じじぃの「黄金の国ジパング・日本の近代化の礎となった銅山開発・産業の母!サイエンスZERO」

★東洋のマチュピチュ別子銅山(前編) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vgCxeJFh3UQ
望星丸・船内で見学で・・・マンガンは1cmで100万年 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=k3LyzrswF0I
新幹線

トンネル掘削機

熱水噴出孔

黄銅鉱

四国の銅鉱床は1億5000万年前に生成された - 東大などが解明 2013/05/30 マイナビニュース
東京大学海洋研究開発機構(JAMSTEC)は5月29日、日本の「三波川帯」に大量に分布する「別子型銅鉱床群」がジュラ紀後期の約1億5000万年前に生成したことを見出し、中央海嶺の極めて活発な火山・熱水活動→大規模な海底熱水硫化物鉱床の生成および大気中の二酸化炭素濃度の上昇→極域の氷床の消滅→海洋大循環の停止→グローバルな無酸素海洋の発達→海底熱水硫化物鉱床と石油鉱床の保存、という一連の地質現象を引き起こしたことを明らかにしたと共同で発表した。
約1.5億年前の地球環境は、さまざまな地質学的証拠から、(1)海水の「87Sr/86Sr同位体比」が過去3億年間で最も低かったこと、(2)大気中の二酸化炭素濃度が現在よりも数倍以上高かったこと、(3)現在よりも温暖な気候であり、極域に氷床が存在していなかったことが明らかになっている。
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/30/205/
クローズアップ現代 「ヒッグス粒子発見 巨大実験の舞台裏」 2012年7月19日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】村山斉(東京大学数物連携宇宙研究機構長)
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら、見つけることができなかった謎の素粒子ヒッグス粒子」。日米欧などの国際的な研究グループが、巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って探し続けた結果、ついに、そのヒッグス粒子と見られる素粒子が見つかった。世界各国の科学者6千人の力を結集した巨大実験は、どのように行われたのか。日本の科学者を中心に取材し、“世紀の発見”までの知られざる舞台裏に迫る。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3231.html
NHKスペシャル 「世界遺産 平泉 金色堂の謎を追う」 2012年1月8日
2011年6月に東北で初めて世界文化遺産に登録された、岩手県の平泉。
その核心である国宝の中尊寺金色堂は、保護のため およそ半世紀の間、お堂全体がガラスケースで覆われ守られてきた。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0108/
サイエンスZERO 「黄金の国 ジパングの謎に迫る」 2014年1月26日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】浦辺徹郎(東京大学名誉教授)
かつて黄金の国・ジパングと呼ばれた日本。
金銀銅の鉱山が全国各地に存在し、世界有数の産出量を誇っていた。実はプレートの沈み込みに伴う火山や地震活動が地下に豊富な鉱物資源を作り出していたのだ。さらに最新研究から太古の時代に起きた地球温暖化が、なんと巨大な銅山をもたらしていたことも明らかになってきた。人類にとって過酷な自然現象が、どのようにして近代化の礎となった銅山を日本に作り出したのか。その謎に迫る。
https://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp453.html
どうでもいい、じじいの日記。
1/26、NHK EテレサイエンスZERO』で「黄金の国 ジパングの謎に迫る」を観た。
こんなことを言っていた。
●日本の近代化を支えた”銅”
愛媛県新居浜市に近い山間部の映像が出てきた。
日本の銅山のなかでも、特に高品質な銅を産出していたのが愛媛県別子銅山です。
採掘が始まったのは江戸時代。1691年のことです。1973(昭和48年)までに約300年間に渡って良質な銅を産出した世界有数の銅山でした。
全体が黄金色に輝いている鉱石が出てきた。
これが別子銅山の銅鉱石です。金と見間違えるほどの輝きを放っています。まるで金屏風のようだと伝えられるほど、銅の含有率が高かったのです。
こうした銅山の開発から、日本にはさまざまな産業が生れました。
住友史料館 末岡副館長、「日本にこのような銅山があったからこそ、日本の基幹産業である鉄道、造船、自動車という三大産業が起きたと言えます」
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スタジオから
ピカピカ輝いている銅鉱石がスタジオに持ち込まれた。
南沢さん、「すごい、金みたい」
浦辺さん、「これは黄銅鉱という銅鉱石です。別子とか、他の銅山がたくさん開発されて、明治の中期には世界一の産銅国になったんです。その後、チリからたくさん銅が採れて1位ではなくなったのですが、そういう意味で金・銀・銅と当時は大きな資源国だったのです」
中村さん、「この別子の銅鉱石ですけど、銅の含有率が20%で、南米のチリの銅鉱石の含有率は1%程度なんです」
竹内さん、「このスタジオを見ても、銅線だらけですね。銅って重要ですよね」
浦辺さん、「近来では銅は金や銀以上に必要です。そういうのが明治の頃に出てきた。非常にラッキーなことだったのです」
竹内さん、「銅山の開発とは複合事業で『産業の母』と呼ばれています」
浦辺さん、「山を開拓するために林業、穴を掘るための土木工事、さまざまな機械類、それから電機類、鉱石を運ぶための鉄道など、それぞれの鉱山では全部必要なので、鉱山のそれぞれのセクションが独立して、それぞれの企業になり、産業グループ(住友、三菱、三井、日立、古河)になっていったのです」
今日、新幹線やトンネルの掘削機械、電機などが日本でここまで発達したのは銅山の功績があったのです。
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南沢さん、「こういう銅鉱石って、どうやって出来るんですか?」
海底の「熱水噴出孔」の映像が出てきた。
浦辺さん、「(金と銅では融解温度が違うので)金とは違った出来かたですが、海底で出来るんです。海底で300℃ぐらいのお湯が勢いよく噴出しているところです。『熱水噴出孔』といいます。岩石の中から、銅が熱水の中に取り込まれて、それが海底に向かって上がり、海水が冷たいので冷やされて銅が沈殿していく。そうやって海底に沈殿したものが銅の鉱床になるんです」
別子銅山は約1.5億年前、現在よりも温暖な気候であったときに出来たことが明らかになってきた。石油が出来たのもこの頃である。
じじぃの感想
明治の初期、銅鉱山で使う機械類はすべて欧米製のものだった。日本人がその機械類を日本人用に改良して、現代につながっていった。
ついでにマルコポーロの日本を「黄金の国ジパング」というのは、実は岩手県平泉町中尊寺金色堂が建てられた時期と重なっているのだそうだ。
平泉の金色堂は、本当に黄金で建てられた可能性があるのだそうだ。