じじぃの「FAS抗体(阻害薬)・人類進化が生んだ病・がん細胞をたたけ!病の起源」

Structural Annotation of a Fatty Acid Synthase (FAS) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=sOMH4DKWAlU
片岡 一則 - FIRSTサイエンスフォーラム
東京大学大学院教授 片岡一則
すい臓がんは、生存率が非常に低く、難治がんとして知られています。
私たちは、合成高分子の分子集積技術によって精密に粒径制御したナノカプセルがすい臓がんに効果的に集積し、搭載した抗がん剤の有効性を飛躍的に高めることを明らかにしました。ナノカプセルはすい臓がんの画期的な治療薬をもたらすことが期待されます。
http://first-pg.jp/about-us/kataoka-kazunori.html
NEWSアンサー 「がん治療最前線 “動く患部”も狙い撃つ!」 (追加) 2013年11月7日 テレビ東京
【キャスター】大浜平八郎、倉野麻里
●ナノカプセル投薬
最新の治療法では「がん」だけをピンポイントで狙い撃ちすることができるようになっています。
抗がん剤を微小カプセルに包んでがんの患部に届ける薬の送達システムの最新研究を伝えます。
数年後の実用化を目指し、乳がんやすい臓がんなどの抗がん剤で治験が進められています。
がん細胞を狙い打つピンポイント治療は、より多くの人の患者さんを救うことになりそうです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_53676
FasFasリガンド
Fasの発見
Fasは、ヒト線維芽細胞FS7をマウスに免疫して得られたIgMクラスのモノクローナル抗体により認識される抗原として、京都大学 (当時、都立臨床研) の米原伸一博士により発見された。この抗体は補体非依存性に、FS7をはじめ多くのヒト細胞株に細胞死を誘導する能力を有していた。
http://dimb.w3.kanazawa-u.ac.jp/sousetsuf/sousetsu6.htm
究極のがん治療? FAS阻害薬 C-31 浸潤性癌、転移性癌にも有効? 2013年7月24日 NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137465114151585301
Fatty Acid Synthase(FAS)抗体 タカラバイオ株式会社
●製品説明
脂肪酸合成酵素(Fatty Acid Synthase;FAS)は生物界に広く存在する酵素で、植物や細菌にも認められている。動物種では約254 kDaサブユニットのホモダイマータンパク質として存在する。ヒトの脳、乳がん、肝がんからcDNAがクローニングされ、その遺伝子産物が明らかにされている。正常では、脳、肺、肝臓、脂肪組織にそのmRNAが発現しており、またいくつかのがん組織でもFASの過剰産生が報告されている。また、一部のがんではその発現量が予後と逆相関することが報告されている。
http://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_info.asp?catcd=B1000773&subcatcd=B1000823&unitid=U100007417
Anti-Fas (CD95) (Human) mAb-Alexa Fluor® 488 MBLライフサイエンスサイト
http://ruo.mbl.co.jp/dtl/A/MD-10-A48/
NHKスペシャル 「病の起源第1集がん 〜人類進化が生んだ病〜」 2013年5月19日
進化の陰で宿命として“がん”になる種が埋め込まれていた人類の体。私たちはどう“がん”に向き合い、闘っていけばよいのか、進化の過程から紐解いていく。
人は動物の中でも特にがんになりやすいです。がんで亡くなる日本人の割合は30%ですが、チンパンジーのがんによる死亡率は2%しかありません。同じ多細胞生物でもなぜここまで違うのでしょうか。理由の一つが脳の巨大化。人類の祖先は進化する中で石器などの道具を作り始めました。脳が巨大化し高度な知性を持つようになったのです。脳が巨大化した理由はFASと呼ばれる酵素にあると考えられています。細胞の材料となる脂肪酸を作り出す酵素です。ほとんどの動物にFASはありますが、人類のFASは他の動物よりもはるかに多く脂肪酸を作ると言われています。そのため、脳が発達し高度な知性を持つようになったと考えられているのです。しかし、最先端の研究によってFASの別の側面が見えてきました。FASが作る脂肪酸は幹細胞の分裂も促していたのです。人類は知性と引き換えにがんになりやすくなったのです。
FASが、がんの増殖に関わっていることを突き止めたのはジョンズ・ホプキンス大学のガブリエル・ロネット博士です。
このFASの働きをブロックする物質を見つけ、3年前精製に成功しました。このFAS阻害薬(C31)は正常な細胞には影響を与えず、がん細胞の増殖を抑え死滅させることが確認されています。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0519/
どうでもいい、じじぃの日記。
5/19、NHKスペシャル 「病の起源第1集がん 〜人類進化が生んだ病〜」を観た。
番組の最後にこんなことを言っていた。
「脳が巨大化した理由はFASと呼ばれる酵素にあります。がんはこのFASを取り込んで増殖してしていたのです。FAS阻害薬(C31)はFASだけを標的にします。がん細胞が増殖に利用するFASだけをたたく全く新しい治療薬なのです。正常な細胞には影響を与えないので、従来のような抗がん剤のような副作用は起きません」
ネットで「FAS阻害薬」をキーに検索してみた。
タカラバイオ」と「MBLライフサイエンスサイト」から、がんの薬「FAS抗体」として製品が発売されているようだ。
特に、タカラバイオはこの頃iPS細胞関連の会社としてでテレビにもよく出てくる。
このFASの発見には日本人も関係しているようだ。