宇宙航空研究開発機構JAXA)は2014年2月25日、国際宇宙ステーションISS)に滞在中の若田光一さん(50)が3月9日夕方にISS船長に就任すると発表した。
http://www.j-cast.com/2014/02/26197740.html
『宇宙へ「出張」してきます―古川聡ISS勤務167日』 古川聡、林公代、毎日新聞科学環境部/著 毎日新聞社 2012年発行
宇宙飛行士になるまで (一部抜粋しています)
聡さんに宇宙の魅力を教えたのも浩子さんだ。
1969年7月21日。米国の宇宙飛行士3人が乗り込んだ「アポロ11号」が月に到達した。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
アームストロング船長が月面から発信したこの言葉が、テレビを通じて日本中に流れた。日本時間で昼前のこの瞬間、平日にもかかわらず同時中継の視聴率は60パーセントを超えたという。
横浜市の古河家でも、家族全員でテレビにかじりついた。聡さんは当時5歳。本来ならこの日、千葉の民宿に家族全員で海水浴に出かける予定だったのが、同時中継があると知って急遽、出発を1日延ばそうと提案したのは浩子さんである。
最初は「海に行きたい」とごねた聡さんも、初めて見る月面からの不鮮明な画像がテレビに映し出されると、食いいるように画面を見つめた。
「すごいね、月の上はあんな風に歩くの? ウルトラセブンに出てくる月と違うね」
興奮気味に語る聡さんの脳裏に、「宇宙」という未知の世界が強烈に焼きついた。
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聡さんは第2次選抜を一緒に受けたグループのメンバーと1週間、行動を共にした。スケジュールの合間に控え室でいろんな話をして、大いに刺激を受けた。さまざまなバックグラウンドを持ち、専門知識と経験を兼ね備えた志願者たち。
「話していて頭のいいのが分かる。話題も豊富だし、すごい人ばかり。誰が選ばれても十分宇宙飛行士としてやっていける人ばかりで、もう運しかないな、と思うようになりました」
選抜の結果、51人は8人にまで絞られた。聡さんんも10月下旬、合格通知を受け取った。「ファイナリスト」と呼ばれる、最終選抜受験者になったのだ。
第3次選抜は、98年11月下旬から2週間にわたった。今回の募集に志願したのは864人、ファイナリストは20代後半から30代後半までの8人。内訳は医師3人、科学者2人、エンジニア3人であった。聡さんは医師。当時NASDA職員だった星出彰彦さんと角野(現・山崎)直子さんがエンジニアとして残っていた。角野さんは8人中唯一の女性でもあった。
この中から「ISSでの長期滞在にふさわしい2人程度」が選ばれる。聡さんは「ここまでくれば、誰が選ばれてもおかしくない。かっこつけたり繕ってもすぐばれる。お見合いのようなもので、自分にできる限りのことをやるしかない」と思い定めた。
メインは、8人全員が閉鎖空間に1週間、缶詰になって過ごす「長期滞在適正検査」だ。もちろんこれはISSでの長期滞在を想定している。8人は入念なチェックの後、設備に入った。
場所はNASDA筑波宇宙センターにある「閉鎖環境適応訓練設備」。広さにして約83平方メートル。大きく分けて生活スペースと作業用のスペースからなる。生活スペースには2段ベッド4個、計8人分のベッドがあり、食事や休憩、入浴などはこちらで。作業用のスペースでは、NASDAが与えるさまざまな課題をこなす。ISSを模しているだけあって、窓のない完全な閉鎖環境だ。
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閉鎖環境での1週間、聡さんはどのように振る舞ったのだろうか。ファイナリストの一人はこう語る。
「1週間、さまざまな課題を与えられて、聡さんが慌てるシーンを一度も見なかった。すごく冷静で落ち着いていました。印象に残るような派手なパフォーマンスはない代わりに、状況を見ながらじっくりと課題に取り組む。それ以外の場面ではすごくにこやかで、その場の和やかな空気を作ることに、時には自分からユーモアを発揮して配慮ができる人。その場にいる人が『古川さんがいてくれてよかった』と思えるような人物だと思いました」

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じじぃの感想
図書館でぶらぶら本巡りをしていたら、『宇宙へ「出張」してきます―古川聡ISS勤務167日』という本があった。
古川さんか、なんとなく人を惹きつけるような顔をしている。
「今回の募集に志願したのは864人、ファイナリストは20代後半から30代後半までの8人」
みんな、一度は宇宙に行ってみたいと思っているんだ。
「それ以外の場面ではすごくにこやかで、その場の和やかな空気を作ることに、時には自分からユーモアを発揮して配慮ができる人。その場にいる人が『古川さんがいてくれてよかった』と思えるような人物だと思いました」
こういうふうに言われたことは、今まで一度もなかったような気がする。 (^^;;