じじぃの「人の生きざま_200_緒方・貞子」

緒方貞子 - あのひと検索 SPYSEE
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JICAイメージムービー 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=asc4LDI8O0k
JICA理事長緒方さん退任へ 難民の人権擁護に尽力 動画 デイリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xpsagu_jicayyyyyyyyyy-yyyyyyyyyy_news
小さな巨人緒方貞子の半生をドラマ化 ハリウッドで撮影敢行 (斉藤由貴)  2013年7月18日 ORICON STYLE
女優の斉藤由貴NHKスペシャル緒方貞子〜戦争が終わらない この世界で〜』(8月17日放送)で、元国連難民高等弁務官緒方貞子氏(85)を演じることが18日、わかった。
1991年から10年にわたって難民救済を専門に行う国連の難民救助機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のリーダーを務め、世界の紛争地を飛び回って食糧支援などに力を注ぎ、「小さな巨人」と称えられた緒方氏。その大胆かつ勇気ある行動と決断には、これまで明かされることのなかった、緒方さん自身の、幼少期からの戦争を巡る経験や、人生の節目節目での意外な人々との出会いが、大きく影響していたという。番組では、緒方氏の知られざる半生を、ドラマと、本人に密着した貴重なドキュメンタリー映像を織り交ぜながら描く。
http://www.oricon.co.jp/news/movie/2026755/full/
スー・チー氏が「グローバル市民賞」受賞 米NY、緒方貞子氏も 2012.9.22 MSN産経ニュース
米国を訪問しているミャンマーの最大野党、国民民主連盟(NLD)党首アウン・サン・スー・チー氏は21日、ニューヨーク市内のホテルで、米シンクタンク「大西洋評議会」によるグローバル市民賞の授賞式典に出席した。
同賞は、国際的な相互理解に貢献した指導者に与えられる。今年はスー・チー氏のほか、国際協力機構(JICA)前理事長の緒方貞子氏や、キッシンジャー元米国務長官ら計4人が受賞。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/asi12092208460003-n1.htm
緒方貞子 ウィキペディアWikipedia)より
緒方貞子(おがたさだこ、1927年9月16日 - )は、日本の国際政治学者。学位は博士(政治学、カリフォルニア大学バークレー校)。上智大学名誉教授。独立行政法人国際協力機構理事長、国連人権委員会日本政府代表、国連難民高等弁務官アフガニスタン支援政府特別代表を歴任。
【公的活動】
国連公使、国際連合児童基金執行理事会議長、国連人権委員会日本政府代表、第8代国連難民高等弁務官(1990-2000年)他を務める。2001年からアフガニスタン支援政府特別代表、2003年から国際協力機構(JICA)理事長。天皇家からの信頼も厚い。

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文藝春秋 創刊90周年記念号
激動の90年、歴史を動かした90人 「緒方貞子 3つの尊厳」 【執筆者】牛尾治朗ウシオ電機会長) (一部抜粋しています)
日本初の女性国連公使となった緒方貞子は、国連関係では、児童基金執行理事会議長、難民高等弁務官などの要職を歴任しました。国内でも、アフガニスタン支援日本政府特別代表や、2012年春までの9年間は国際協力機構(JICA)理事長をお務めになりました。
僕は25歳のとき、勤めていた東京銀行を求職してカリフォルニア大学バークレー校の大学院へ留学し、アジア政治が専門のロバート・スカラピーノ教授の教室に入りました。2学期から入ってきたのが、中村貞子さん、のちの緒方さんです。15人のくらいのクラスに、日本人は私たち2人だけでした。
犬養毅元総理を曽祖父にもち、外交官の家に生まれた緒方さんは、聖心女子大を卒業してアメリカのジョージタウン大学大学院に進んだあと、さらに政治学の勉強を続けていらっしゃったのです。アメリカ暮らしが長いというのに、とても日本的な、しとやかな女性でした。僕は、年下だとばかり思っていた。勉強熱心だし英語も抜群ですから、よくノートを見せてもらった。非常に助かりました(笑)。
帰国後、僕は親父の事業を継ぎ、緒方さんは国際基督教大学上智大学で教鞭を執られました。昭和60年に僕が内閣官房の日米研究会の座長をしたときは、緒方さんに委員になっていただいて、4年ほどご一緒しました。
その研究会で、ある若い先生が外務省を誹謗したことがあります。すると即座に緒方さんが、
「言う通りかもしれないけど、節度をもってしゃべりなさい」
ピシッと後輩を指導したのです。筋の通った人だな、と感じ入りました。
2000年に国連欧州本部の会議場でスピーチされた言葉も、とても印象的で忘れられません。
「難民問題で必要なのは、3つの『リスペクト(尊厳)』です。まず、家を追われて最も貧しい境遇にある人々を守らんとする国々の献身に、尊厳を。次に、各国の協力体制の下で難民に寄り添い、第一線で人道支援に従事する者たちに尊厳を。そして一番大事なのは、難民に対する尊厳です」
会場の人たちは総立ちになって、拍手を送ったそうです。日本では難民を「助けてあげる」という発想ですが、それは違う。自分の手に負えない原因で不幸な境遇に置かれているのだから、難民の人権は絶対に尊重しなければならない。「それは近代国家の義務ではないですか」と緒方さんは言います。
国際協力では、その活動のトップの人生観が大切です。10年にわたって務めた国連難民高等弁務官時代には、予算や職員の数を2倍にしました。歴代の国連事務総長はみな緒方さんの人柄に魅せられ、全面的にバックアップしたのです。何せ緒方さんは防弾チョッキを着込み、イラクサラエボルワンダなどの紛争地帯へ率先して出かけて行くのですから。
01年に森喜朗総理がアフリカを歴訪したとき、緒方さんが同行しました。アフリカに着くと、難民対策の仕事をしている各国のスタッフが一斉に、「オガタが来た! お帰りなさい」と拍手で迎えたそうです。世界中で人道支援や難民相手に活動する人たちにとって、母親のような存在なのですね。
2012年2月、我々は日本アカデメイアという組織を立ち上げました。政党や産官学といった枠を越え、日本の将来を担う人材を探して結集させることが目的です。学習院大学佐々木毅教授が中心で僕も発起人の一人ですが、緒方さんにも加わってもらいました。グローバルな人材を集めようというとき、緒方さんに誘われたら誰も断われませんからね(笑)。

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緒方貞子の言葉
「日本のあらゆる若い世代に、『何でもみてやろう』『何でもしてやろう』という姿勢を意識的に持ってもらいたいと思います」