じじぃの「超軽量マグネ合金が好調・スマートフォン向けへ!ニッポンの世界No.1企業」

[ScienceNews]マグネシウム新時代 燃えない新合金、誕生! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pXVae1QrOvI
夢の扉+ 「マグネシウム電池」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=YnVI6uymcKY
主要製品 再生マグネシウム合金地金 日本金属株式会社
実用金属中最も軽量で、今あらゆる分野で注目されている金属であるマグネシウムですが、ダイカスト製品には不良品や方案部、切削屑などの加工工程で発生するスクラップのリサイクルが不可欠です。マグネシウムはアルミと同様新地金を生産するときのわずか4%のエネルギーでリサイクルすることができます。
しかしマグネシウムの再生は、アルミニウム等と異なり高度な技術が必要になります。そのためマグネシウム業界において今、最も注目されているのが再生部門です。日本金属はマグネシウム再生において高品質はもちろんのこと日本最大の再生能力と実績を持ち、業界のトップを走り続けてきました。
よりよい再生材を作り世界規模のニーズに応えるため、日本金属は日々前進し続けています。
http://www.nippon-kinzoku.co.jp/5_7.htm
日本金属、超軽量マグネ合金が好調 2012年12月03日 日刊産業新聞
日本金属が生産するマグネシウム合金LZ91に対する引き合いが大幅に増えている。背景には国内外の電機メーカーがノートブックパソコンおよびスマートフォン向けの採用を目指していることがある。また日本金属が素材供給し沖縄県島尻郡久米島町で生産が進むマグネシウム一次電池は、9月からアジア各国へのサンプル出荷が開始され、2013年2月の量産化を予定する。
http://www.japanmetal.com/back_number/news/newsidh2012120302.html
サイエンスZERO 「パワー10倍! マグネシウム電池開発中」 2013年3月10日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】小濱泰昭(東北大学教授)
これまでの乾電池よりもパワーが10倍長持ちする「新世代の電池」。その原理はなぜか、ある種の金属に塩水をかけるだけ。しかも、使いきっても太陽の熱などで熱すれば元に戻って繰り返し使えるという、夢のようながら不思議な電池です。しかもこれが発見されたのは、ひょんなきっかけ。リニアモーターカー実験線跡で新型車両の開発をしていた研究者が、たまたま車体に塩水をかけたところ、発電することが判明したのです。先日、3輪電動バイクで100キロの走行実験が行われ、実現が視野に入ってきた新型電池の不思議な実力をお楽しみください!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp419.html
『ニッポンの「世界No.1」企業』 日経産業新聞/編 日本経済新聞出版社 2012年発行
最薄0.05ミリの鋼板――日本金属  (一部抜粋しています)
日本金属は圧延で最薄0.05ミリメートルのマグネシウム鋼板を生産できる世界唯一の企業だ。マグネシウムの比重はアルミニウムの3分の2と、実用金属のなかで最も軽いが加工が難しかった。同社は独自の圧延工法とプレス成型で薄板市場をゼロから立ち上げてきた。
商業生産にこぎ着けたのは2001年、同社はその前から薄さ0.02ミリメートルのステンレス箔の生産技術を持っていた。圧延用ロールは自社で研磨し、ロールの空転や金属との摩擦による焦げ付きを防ぐ潤滑油は最適な粘度や成分を調整する。この蓄積がマグネシウムの圧延を可能にした。
ポイントとなるのが圧延機の温度管理。金属は加熱や加工時の圧力による温度変化で結晶構造などが変わる。マグネシウムは厚み4ミリの母材を摂氏250〜300度に加熱しながら0.05ミリから2.5ミリの幅で薄く延ばす。均一に伸ばすには板全体の温度を均一に保たなければいけないが、それが難しい。そこでステンレス圧延のノウハウが生きた。ステンレスは常温で圧延するが、季節によって条件を適宜変え、鋼板温度を一定にする。
「当社は伝統的にニッチを攻める経営スタイル」とマグネ事業部の樋口秀二部長は話す。遊休設備が無理なく転用でき、しかも他社が手がけていない市場として事業化を決めた。「ニッチ市場に他社は参入してこなかった」ことが今の独占的地位につながった。
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0.05ミリはスピーカーの振動板に使われ、ノートパソコンの筺体には0.6〜0.8ミリが採用された。携帯電話での実績もある。それが折からのスマートフォンブームで注目が一気に倍加。日本や韓国などの電機メーカー7〜8社と初のスマートフォン採用を目指して交渉中だ。早ければ 12年春モデルに搭載される。
12年3月期の販売量は30〜40トン程度だが、13年3月期は50トン強にまで増やす方針。「50トンを突破すれば量産効果でコストを安くできる」と樋口部長。隙間にまいた種が大きく伸びようとしている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
日経産業新聞/編、『ニッポンの「世界No.1」企業』を見ていたら、「最薄0.05ミリの鋼板――日本金属」というのがあった。
「ニッチ市場に他社は参入してこなかった」
この間、NHK EテレサイエンスZERO』で「パワー10倍! マグネシウム電池開発中」をやっていた。
マグネシウムは地球上で8番目に豊富な元素で、重要な金属元素としては鉄、アルミニウムに次いで豊富に存在している。マグネシウムは発火しやすい性質があることで利用できる範囲が限られてきたが、カルシウムを混ぜることで、難燃性のマグネシウム合金ができた、とか言っていた。
カルシウムを混ぜたマグネシウム燃料電池は、リチウムイオン電池よりも長時間使用することができる。しかも、使用済みのマグネシウムを1200度の高温で加熱処理すれば、元に戻すことができる。
マグネシウムはニッチどころか、人類の可能性を賭けた王道の金属なのである。