じじぃの「人の生きざま_238_利根川・進」

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#150eノーベル生理学・医学賞 利根川進 ビデオメッセージ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HjP-P1z2DwI
利根川進 ウィキペディアWikipedia)より
利根川進(とねがわすすむ、1939年9月5日 - )は、日本の生物学者。1987年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。現在、マサチューセッツ工科大学教授(生物学科、脳・認知科学科)を勤める他、ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長、理研-MIT神経回路遺伝学研究センター長等も兼任。
分子生物学と免疫学にそのバックグラウンドを持つが、近年は、脳科学神経科学にもその関心を広げ、Cre-loxPシステムを用いた遺伝子ノックアウトマウスの行動解析等による研究で成功を収めている。

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『現代化学の大発明・大発見50』 大宮信光/著 サイエンス・アイ新書 2012年発行
抗原抗体反応を遺伝子レベルで解明 利根川進 (一部抜粋しています)
利根川進ノーベル賞を受賞した1987年は、10月19日にニューヨーク株式市場で史上最大の株価大暴落が起こり、「ブラックマンデー」といわれた都市である。その10月に利根川進がノーベル生理学医学賞を受賞し、数少ない明るい話題となった。
1939年に生まれた利根川進は高校時代に化学が大好きになり、京都大学理学部の化学科に進学する。ところが大学の化学の授業には興味がもてず、むしろ生物現象一般に興味が移っていく。高校では生物の授業を取らなかったが、大学に入ってから俄然興味がわいてきたのだ。そこで利根川は、発生学の講義を受けたり、分子生物学という新しい学問の特別講義を聴いたりしている。ワトソンとクリックが、DNAは二重らせん構造をしていることを1953年に突きとめて以来、欧米では分子生物学が急速に発展し始めていた。利根川分子生物学に興味をもったのは、ワトソンとクリックが1962年にノーベル生理学医学賞を受賞したばかりのころだった。先輩の話も聞いて触発された利根川分子生物学の研究者になることを決意し、1963年、設立されたばかりのカリフォルニア大学サンデイエゴ校に留学する。
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私たちの身体には免疫システムがあり、外からありとあらゆる種類の病原菌や異物が入ってくるが、ちゃんとそれぞれを見分けたうえで無害にしてしまう。ありとあらゆる種類の抗体が存在する。いったいばぜ、そんなことができるのか。
外界から生体内に侵入するものを「抗原」という。生物は抗原と結合して処理してしまう抗体を製造して、「抗原」に対抗する。抗原に対抗し抗議するタンパク質の物体、それが抗体だ。生体内でタンパク質は、遺伝子の情報にもとづいて組み立てられる。また1種類の抗体は1種類の抗原しか認識できない。そのため生体内では数百万から数億種類の抗体をつくりだして、あらゆる抗原に対処しようとしている。ところが抗体のタンパク質をつくりだす遺伝子の種類は、当時約10万しかないと思われていた。最新の研究ではそれより少なく、約3万とされる。これではいろいろな抗原に対応できない。この謎はジェネレーション・オブ・ダイバーシテイ(GOD)といわれ、この問題に利根川は挑む。
そのころ、GODを説明する仮説の1つに、ヂライヤー・ベネットの仮説があった。バラバラに分かれている遺伝子に組み換えが起こり、いろいろな抗体ができるというものだ。トンデモ仮説だと決めつける学者さえおり、利根川も当然疑いの目を向け、得意の実験技術で間違いを照明しようとした。ネズミを使い、分子生物学のさまざまな手法で実験した。
ところが驚いたことに、逆にベネットの仮説が正しいことを確認することになってしまった。抗体の遺伝子では、受精した生殖細胞が体細胞に変わっていくときに遺伝子の組み換えが起こることを、実験で初めて証明したのである。これまでの遺伝学の常識をくつがえす大発見だった。利根川が研究対象にしたのは、抗原を特異的に結合する抗体、「免疫グロブリン」である。

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