じじぃの「がん治療に漢方薬が果たす役割・口内炎に対する半夏瀉心湯の効果!TVシンポジウム」

NHkの番組★がん治療に果たす漢方の役割見ました!
http://www.recipe-blog.jp/viewer/item/12884473
東京大学大学院教授 片岡一則
すい臓がんは、生存率が非常に低く、難治がんとして知られています。
私たちは、合成高分子の分子集積技術によって精密に粒径制御したナノカプセルがすい臓がんに効果的に集積し、搭載した抗がん剤の有効性を飛躍的に高めることを明らかにしました。ナノカプセルはすい臓がんの画期的な治療薬をもたらすことが期待されます。
http://first-pg.jp/about-us/kataoka-kazunori.html
NEWSアンサー 「がん治療最前線 “動く患部”も狙い撃つ!」 (追加) 2013年11月7日 テレビ東京
【キャスター】大浜平八郎、倉野麻里
●ナノカプセル投薬
最新の治療法では「がん」だけをピンポイントで狙い撃ちすることができるようになっています。
抗がん剤を微小カプセルに包んでがんの患部に届ける薬の送達システムの最新研究を伝えます。
数年後の実用化を目指し、乳がんやすい臓がんなどの抗がん剤で治験が進められています。
がん細胞を狙い打つピンポイント治療は、より多くの人の患者さんを救うことになりそうです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_53676
夢の扉+ 「漢方薬研究のトップランナーの挑戦〜“ツライ副作用”の解消へ」 2013年11月3日 TBS
【声の出演】中井貴一 【出演】上園保仁(国立がん研究センター分野長 医学博士)
漢方薬が、医療そのものを変える可能性がある―』
漢方の大建中湯は、山椒、乾姜、人参から成り、腸を整える働きがある。
がん治療では開腹手術の後、腸の運動を促し腸閉塞の予防に処方される。
上園が目指すのは、抗がん剤の副作用を漢方薬で解消すること。
吐き気、食欲不振、手足のむくみ、シビレなどの症状を漢方薬で抑えようというのだ。
実際に、「2ヵ月間何も食べられなかった」という直腸がんを患った患者が、漢方薬の服用で、1日3食食べられるまで回復した。上園は、その漢方薬六君子湯」の効能を、人の細胞レベルで解明することに成功している。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20131103.html
口内炎漢方薬半夏瀉心湯: 化学療法の副作用防止の漢方薬
最近、半夏瀉心湯がこの口内炎に効果があるとする報告を聞くようになった。
半夏瀉心湯はもともとは苦味健胃薬として広く使用されてきた漢方薬で今も使用されているが、イリノテカンという抗がん剤の持つ、遅発性の下痢に対して、プロスタグランジンE2の抑制効果、腸管粘膜の修復促進に有効でもあることが知られている。この半夏瀉心湯、パクリタキセルやシクロフォスファミドなどの併用療法で起きる口内炎に対して、。半夏瀉心湯を湯に溶かして塗ったり、服用したりすると従来対処療法では効果の無かった口内炎に対して、比較的早く薬効を示すそうであるので、試してみてはいかがであろう。
http://kanpoutokagaku.seesaa.net/article/212270073.html
半夏瀉心湯 ウィキペディアWikipedia)より
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)とは、漢方方剤の一種。
【適応症】
醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎神経症、胃および十二指腸潰瘍の予後、つわり、不眠、口臭、しゃっくり、神経性嘔吐などに用いる。

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TVシンポジウム 「がん治療に漢方が果たす役割〜漢方と西洋医学の融合〜」 2012年12月8日 NHK Eテレ
【司会】好本恵 【ゲスト】女優…秋吉久美子 【パネリスト】静仁会静内病院 病院長…井齋偉矢 【パネリスト】北海道大学大学院 薬学研究院…武田宏司、札幌徳洲会病院先端外科センター長…河野透
札幌コンベンションセンターで収録。
今、がんの医療現場では、抗がん剤放射線などのがん治療に伴う副作用・合併症の軽減に、漢方薬が使われている。がんの治療法は目覚ましく進歩しているが、治療によって起こる副作用が、がん患者を悩ませている。副作用のために生活の質(QOL)が低下したり、計画通りの治療が受けられなくなることもある。がん治療に伴って起こる食欲不振、しびれ、口内炎に焦点を当て、最新の科学的研究に基づいた漢方治療の効果などを紹介。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20121208-31-29469
どうでもいい、じじぃの日記。
12月8日、NHK Eテレ 『TVシンポジウム』で「がん治療に漢方が果たす役割〜漢方と西洋医学の融合〜」を観た。
こんなことを言っていた。
漢方薬
今、漢方薬ががんの医療現場でも取り入れられ、役割を果たすようになってきています。
がんの3大治療と言われる「手術療法」、「放射線療法」、「抗がん剤による化学療法」は目覚ましく進歩し、早期に見つかれば、多くの患者を治せるようになってきました。
しかし、西洋医学的治療はがんに伴って起こるさまざまな症状を解決しないことが多く、治療によって起こる副作用ががん患者を悩ませています。
胃がんの治療を受けた高齢の患者(男性)、「食べるのも見るのも嫌な状態で、食事が本当に苦痛でした」
頭頸部がんの治療を受けた若い患者(男性)、「(口内炎ができて)つばでさえのみ込むこと自体がつらい。毎朝病院で体重を計ると500グラムずつ減っていくんです」
がんの医療現場では治療後に起こる合併症や薬の副作用を、漢方薬を使って軽減しようという取り込みが行われています。
東京・江東区にある「がん研有明病院」の建物の映像が出てきた。
がん専門病院、がん研有明病院です。漢方サポート科部長 星野医師です。月およそ300人のがん患者に漢方治療を行なっています。
星野医師、「西洋医学の限界は医学の限界ではない。西洋医学はもちろん進んでいる。だけど完璧なものではない。だからその完璧でない欠けたところを補うという意味での漢方の導入は非常に役に立つと思う」
がん治療の副作用に漢方薬を使うことで、患者が苦痛のない生活を送れるようになっています。
大腸がんの治療を受けた中年の患者(女性)、「ひどければ1週間近く下痢が続くときもあった。それがだんだんと間隔が短くなっていると実感している。闘病生活をしながらも、普段以上に楽しく過ごせるようになったのはありがたい」
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2011年、上咽頭がんの手術。その後放射線抗がん剤の併用療法を続けている若い患者(男性)の場合です。
1年前、上咽頭がんと診断され、放射線抗がん剤の併用療法を行った高橋さん(45歳)です。痛みの強い口内炎がひどく、食事が摂れなくなり、日に日に体重が落ち、体力や気力が低下していきました。
高橋さん、「今この痛みを止めたいんだと思っていたときに、漢方じゃちょっと心もとないというか、効かないだろうなと思って、でも痛いんで、何でもいいから少しでもよくなるものがあればと」
高橋さんは医師から、「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」を1日3回、食後に口に含むことを勧められました。その方法を続けたところ、日に日に効果を実感したといいます。
高橋さん、「痛くないように傷口を塞いでもらっている感覚で、あ、なんかちょっと効果が出てきたなっていうのが、3日目ぐらいで、そんな印象があった。飲み始めて1週間ぐらいで、今までぜんぜん食べられなかったものが食べられるように改善していった。2週間ぐらいから、半分以下ぐらいの痛みに感じられるようになって、3週間ぐらいにはほとんど痛みを感じない状態になって、(痛みのレベルが)10から1まで落ちる、それぐらい劇的に効きました」
シンポジウム会場に戻って。
好本さん、「今のVTRの患者さんの話を聴いていかがでしたか?」
秋吉さん、「漢方薬というのは、ゆるやかな効き目なのかな、と思っていました。2〜3日目ぐらいから、1〜3週間と劇的に効いていくというのはすばらしいニュースですね。口内炎というのはどなたでも経験があると思いますが、ちょっと口の端が切れても痛い。ちょっと小さなものができても痛い、というものが、放射線とか抗がん剤での副作用でこんなふうになった方が、このように改善されていくというのは、漢方の力というものもちょっと見直すことはいいことだなと感じました」
好本さん、「実際に半夏瀉心湯がどれくらい効くのか?」
口内炎に対する半夏瀉心湯の効果
プラセボ(偽薬)と半夏瀉心湯の効果を比較したグラフが出てきた。プラセボ(偽薬)が10.5日なのに対して、半夏瀉心湯は5.5日になっている。
専門家、「プラセボと書いているのは、実際には生薬成分の入っていないものです。治療が必要とされるようなひどい口内炎に対して使うと、高い有効性があることが分かりました」
好本さん、「どこに作用して効いているんですか?」
専門家、「特にこの半夏瀉心湯の中にプロスタグランジンE2(痛みの原因となる物質)という痛みの要因になっている物質の抑える物質がたくさん入っています。もうひとつは、黄蓮というものの中に入っているベルベリンという物質があります。これが口の中の菌を抑えてくれることまで分かっています」
半夏瀉心湯の抗菌作用
・構成生薬 黄蓮(おうれん)の主要成分 ベルベリンが作用
・口腔内の菌の増殖を抑制し、口内炎の憎悪を防ぐ
好本さん、「このがん治療の中に漢方が取り込まれることによって、患者さんにとってはよりよい治療が受けられることになりますね」
専門家、「漢方薬の機序が分かってきています。今後の研究に大いに期待ができます」
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じじぃの感想
「(口内炎ができて)つばでさえのみ込むこと自体がつらい。毎朝病院で体重を計ると500グラムずつ減っていくんです」
抗がん剤が、がん細胞をやっつけると同時に、正常な細胞にもダメージを与えてしまうということは知っていたが、副作用で口内炎まで起こしているとは知らなかった。
満足に食事が摂れないと、体力がつかない。
漢方薬で、口内炎が改善するのだという。
がんにびくびくしているのもおかしいが、こんな知識を知っていてもいいような気がする。