じじぃの「未解決ファイル_183_マグネシウム電池」

夢の扉+ 「マグネシウム電池」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=YnVI6uymcKY
空気マグネシウム電池 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=yzv8gOWUA1w
魔法のバッテリー「マグネシウム空気電池」は来るか? 2013年3月9日 ザッカー編集部スタッフのリレーコラム
古河電池東北大学未来科学共同研究センターの小濱泰昭教授らによるプロジェクトで、製作された電動トライクがそれです。荷台部分に異常に大きなボックスが積まれていますが、これがマグネシウム空気電池だそうです。
http://ecocar-asia.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-1f45.html
空気マグネシウム電池 ウィキペディアWikipedia)より
空気マグネシウム電池、またはマグネシウム燃料電池は空気電池および燃料電池の一種であり、負極に金属マグネシウムを使用し、正極に空気中の酸素を使用する。電解液としては食塩水が利用される。
研究および市販化の技術はMagPower Systemsにより公開されており、90%の効率および-20〜55℃の環境下での動作が可能としている。
国内では埼玉県産業技術総合センターの栗原英紀博士が活物質重量比90%以上の実容量での放電に成功している。 負極の放電容量は2000Wh/kg。
【使用済みマグネシウムの再生】
・電池の放電によって生成される水酸化マグネシウムは安定した物質であるため金属マグネシウムにリサイクルすることは容易ではない。触媒とともに真空中で約2200℃に加熱することにより還元できるため、小濱教授は太陽炉によるマグネシウムリサイクルを提案している。

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『夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜』 2012年12月16日 TBS
【ドリームメーカー】東北大学 教授 小濱泰昭 【ナレーター】坂口憲二
『子どもたちの時代、そしてその先に、安全で持続可能なエネルギー社会を残したい!』
日本のエネルギー政策で、いま、最大の争点“脱原発”。しかし、その代替案は―?
『これがその答え。発電所です!』 そう話すのは、東北大学未来科学共同研究センターの小濱泰昭、67歳。小濱たちのプロジェクトチームが開発したのは、『マグネシウム燃料電池』。酸化する際に発電するマグネシウムの特性を生かした電池で、マグネシウムを塩水につけるだけ、あとは、空気中の酸素と反応して電気をつくり出すというもの。有害物質を排出しない、未来の“クリーンエネルギー”だ。大容量化の技術も開発され、リチウム電池の5倍以上の電力量を確保できるという。
ほぼ無尽蔵の資源といえるマグネシウム。これまで多くの研究者が、その発電特性を実用化しようと挑んできたが、発火しやすく電解液に溶けやすいことから、“マグネシウム燃料電池の大容量化は不可能”とされてきた。
だが、小濱は、ある特性を持った「マグネシウム合金」でこの通説を覆す―。
『普通はやらないことをやってみる。とにかく動く。やれば何か道が開けてくる!』
小濱たちは、使用済みとなった酸化マグネシウムを太陽光の熱によって精錬し、再びマグネシウムとして利用する技術も確立。目指すのは、マグネシウム燃料電池を使って無限の電力を生み出す“究極のエネルギー循環社会”だ。
この壮大なプロジェクトを実現するために、まずはマグネシウム燃料電池を世に知らしめようと、小濱は技術的に一番難しいと考えられる移動体への搭載を決断。福島県から故郷の宮城県まで、マグネシウムを燃料にした電動三輪車での走行実験に挑む。全走行距離約100kmの歴史的実験、果たして走破なるか―?
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20121216.html
サイエンスZERO 「パワー10倍! マグネシウム電池開発中」 2013年3月10日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】小濱泰昭(東北大学教授)
これまでの乾電池よりもパワーが10倍長持ちする「新世代の電池」。その原理はなぜか、ある種の金属に塩水をかけるだけ。しかも、使いきっても太陽の熱などで熱すれば元に戻って繰り返し使えるという、夢のようながら不思議な電池です。しかもこれが発見されたのは、ひょんなきっかけ。リニアモーターカー実験線跡で新型車両の開発をしていた研究者が、たまたま車体に塩水をかけたところ、発電することが判明したのです。先日、3輪電動バイクで100キロの走行実験が行われ、実現が視野に入ってきた新型電池の不思議な実力をお楽しみください!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp419.html
どうでもいい、じじぃの日記。
3/10、NHK EテレサイエンスZERO』で「パワー10倍! マグネシウム電池開発中」を観た。
こんなことを言っていた。
グライダーを一回り大きくしたような翼がある物体が映像に出てきた。
10年以上に渡って研究してきたのは「エアロトレイン」。
地面すれすれに飛行機のように飛ぶことで、空気抵抗を抑え、省エネを実現しようというものでした。実はその機体の材料として使われていたのがマグネシウムなのです。
2年前、エアロトレインの実験も一段落。実験室には余った機体の材料が転がっていました。そして、近くには海。小濱さんは余った材料に海水をかけてみることを思いつきます。
マグネシウムに海水をかけたら、電気が起きるかも
小濱、「電解液体として一番すぐ使えるのは海水なんです。塩も我々は大量に持っていない」
実験室に戻ると、さっそくペットボトル容器で簡単な電池を作りました。海水を注ぐと、モーターは回り始めました。
でも本来なら、マグネシウムに皮膜ができて、すぐ止まるはず。ところがなぜか、モーターは安定して回り続けます。1日経っても2日経ってもモーターは回り続けます。結局なんと3週間も止まらずに、マグネシウムがすべて融けて無くなるまで回り続けたのです。一体なぜ?
小濱、「エアロトレインにはできるだけ軽い材料としてマグネシウムを使ったんですが、ひょっとしたら従来のマグネシウムと違う性質を示すのではないかと思った」
中村、「エネルギーとして、電池を作りたかったわけではないんですか?」
小濱、「ひょうたんからこまが出てきたというわけです」
中村、「でも、マグネシウムは皮膜を作ってしまうということでしたが」
南沢、「(皮膜ができたら)電池、できないんじゃないですか」
中村、「今回のマグネシウムにはあるものが混ざっていたんです」
小濱、「昔から、毒は毒で制す、という言葉があります」
答えはこちら。カルシウムです。実はカルシウムは金属の仲間。マグネシウムと同じく他の物質とよく反応します。試しに水を入れてみると、瞬時に化学反応を起こしてこの通り、消石灰になってしまいました。こんなのをマグネシウムと混ぜたら、さらに反応が強くなって逆効果なんじゃないの?
電気炉のるつぼの中で真っ赤に燃えているマグネシウムの映像が出てきた。
2つを混ぜると、とっても不思議なことが起こるのです。こちら、赤々と燃えているマグネシウム。そこにカルシウムを入れます。するとあれ、おとなしくなりましたね。
反応しやすい物同士を混ぜたら、なぜか反応しにくくなったのです。つまり、皮膜が作られにくい状態になったのです。
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じじぃの感想
「ひょうたんからこまが出てきたというわけです」
簡単に言うが、頭のなかではいろんなことを考えていたのではないでしょうか。