じじぃの「人の生きざま_213_F・ドレイク」

フランク・ドレイク - あのひと検索 SPYSEE
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Celestia movie - Pioneer 10/11 paths 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=UzZ8GLxXeWk
Frank Drake and Nick Sagan Meet | Alien Encounters 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3mW-_IZc24s
イオニア探査機の金属板 画像
http://img.westatic.com/ic/?u=http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/02/Pioneer_plaque.svg/400px-Pioneer_plaque.svg.png
フランク・ドレイク ウィキペディアWikipedia)より
フランク・ドレイク(Frank Drake, 1930年5月28日 - )はアメリカ合衆国天文学者・天体物理学者。世界で最初の SETIを実施し、また地球外文明の数を推定するドレイクの方程式の提唱者として知られている。イリノイ州シカゴ生まれ。
【経歴】
ハーバード大学院時代の1960年、グリーンバンクのアメリカ国立電波天文台(NRAO)にて、世界初の SETIであるオズマ計画を実施した。
1961年、全米科学アカデミー宇宙科学委員会の役員であった J. Peter Pearman と共に、ウェストバージニア州グリーンバンクのアメリカ国立電波天文台(NRAO)で、最初の SETI(地球外知的生命体探索)に関する会議を開催した。わずか12人の科学者が集められたこの会議の中で、彼は後に有名となるドレイクの方程式を提案する。
ドレイクの方程式とは、我々の住む銀河系の中で、コンタクト(接触)することが可能な地球外知的生命体の数を推定するもので、次の式で表される。
NR*fpneflfifcL
彼は1984年から1988年までカリフォルニア大学サンタクルーズ校自然科学部の学部長を務め、現在は天文・天体物理学の名誉教授となっている。また現在は非営利団体SETI研究所に所属している。
【ドレイクの方程式】
上記のパラメータの値については様々な見解があるが、ドレイクらが1961年に用いた値は以下のようなものである。
N :我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数
 R* :10 [個/年] (銀河系の生涯を通じて、年平均10個の恒星が誕生する)
 fp :0.5 (あらゆる恒星のうち半数が惑星を持つ)
 ne :2 (惑星を持つ恒星は、生命が誕生可能な惑星を2つ持つ)
 fl :1 (生命が誕生可能な惑星では、100%生命が誕生する)
 fi :0.01 (生命が誕生した惑星の1%で知的文明が獲得される)
 fc :0.01 (知的文明を有する惑星の1%が通信可能となる)
 L : 10,000 [年] (通信可能な文明は1万年間存続する)
以上の値を代入すると、N = 10
ドレイクの方程式に関し注目すべきことは、上記の各パラメータに妥当だと考えられる値を入れると、多くの場合、 N ≫ 1となることである。このことが地球外知的生命体探査を行うための強力な動機付けとなった。しかしながら、これは現在の観測値である N ≒1(宇宙には我々人類しかいないように見える)とは矛盾する。この矛盾はエンリコ・フェルミによって提唱された「フェルミパラドックス」として知られているものである。

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『人類が消えた世界』 アラン・ワイズマン/著 鬼澤忍/翻訳  早川書房 2008年発行
時を超える芸術 (一部抜粋しています)
1974年、フランク・ドレイクは、口径約305メートル、出力50万ワットという地上最大のパラボラアンテナ――プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡――から3分間の挨拶を発信した。メッセージは一連の2進数パルスで構成されていた。それは並べ替える必要のある図形的データを表しており、宇宙人数学者が理解してくれることが期待されていた。メッセージが描くのは、1から10までの数字、水素原子、DNA、太陽系、人間の形の線画などだった。
ドレイクがのちに語っているように、信号は典型的なテレビ電波の100万倍の強度で、到達するのに2万2800年はかかるヘラクレス座のある星団に向けて発信された。だが、人間より優れた、人間を捕食する地球外知的生命体に地球の位置を教えることになるという抗議が起こったため、電波天文学の国際社会のメンバーは、地球をそうした危機に再び一方的にさらすことはしないと合意した。2002年、その協定を無視したカナダの科学者たちが、レーザー信号を天に向かって放った。だがドレイクの発信したメッセージに対し、攻撃はおろかいまだに返信もないのだから、一条の光の束となにかが交錯することもまずなさそうだ。
それに、人類の秘密などとうの昔に漏れているかもしれない。半世紀以上にわたり、私たちは信号を送ってきたのだ。いまでは、信号を集める受信機もきわめて大型化し、感度も良くなっている。私たちの思い描くような知的生命体が地球外にいるとするなら、受信は不可能ではない。
1955年、ハリウッドのテレビスタジオから発信されて4年と少しあとのこと、テレビ番組「アイ・ラブ・ルーシー」の冒頭の音と画像を乗せた信号が、太陽からもっとも近い位置にある恒星、プロキシマ・ケンタウリを通過した。その半世紀後の2005年、ピエロの扮装したルーシーがリッキーのトロピカーナ・ナイト・クラブに忍び込むシーンは、地球から50光年――約480キロメートル――あまり離れた地点に達した。銀河系は10万光年の幅と1000光年の厚さがあり、私たちの太陽系は銀河面のほぼ中心に位置する。したがって西暦2450年前後に、ルーシー、リッキー、近所のマーツ家の面々を乗せた電波は、放射状に広がりながら私たちの銀河系を完全に抜け、銀河間空間へと進むことになる。
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ルーシーのおふざけ映像と同じように、番組の音声も発信以来光の速さで広がりつづけるので、四方八方に行き渡る。ある点まで達すると、無線信号は宇宙ノイズよりも弱くなる。
どれほど断片化しようと、ルーシーは宇宙に居つづける。それどころか、再放送のはるかに強力な極超短波のおかげで確固とした存在になるはずだ。いまや薄っぺらな電子ゴーストになったマルコーニとステラはルーシーの先を行き、フランク・ドレイクがそれにつづくだろう。光と同じく、電波は拡散しつづける。私たちの宇宙と知識の果てまで、電波は消えずに進んでいく。私たちの世界、時代、記憶の放送された映像は電波とともに存在しつづける。

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