じじぃの「人の生きざま_270_小室・直樹」

小室直樹氏が死去…異色の評論家、ソ連崩壊予言 2010年9月28日 All Things Must Pass
政治学社会学など幅広い分野で活躍した評論家で東工大特任教授の小室直樹(こむろなおき)氏が9月4日、心不全で死去した。
http://blog.goo.ne.jp/ns3082/e/375cf0dc9b6abee9ad038dfed43f23bd
小室直樹 - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E5%B0%8F%E5%AE%A4%E7%9B%B4%E6%A8%B9/1416
宮崎 哲弥&橋爪 大三郎 - 在野の天才 小室直樹とは? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cmFwl5sh0uM
小室直樹 資本主義講座 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=u8GoJ7SDvB0
小室直樹 ウィキペディアWikipedia)より
小室直樹(1932年9月9日 - 2010年9月4日)は、日本の法学者、法社会学者。学位は法学博士(東京大学・1974年)。東京工業大学世界文明センター特任教授、現代政治研究所(東京都千代田区)所長などを歴任した。
【生涯】
1979年12月、それまで清貧な学究生活を送っていた小室は、自宅アパートで研究に没頭し栄養失調で倒れているところを門下生に発見され病院に運ばれた。しばらく入院し身体は回復したが自身で入院費用が払えず、友人知人のカンパで費用を支払い、小室の才能を知る友人の渡部喬一弁護士や山本七平などの勧めで本を出版することにした。出版社光文社の用意したホテルにて『ソビエト帝国の崩壊』の執筆にとりかかった。しかし、小室の奇行ぶりには担当者も少々辟易したようである。しかし出来上がった原稿は想像以上の価値があった。1980年、光文社から初の一般向け著作である『ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく』(光文社カッパ、のち文庫)が刊行されベストセラーになり、評論家として認知されるようになる。この本のなかで小室は、ソ連における官僚制、マルクス主義が宗教であり、ユダヤ教に非常に似ていること、1956年のスターリン批判によってソ連国民が急性アノミー(無規制状態)に陥ったことなどをこれまでの学問研究を踏まえて指摘し、またスイスの民間防衛にならい日本も民間防衛を周知させることなどを訴えた。そしてこの本の「予言」通り、1991年にソ連崩壊となる。
ソビエト帝国の崩壊』の出版から続編『ソビエト帝国の最期 “予定調和説”の恐るべき真実』(1984年、光文社)など十数年間にわたって光文社のカッパビジネス、カッパブックスより27冊の著作が刊行された。その他多数の著作がある。ベストセラーを書くまでの主な収入は家庭教師で、受験生のほか、大学の研究者(教授など)まで教えていた。

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文藝春秋 2010年12月号
蓋棺録 「小室直樹(こむろなおき)」 (一部抜粋しています)
社会科学者・小室直樹は、経済学、法学、政治学、人類学を統合する、壮大な理論を夢見ていた。
1983(昭和58)年1月、テレビ朝日の番組で「田中角栄を有罪にする検事はぶっ殺せ!」と叫んで退席させられる。テレビ局には抗議が殺到。たちまち一般に知られる存在となった。
32年、東京の世田谷に生まれる。5歳のとき同盟通信記者の父が死亡し、福島県会津若松で少年時代を過ごした。
京都大学に入学して数学を専攻。大阪大学大学院では森嶋通夫について経済学を研究し、アメリカに留学してサミュエルソンに師事。帰国後は、丸山真男から政治学を、中根千枝から文化人類学を学んだ。
テレビも電話もない六畳一間の下宿で暮らし、周りに専門書を積み上げて、ひたすら研究の日々を続けた。何をしているのかと聞かれると、「一口でいえば、社会科学の総合ですね」。70年の論文「社会科学における行動理論の展開」は高い評価を受けたが、定収入ゼロの生活が続いた。
一般読者に注目されるようになったのは、80年刊の『ソビエト帝国の崩壊』で「ソ連は経済システムの欠陥ゆえに崩壊する」と論じてベストセラーとなってから。同書は「ソ連崩壊後は、日本とアメリカの対立が激化する」とも指摘し、90年代に予言がすべて的中したと再評価される。
学問三昧のかたわら、自主ゼミを主宰して無償で講義を続けた。この「小室ゼミ」からは、橋爪大三郎宮台真司など、ユニークな研究者や言論人が多く育った。
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学問は楽しいか聞かれ答えた。「もちろん、エクスタシーを感じます」

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