じじぃの「雄のお嫁さんさがし・ちょこまか飛び!モンシロチョウの世界から」

モンシロチョウ スロー動画 210fps 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=FB-M0VDaBnw
モンシロチョウがいっぱい 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VjjjBv3RXRo
紫外線撮影したオスとメスのチョウ 画像
http://www.nikon.co.jp/channel/kids/wonder/butterfly/img/pic_know06.jpg
B>モンシロチョウ 紫外線 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&gs_l=hp...0j0i7i30j0i8i30l2.0.0.1.874452...........0.zkeICRlDLTg&sa=X&oi=image_result_group&q=%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%20%E7%B4%AB%E5%A4%96%E7%B7%9A&tbm=isch
チョウは花の色がわかるのかな? (チョウは、人と同じように花を見ているの?) Nikon
色を見分ける力が弱い生き物のほうが多いんだ。それに、色が見える生き物も、見え方はそれぞれちがうんだよ。
http://www.nikon.co.jp/channel/kids/wonder/butterfly/know.htm
モンシロチョウ ウィキペディアWikipedia)より
モンシロチョウ(紋白蝶、学名:Pieris rapae)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種。畑などの身近な環境でよく見られるチョウである。比較的採取しやすいため、アゲハチョウの仲間やカイコなどと並び、チョウ目(鱗翅目)昆虫の生態や生活環を学習する教材としてもよく活用される。
【特徴】
前翅の長さは3cmほど。翅は白いが、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つある。和名はこの斑点を紋に見立てたもの。また、春に発生する成虫は夏に発生する成虫よりも白っぽい。
オスとメスを比較すると、オスは前翅の黒い部分が小さく、全体的に黄色っぽい。メスは前翅の黒い部分が多く、前翅のつけ根が灰色をしている。なお、翅に紫外線を当てるとメスの翅が白く、オスの翅が黒く見えるため、オスメスの区別がよりはっきりする。紫外線は人間には見えないが、モンシロチョウには見えると考えられていて、モンシロチョウはこの色の違いでオスメスの判別をしているとみられる。

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『進化を飛躍させる新しい主役――モンシロチョウの世界から』 小原嘉明/著 岩波書店 2012年発行
モンシロチョウのお嫁さんさがし (一部抜粋しています)
モンシロチョウの雄か雌の翅(はね)の一方にあって他方にないはずの、人間の目に見えない赤外色と紫外色。そのどちらが問題の色かを追求するために、わたしはカメラに特定のフィルターをつけて写真をとり、その映像を見て判断することにしました。特定のフィルターとは赤外線だけを通すフィルター(赤外線フィルター)と、紫外線だけを通すフィルター(紫外線フィルター)です。
もし、赤外線フィルターをかけて撮ったモンシロチョウの翅の写真(赤外線写真)で、白く写っている翅があるなら、その像は赤外線によって感光した像です。したがって、その翅は赤外線を反射していること、つまりその翅には赤外色が含まれていることを意味します。翅が黒く写っているなら、その翅は赤外線を反射していないこと、あるいは吸収していることをしめします。同じことは紫外線写真についても言えます。
よく晴れて太陽光がいっぱいに降りそそいでいるある日、わたしは雄と雌の標本をならべて赤外線写真と紫外線写真を撮りました。
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まず目にしたのは赤外線写真でした。その映像は、雄と雌もフィルターなしで撮影した雄と雌の像と基本的にちがいがありませんでした。これは雄と雌の標本はどちらも赤外線を反射していること、つまり赤外色がふくまれていることをしめしています。しかし、どちらの翅も赤外線を同じくらい反射しているので、雄雌を識別することはできません。したがって、赤外色は配偶者同定の色候補から除外されます。
問題は紫外線写真です。この写真を見たとたん、私の目は黒いチョウに釘づけになりました。そのチョウは黒っぽい斑紋だけでなく、白地の部分も一様に黒く写っていました。見ればそれは雄の標本です。これは、雄の翅は紫外線を吸収していることをしめしています。いいかえれば雄には紫外色がないということです。
それに対して雌の紫外線写真はまったくちがいます。紫外線写真は、フィルターなしで撮った写真と基本的にちがいがありませんでした。黒っぽい斑紋は黒っぽく、白地は白く写っていました。これは雌の翅が紫外線を反射していること、つまり紫外色をふくんでいることをを証明しています。
ついにわたしは第1仮説の証明に成功しました。モンシロチョウの雄と雌は、人間の可視域の色については判別が容易でないほどよく似かよっています。しかし、人間に見えない紫外色には決定的なちがいがあります。紫外色は雌にしかありません。雌の「花嫁衣装」には人間にはみえない紫外色という隠し色があったのです。「花嫁衣装」のこの隠し色こそが。雄が雌を識別し、それを配偶者として同定している、問題の色である可能性がきわめて高くなったのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、小原嘉明著『進化を飛躍させる新しい主役――モンシロチョウの世界から』という本があった。
「モンシロチョウの雄と雌は、人間の可視域の色については判別が容易でないほどよく似かよっています。しかし、人間に見えない紫外色には決定的なちがいがあります。紫外色は雌にしかありません。雌の『花嫁衣装』には人間にはみえない紫外色という隠し色があったのです」
ヒラヒラと優雅に飛んでいるモンシロチョウ。
オスのチョウは紫外色のメスを探して飛んでいたんですね。
これもまた、目からウロコでした。