じじぃの「南極で未知の細菌に出会えるか・地底湖の生き物!へんな細菌・すごい細菌」

長沼毅 南極の地下に未知の生命体が存在する!? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=WzlvPHSyPIs
「氷をはぎ取られた南極大陸」を見る(動画) WIRED.jp
http://wired.jp/2013/06/06/de-ice-antarctica/
南極 画像
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e0/Antarctica_6400px_from_Blue_Marble.jpg/200px-Antarctica_6400px_from_Blue_Marble.jpg
南極氷底湖に「新生物なし」=ロシア研究所が一転否定 2013/03/10 時事ドットコム
ロシア・サンクトペテルブルクの核物理学研究所は、南極の氷床の下に広がる「ボストーク湖」で採取した水を分析したものの、新種の生物は見つからなかったと明らかにした。5日にこの研究所の専門家が「未知のバクテリアのDNAを発見した」と地元メディアに語ったが、7日に訂正した。
ロシアの研究チームは2012年2月、ボストーク基地近くで氷底湖までの深さ約3770メートルの掘削に世界で初成功した。湖水から標本が得られたが、ボーリング調査で使った化石燃料や人体などに由来するバクテリア混入の可能性が高いことが判明。研究所は「未知の生物が発見されたとは言えない」と結論付けた。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201303/2013031000011&g=int
サイエンスZERO 「珍種だらけ! 南極大陸に秘密の楽園」 2013年5月19日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】杉山慎(北海道大学講師)
海底に広がる、超キテレツな形のカイメンや踊るナマコ、驚異的な姿のウミグモなど。地球とは思えないほど不思議な世界が広がっているのは、実は「南極大陸」! 最新の探索によって、氷の下に眠る「氷底湖」や巨大な「棚氷」の下には、南極ならではの不思議な生態系が広がっていることが分かったのです! そもそも南極は、厚さ2000メートルもの氷の重さで、大陸のほとんどが水面下に沈没しているなど、不思議がいっぱいの場所。人知れず息づいてきた「秘密の楽園」がついにベールをぬぎます!
https://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp426.html
『人を助ける へんな細菌 すごい細菌 ―ココまで進んだ細菌利用』 中西貴之/著 技術評論社 2007年発行
南極で未知の細菌に出会えるか (一部抜粋しています)
1970年代、2000メートルの厚さがある南極大陸の氷の下に、地熱によって凍結していない湖が存在することが発見されました。その後の調査で、同様の湖が次々に発見され、南極大陸には、これまで予想していた地域や数をはるかに超える地底湖が存在することが明らかになりました。南極大陸が氷に覆われたのは3000万年前。地底湖の水は、この時を最後に外部環境と接触していない可能性が高く、独自の進化を遂げた未知の細菌が存在していることが期待されています。
このように特殊な環境に封入された細菌を取り出す際に最も心配されるのは、試料の中に身近な細菌が紛れ込み、どれが特殊な環境の細菌なのかがわからなくなってしまうことです。それは、試料採取時に外気に触れてしまったり、全く別の研究で知らないうちに特殊な環境を破壊してしまうことなどによって起きます。
2004年に、宇宙で太陽風を採取して戻ってきたNASAの探査機「ジェネシス」が地表に向けて試料入りカプセルを放出したものの、パラシュートが開かなかったためキャッチに失敗し、地上に激突して大破するという報道がありました。
このような事故が起こると、中の試料が地球の大気や地面と触れ合ってしまい、太陽風と破損時に混入した物質を区別することは、非常に難しくなります。
南極の細菌も同じです。南極では地球の気候変動を探るためにボーリング調査が各地で行われていますが、各地底湖は水路でつながっているという報告もあり、これらの調査によって地底湖が外来生物で汚染されてしまう危険性があります。
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3000万年前から別の道を歩んだ微生物を既知の微生物と比較することによって、生物進化上に新しい発見があるかもしれません。また、新たな微生物の機能が発見される可能性も期待されています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
中西貴之著 『人を助ける へんな細菌 すごい細菌 ―ココまで進んだ細菌利用』という本に「南極で未知の細菌に出会えるか」があった。
「特殊な環境に封入された細菌を取り出す際に最も心配されるのは、試料の中に身近な細菌が紛れ込み、どれが特殊な環境の細菌なのかがわからなくなってしまうことです。それは、試料採取時に外気に触れてしまったり、全く別の研究で知らないうちに特殊な環境を破壊してしまうことなどによって起きます」
2010年6月13日16:25 (日本時間14日 0:25)。小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから採集されたサンプルを入れたカプセル持ち帰り、無事地球に帰還した。
そして、宇宙航空研究開発機構が 16日、「はやぶさ」の試料容器内で発見された微粒子約1500個の大半は小惑星イトカワ由来のものであると発表した 。
確かに、地球のゴミなのか、宇宙のゴミ?なのか、どうやって区別したのだろうか?
南極の3000万年前、閉じ込められた地底湖からボーリング調査で微生物を採取したとして、果たして、外界と隔てた独自に進化した微生物なのかどうか。
ノーベル賞級の問題だ?