じじぃの「長期宇宙旅行・人工冬眠で恒星間移動は可能か?本当は怖い宇宙のはなし」

100 YEAR STARSHIP (100YSS) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=LDDRnrun2Ik
Interstellar Space Travel (Full Screen) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=09dxmLuO6so
恒星間宇宙船 Google 検索
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=1gTyUeTNNI-LlAXLloEI&ved=0CD4QsAQ&biw=971&bih=622
岩波新書 冬眠の謎を解く 近藤宣昭/著 岩波新書 2010年発行
●人間も冬眠できるかもしれない
冬眠というとクマやリスを連想しますが、人間も冬眠できる可能性があります。なぜなら、哺乳類は冬眠のための仕組みを潜在的に持っているらしいのです。その仕組みはまさに驚くべきもので、本書を読まれれば「生き物はすごいものだ」という感想をどなたも持たれるに違いありません。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1004/sin_k530.html
SFでおなじみ「くじら座タウ星」、生命の存在はあまり期待できない 米研究 (追加) 2015年04月23日 ITmedia ニュース
数々のSF作品に人類の移住先などとして登場する「くじら座タウ星」(タウ・ケチ)だが、生命の存在はあまり期待できない──米アリゾナ州立大学の研究チームがこんな残念な研究結果を発表した。
タウ・ケチは11.9光年離れた“ご近所”の恒星。太陽より小さいがスペクトル型はよく似ている(G型主系列星)といったこともあり、「スター・トレック」やハインラインなどの作品のほか、日本でも漫画「2001夜物語」、小説「ミニスカ宇宙海賊」など数々の作品で舞台として登場。地球外知的生命探査(SETI)のオズマ計画でも対象に選ばれた。
 2012年には5つの惑星が見つかった。そのうち「e」と「f」という2つの惑星は、生命が存在しうる「ハビタブルゾーン」にあると推定された。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1504/23/news092.html
生命存在の可能性のある系外惑星発見される! 2011/12/7 So-netブログ
NASA(米国航空宇宙局)は今月5日、2009年3月に打ち上げた系外惑星探査衛星「ケプラー」が、ハビタブルゾーンにある系外惑星ケプラー(Kepler)22bを発見したと発表しました。
今回発見されたケプラー22bは、地球の2.4倍の大きさを持ち、地球からは587光年の距離のところにあるG型恒星ケプラーの周囲を289.9日かけて回っており、主星から0.85AU(1億3千万Km)程度の距離を周回していて、これは太陽系に当てはめてみると、金星(0.72AU)と地球(1.00AU)のほぼ中間に相当します。
http://metamorphose-planet.blog.so-net.ne.jp/_pages/user/iphone/article?name=2011-12-07
恒星船 ウィキペディアWikipedia)より
恒星船とは、恒星間を航行する能力を有する宇宙船の総称で、恒星間宇宙船ともいう。
【低速有人恒星船】
限られた寿命を持つ人類を、それも重力が無ければ生理機能に悪影響を受けるという脆弱性をそのままに、低速で航行する有人恒星船に乗せて宇宙を旅行させる場合に、もっとも大きなファクターとなるのは時間である。
隣星のケンタウルス座アルファ星まで、地球の惑星軌道から直接太陽系外に脱出することのできる第三宇宙速度なら772世紀少々かかる計算で、容易に行き交うことは難しい。光速に限り無く近い亜光速航行ですら数年の歳月を要する事を考えれば、その間はクルーが快適に生活出来る方法を考えなければ、恒星間航行は不可能だといえる。
【冷凍】
人間を恒星船に乗せて飛ばす場合、その人間の扱いに関しても色々な方法がある。現在の科学で、比較的実現へのハードルが低いのは、人間自身を冷凍して、限り無く無人恒星船に近付けて打ち上げる方法だ。この方法は冬眠船とも呼ばれている。
これには倫理的な問題もさる事ながら、安全の確保に問題がある。たとえ冷凍したとしても、宇宙空間の素粒子放射線は無遠慮に宇宙船を貫通して行き、衝突の際にはエネルギーを発生させる。この過程で凍結された人体は部分解凍と再凍結を繰り返し、また衝突した時のエネルギーは有機分子を変性させる可能性もあるため、人体を構成する分子構造が破壊される危険性がある。生命活動を行っている状態なら、少々の破壊は自己治癒するが、凍結されている場合は破壊される一方である。

                          • -

『本当は怖い宇宙のはなし---宇宙旅行に出かける前に読んでおく本!』 スペース探査室/編 KAWADE夢文庫 2013年発行
長期宇宙旅行を実現する「人工冬眠」の知られざる危険性 (一部抜粋しています)
宇宙がとてつもなく広いことを考えると、宇宙旅行ができるようになったとしても、移動時間が大きな問題になる。
宇宙船で宇宙旅行に出たとして、太陽系内での移動でも数ヵ月、恒星間の移動となると数百〜数万もの時間がかかるだろう。
SFの世界でしばしば登場する「ワープ」などが技術的に可能なら話は別だが、そうでなければ遠距離の移動は難しい。
目的地にたどり着くまでに必要な食糧や水、酸素などを大量に用意しなければならないし、あまりにも長時間の旅となると、途中で乗客の寿命が尽きてしまうことも考えられる。そこで実現が期待されているのが、「人工冬眠」と呼ばれる技術である。
動物のなかには、生活活動をほとんど停止した状態で冬を過ごす種がいる。森のなかにすむクマやリスなどはエサのない冬場に生命活動を抑えて眠りにつき、春になると起きて活動しはじめる。人工冬眠では、この動物の性質を人間に応用する。
冬眠しながら移動時間を過ごせば、食料や酸素などの必要物質を節約できるうえ、筋力の低下や老化も抑えられる。
このように人工冬眠は、長時間の宇宙旅行を可能にする効果的な技術とされているのだ。
しかし、現在の科学力ではまだ人工冬眠を実現できないようだ。1970〜80年不台には、NASAが惑星間旅行に本気で取り組み、人工冬眠について研究をおこなったものの、ほとんど成果は得られなかった。
それでもNASAは人工冬眠の研究を継続した。これまでの研究により、冬眠する動物の血液中には冬眠タンパク質(HP)という物質があって、冬になると増えることがわかっている。このHPの増減が冬眠の開始と覚醒に関係しているのではないかといわれているが、残念なことに人間の体からはHPは発見されていない。
では、身体的にどうやって人間を冬眠させるかというと、硫化水素などを使って低体温、低代謝を引き起こして冬眠状態にするコールドスリープという方法が考えられる。しかしこの方法で動物の冬眠と同じ効果が得られるのかどうかはわかっていない。
こうして見ると、人工冬眠による宇宙旅行の実現はまだずいぶん先の話になりそうだ。しかし、もし人工冬眠が可能となったとしても、そこには健康面、精神面で多くの危険があるといわれている。
健康上の危険とは、無重力空間で冬眠状態に入った場合、筋肉の衰えや骨の弱体化が進む恐れがあることだ。重力のある場所で眠り続けたとしても、長時間同じ姿勢のままでいると、床ずれになってしまうかもしれない。また、コールドスリープで低体温状態にすると、細胞が破壊される危険もある。
精神面では、眠り続けることによって精神的な悪影響が引き起こされるのではないかという指摘がなされている。

                          • -

どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『本当は怖い宇宙のはなし---宇宙旅行に出かける前に読んでおく本!』を見ていたら、「長期宇宙旅行を実現する『人工冬眠』の知られざる危険性」があった。
「このように人工冬眠は、長時間の宇宙旅行を可能にする効果的な技術とされているのだ」
2013年3月、チリにおいてアルマ望遠鏡の開所式が行われた。アルマ望遠鏡太陽系外惑星系の誕を解くものとして期待されている。
もし、地球から100光年ほどの場所に、地球のように水があり、酸素があり、雲があり、表面温度がプラスマイナス50度程度の地球に似た大きさの惑星が発見された場合、人びとはどんな反応を示すのだろうか?
不可能と思っても、「恒星間宇宙船」を想像するのではないだろうか。
もしかしたら、人類は幾世代間にわたる旅行になるかもしれないが、チャレンジするのかもしれない。
「もし人工冬眠が可能となったとしても、そこには健康面、精神面で多くの危険があるといわれている」
「恒星間宇宙旅行」はそれこそ、人類の夢なのかもしれない。