じじぃの「未解決ファイル_188_災害用ロボット」

How Robots Will Change the World - BBC Documentary 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8zP7yP8hdLE
DRC Trials (日本製のロボット SCHAFTが優勝)
http://www.theroboticschallenge.org/
DARPA Robot Masters Stairs 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=aqCmX5dMYHg
Story of Asimo the Honda Robot - ASIMO effect [3 of 5] 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=4M1sQpBVlFw
東芝、新型除染ロボを公開 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vILSX25DNi0
報道ステーション (追加) 2013年4月18日 テレビ朝日
【司会】舘伊知郎 【コメンテーター】三浦俊章(朝日新聞編集委員
▽ロボットが握る“廃炉”の行方
福島第一原発1号機の一角に事故以来はじめてカメラが入った。撮影したのは2台のロボット。「放射線汚染」は廃炉作業の大きな壁となっている。40年かかると言われる廃炉への道、1号機の廃炉計画。頼みの綱となっているのが、「ロボット」。
2号機建屋の2階に新たに開発された「除染ロボット」が走行試験を行った。「除染ロボット」は東芝が開発した。ドライアイスの細かい固まりを床や壁に吹付け、こべりついた放射性物質をはがす。そして、はがした放射性物質を掃除機のように吸い取って回収する。除染出来る面積は1時間で畳約1畳分になっている。第一原発建屋には、ロボットだけ入って作業し、映像を見ながら遠隔操作する。
事故から2年経ても進まない放射能汚染除去作業に、”All Japan”でという声があるが、アメリカなどの軍事ロボットの優れた技術を取り入れて、世界レベルでこの放射能汚染問題に立ち向かうべきだ、とコメンテーターが話した。
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=29338
【話題】DARPAが災害用ロボット競技会「ロボティクス・チャレンジ」を公式発表(動画あり) 2012年04月17日 zenbackキーワーズ
国防高等研究計画局(DARPA)が、競技会形式の災害用ロボット開発プロジェクト「Robotics Challenge」の開催を公式発表しました。42ページにわたる計画書には世界中からの参加を促すと記されており、優勝者へ送られる賞金は200万ドル(約1億6000万円)。
http://zenback.itmedia.co.jp/contents/blogbu.doorblog.jp/archives/52391250.html
レスキューロボット ウィキペディアWikipedia)より
レスキューロボット(Rescue robot)は、地震や水害などの災害で被災した人間を救助したりすることなどを目的として設計されたロボットである。現在開発が進められているものの多くは、要救助者の探索を目的としており、瓦礫や建物内の中を移動するための特殊な移動機構や、人間を発見するためのセンサ技術などの開発が焦点となっている。
なお日本では2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故(以後「福島第一原発事故」)をきっかけとして、従来より行われていた原発事故時に発電所施設内の情報収集や、危険箇所での作業を行うためのロボットの研究・開発もより強化されている。
また福島第一原発事故を契機に、ヒューマノイドの開発競争が全世界的に起きている。アメリカで既に開発されているヒューマノイドアシモを超えているという。

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『ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか』 鈴森康一/著 ブルーバックス 2012年発行
カンブリア紀」に向かうロボットたち (一部抜粋しています)
急速な”進化”を可能にした大きな要因の1つに、生き物というお手本の存在がある。からだをくねらせて動くヘビやサカナといったお手本がなければ、ロボットの移動方法はもっと限られたものになっていただろう。空飛ぶトリの存在がなければ、空中に物を浮かべようなどという大胆な発想は生まれなかったに違いない。「サカナのように泳ぎたい」「トリのように飛びたい」という欲求がなければ、工学の大きな進展が起こりえなかったことは、疑いようのない事実である。
「擬似人間を作りたい!」という願いが、ヒト型ロボットの開発の源にあったのだが、ヒトというお手本がなければ、足や腕に酷似した3つのパーツを揺動関節で直列に連結したメカニズムという発想自体が、容易に生まれなかったかもしれない。
このように考えると、ロボット設計者は少々うぬぼれているかもしれない。自分たちで考えてロボットを作ってきたように思っているが、実のところは、神様の手のひらの上で自然のデザインをまねてきただけなのかもしれない。
私たちは確かに、日々自分たちの頭で考え抜き、知恵を振り絞っている。だが、行き着いたところには、常に神様のデザインが先回りしている。生き物のからだも、力学的・幾何学的な制約条件の範囲でしか成り立たない。その制約条件下で最適な設計を追及してゆく限り、ロボットは生き物が待ち構える同じゴールに向かわざるを得ないのだ。「生き物に似てしまう」所以である。
生き物は、ロボット設計者が思わずまねたくなる魅力的なアイデアの宝庫でもある。これまでロボット設計者は、この宝庫から多くのものを学んできた。そして、その魅力はいまだ尽きることがなく、多くのロボット設計者を魅了し、誘惑している。これからもロボットをますます生き物に似せる方向に、多くのロボット研究者/設計者を誘導し続けるだろう。
しかしいま、曲がりなりにもロボットの一部の機能は、神様の設計を追い越して来ている。力、速度、精度、速度など、神様がデザインした生き物よりも優れた能力を持つロボットたちが登場している。宇宙環境や有害物質が充満した過酷な環境、あるいは放射線に汚染された環境など、生き物が発動できない場所で平気な顔して働くロボットたちも生まれている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
鈴森康一著 『ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか』を見ていたら、「『カンブリア紀』に向かうロボットたち」が出てきた。
今から5億年もの昔、「カンブリア紀」に突如として、爆発的な生物の多様化の時代を迎えた。
そして現在、ロボットも一挙に「カンブリア紀」に突入するかもしれないのだという。
そのきっかけは、東日本大震災(3.11)だった。福島第一原発事故で起きた事故でロボットがほとんど役に立つことはなかった。
米国国防高等研究計画局(DARPA)は今までのロボット開発の方向をヒューマノイド・ロボット開発に方向転換し、あるプロジェクトを立ち上げた。
これは大規模災害を想定した災害用のロボット開発を競い合うというプロジェクトであった。与えられるミッションは、車を運転する・瓦礫を歩く・障害物を除く・扉を開く・道具で壁を壊す・ハシゴを上る・バルブを回す・故障修理、の8つだ。参加が認められれば、最大4億円の開発費が提供される。世界から100以上の参加申し込みが殺到している。
しかし、8つのミッションのうちの1つ、「車を運転する」などは、ほとんど人間並みの知能を想定したものだ。
ホンダが開発した「アシモ」は走ったり、手でコップをつかんだりできるようになった。
しかし、人間は「ハエ」でさえ、作ることができないのでいるのだ。
1つのヒューマノイド・ロボットで、走り、ジャンプし、泳ぎ、テニスをしたら、一応人間に近づいたといえるのかもしれない。
そうであれば、災害ロボットも夢ではないのかもしれない。