じじぃの「未解決ファイル_203_脂肪幹細胞(ASC)」

Adipose Derived Stem Cells www.regenestem.com 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=k3sSJA8C4Xs
名倉先生の『豊胸』(脂肪幹細胞注入)@湘南美容外科 breast augmentation 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zPYUhmGgWZc
培養脂肪移植による豊胸術 豊胸ならナグモクリニック
かつて、お腹などから脂肪を吸引し、バストに注入する豊胸法として「脂肪注入法」がありましたが、脂肪の生着率が低く、バストアップ効果がほとんど得られないことが問題でした。そこで近年登場したのが、脂肪とともに「脂肪幹細胞」を注入する「脂肪幹細胞注入法」です。
脂肪幹細胞とは、いわば脂肪の赤ちゃん。バストに注入後、中で脂肪(大人)へと成長していくので、生着率が抜群に高くなります。
http://www.nagumo.or.jp/biyou/large_breasts_new.php
「脂肪幹細胞」移植で乳房再生 鳥取大、5人に実施成功 2013/03/20 47NEWS
脂肪の組織になる能力がある「脂肪幹細胞」を本人の体から採り、乳がんの手術で乳房を部分的に切除した部位に移植し、乳房を再生する臨床研究を鳥取大病院(鳥取県米子市)が5人に実施し、成功したことが同病院への取材で20日、分かった。担当の中山敏准教授によると、患者の経過は良好という。
鳥取大病院によると、移植手術は昨年9月〜今年1月、神奈川県や大阪府など5府県の30〜60代の女性に実施した。乳がんで、乳房をできるだけ残す温存手術を受けてから1年以上経過し、がんの再発や転移がない人が対象。
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013032001001611.html
サイエンスZERO 「脂肪に潜むスーパー細胞(ASC)」 2013年12月1日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子
健康や美容の敵と見なされる体脂肪。
その中から、様々な病気に目覚ましい治療効果を発揮するスーパー細胞(ASC)が発見された!
脂肪に潜む「天然の治療薬」の大きな可能性に迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/movie/mov124.html
どうでもいい、じじぃの日記。
12/1、NHK EテレサイエンスZERO』の番組で「脂肪に潜むスーパー細胞(ASC)」を観た。
こんなことを言っていた。
悩める女性を救え! 脂肪に潜むスーパー細胞(ASC)
大阪の福祉施設で働く富田さん(49歳)。3年前に乳がんが見つかり、乳房の一部を取り去る手術を受けました。
この時行われたのは「温存手術」。取り去る部分を最小限に留める方法です。ところが、富田さん、「そんなに乳房の形は変わらないと思っていたけど、かなりへっこんで、この辺がメロンをスプーンですくったような感じで、本当にグリッとえぐられた」
手術によってできた胸の大きな窪みに富田さんはショックを受けました。
入浴のたびに落ち込む毎日。胸元が気になって好きな服も着られません。それでも命が助かったのだから、と言い聞かせてきました。
富田さん、「あきらめないといけないのかな」
実は温存手術では、人によって取り替える場所も形もさまざまなため、シリコンなど人工物を入れて胸の形を取り戻すことは困難です。
へこんだ部分に脂肪を注入する手術も行われていましたが、注入した脂肪細胞が死んでしまい、多くの場合、再びへこんでしまうという問題がありました。
鳥取大学医学部附属病院の建物の映像が出てきた。
そんな課題の解決に乗り出したのが鳥取大学医学部附属病院です。形成外科医の中山敏准教授。温存手術を受けた患者へのアンケート調査で、胸のへこみに悩む女性が相当数以上多いことを知り、研究を始めました。
胸の形を取り戻す秘策として、中山医師が目をつけたのは脂肪に含むスーパー細胞(ASC)。
一体、どんな細胞なの?
中山医師、(赤い液体が入っているシャーレを手にして)「これはASCという細胞です」
このASCこそスーパー細胞。これを胸の窪みに注入しようというのです。
去年12月21日、富田さんへの手術が行われました。
まず、お腹の皮下脂肪から脂肪の組織を吸引。これを酵素で処理した後、成分を振り分ける装置で脂肪の中に含まれるスーパー細胞ASCを採り出します。この赤い液体の中にASCが含まれているんです。
採り出したASCを別に採っておいた富田さん自身の脂肪に混ぜ、ASCが多い脂肪を作ります。これを胸のへこみに注入。手術はこれだけです。
それから3ヵ月後、
富田さん、「乳房の形もほぼ元に戻っています。2ヵ月過ぎたことから、がん手術前の柔らかさに戻って、違和感もなく、痛みもないです」
胸に注入された脂肪は異物と判断されマクロファージによって攻撃されます。しかし、ここでASCはサイトカインというたんぱく質を放出。サイトカインを受け取ったマクロファージは攻撃をやめます。注入した場所には血管がないため酸素も栄養も届きません。そこでASCは血管新生因子というたんぱく質を放出。すると、血管がASCがある場所をめがけて伸びてきます。こうして酸素や栄養が送られ、注入された脂肪細胞が生き延びられるのです。
スタジオから
南沢さん、「すごい、幹細胞に置き替わったんだ」
ASC・・・Adipose-derived Stem Cellの略語。スーパー細胞は「脂肪幹細胞」のこと。
じじぃの感想
鳥取大学では今は臨床試験の段階だが、5年以内に保険適用にしたいとのこと。
このASCは「尿漏れ」の改善にも効果があるとのこと。
ASCを尿道の周囲に注入し、衰えた筋肉そのものを回復させるものです。試験的に腹圧性尿失禁の患者11人にASCを注入する手術を行ったところ、8人が改善したということです。