じじぃの「無印良品でオーガニック・コットン・森の再生へ・地球を救うヒット商品とは!ガイアの夜明け」

ガイアの夜明け 2012.09.11 【地球を救うヒット商品とは】 動画 デイリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xtgzgs_yyyyyyy-2012-09-11-yyyyyyyyyyyy_shortfilms
アグロフォレストリー 森をつくる農業 1/3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=m1lMVeaz1vg
アグロフォレストリー 森をつくる農業 2/3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8DRZfkjp-ys
アグロフォレストリー 森をつくる農業 3/3 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TIng1yhMIcw
オーガニックコットン製品 PRISTINE : DigInfo 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1rZvgqxwPmg
フルッタフルッタ アサイー「スタミナの秘密」 川澄奈穂美 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=y1PFxXAetp4
クメール帝国の栄華を映す絹織物技術を蘇らせた森本喜久男氏 画像
http://www.chie-project.jp/img/000/no01/ph2l.jpg
伝統の森 再生計画 | 000 未来に貢献する革新的プロジェクト ロックス賞 Rolex Awards for Enterprise 日本列島 知恵プロジェクト
カンボジアの伝統的な絹織物を復興し、同国の農村活性化モデルを創造する。
http://www.chie-project.jp/000/no01.html
日経スペシャル「ガイアの夜明け 2012年9月11日放送 テレビ東京
10周年シリーズ企画 「ニッポンの生きる道」第4弾 地球を救うヒット商品とは
【案内人】江口洋介 【ナレーター】蟹江敬三
なでしこジャパンの川澄選手などが愛飲している健康ジュース、アサイー飲料。南米ジャングルのフルーツを原材料にもとに作ったもので、健康志向のOLたちに大人気だという。実はその、アサイーが南米アマゾンのジャングル再生に役立っているという。一体どういう仕組みなのか?
また、無印良品は、自然の素材だけで作った、環境に優しいタオルの製造に挑戦していた。一体なぜなのか?
その背景には南米アマゾンで進むジャングルの減少...工場からの廃水で汚染される河川...などといった現状があった。こうした世界の現状を改善しようと、新たなニッポンのものづくりが始まっていたのである。
「地球に負荷をかけない新たなものづくり」に挑戦し始めたニッポン企業の今を追った。
MUJI無印良品)が挑む"全く新しいものづくり"
1980年にスタートし、今や日本と世界で549店舗、7500品目を扱う日本発のグローバル企業「無印良品」(MUJI)。
そのMUJIがいま"全く新しいものづくり"に挑もうとしている。
厳しい日差しが照りつけるエジプト・カイロ近郊の町に、ある男がいた。無印良品の衣料品や原材料の仕入れなどを行う無印良品の達富一也さん(51)だ。
実はエジプトでは、綿農家の多くが、綿花の栽培に大量の農薬や化学肥料を使用し、それによって健康被害に苦しんでいるのだという。
その現状を知った達富さんは、無印良品でオーガニック・コットン(有機栽培の綿)の使用を増やすことを提案。それは、現地農家がオーガニック栽培に切り替えるキッカケを作りたい、との思いからだった。
そして、ここ1〜2年、無印良品の店頭には、オーガニック・コットンを使ったタオルや洋服などが並ぶようになり、利用者側にも、「農薬を使っていない製品には安心感がある」として人気を呼ぶようになった。
その達富さんが、さらに、新しい取り組みに挑もうとしていた。
「染料」も化学染料化を使わない自然のものを使おうと考えたのだ。
一体、この取り組みは成功したのか?独占で完全密着する。
●ヒット商品で、アマゾンの森が甦る!
なでしこジャパンの人気者、川澄奈穂美選手のCMでおなじみとなった、アマゾンフルーツのアサイー。7月に渋谷ヒカリエにオープンしたジュースバーは、アサイーを始めとして、様々なアマゾンのジュースが飲めるとあって、連日、女性を中心に行列が出来ていた。「身体に良さそうだから」「美味しいから」。嬉々として、そう話す女性たち。
このヒット商品を仕掛けたのが、創業10年のベンチャー企業フルッタフルッタ」の長澤誠社長(51歳)だ。長澤さんは、このジュース販売のビジネスに、ある仕掛けを組み込んでいた。それは、ジュースが売れれば売れるほど、アマゾンの森が回復するというものだ。
アマゾン川河口の町・ベレンから、さらに車で4時間ほど内陸に入った町、トメアス。長澤さんは10年前、この町の日系移民の人たちと出会い、トメアス産のジュースを販売するビジネスを決意したという。"1杯のジュースからの森林再生"をうたう、驚きのビジネスの仕組みとは?
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20120911.html
どうでもいい、じじぃの日記。
9/11、テレビ東京ガイアの夜明け』で「地球を救うヒット商品とは」を観た。
こんなことを言っていた。
案内人 江口洋介は、東京・有楽町の無印良品を訪れた。
無印良品の社員は、この店の1階の衣料品はすべてオーガニック・コットンを100%使用していると説明した。
ムジ・グローバル・ソーシングの達富一也社長(52歳)はエジプトを訪れた。エジプトの綿花は毛が長く、高品質である。しかし、ほとんどの国では農薬をまくことで、農家などは農薬被害に遭っている。達富さんはこれを見て、無印良品ではオーガニック・コットンへの切り替えを推進するようになった。
達富さんは、無印良品がオーガニック・コットンならば通常のコットンよりも10%高く買い取ることを推進することによって農薬を使わない取り組みへと推進してきた。また、無印良品の綿製品以前よりも5割も増えた。
達富さんは、中国・広東省新塘を訪れるとジーンズの製造が行われていた。しかし、化学染料が正しく管理されていないことで従業員の健康が懸念されている。また、川に汚水をたれ流しているため、川からはカドミウムなど重金属が検出された。無印良品の工場では、従業員の健康を守るために化学染料を使わない方法を考えていた。
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どうすれば、色落ちしない草木染めができるか。
達富さんが向かったのはカンボジア。そこに草木染め 伝説の達人がいるというのです。
大地全体が森に覆われたカンボジアの映像が出てきた。
カンボジアアンコールワット。そのアンコールワット遺跡からほど近い、小さな村です。この村に無印良品の達富さんがやってきました。
現れたのは日本人。伝説の染色職人 森本喜久男(63歳)さんでした。
広い家の中で数人の女性が、はた織りをしている映像が出てきた。
ここはカンボジアの伝統織物を作る、染色とはた織りの村。実はこの村をつくったのが森本さん、その人だったのです。
ゆでた釜の中を棒でゆっくりかき回して女性が出てきた。
達富さん、「染めですね。これは」
森本さん、「アーモンド」
達富さん、「いい色ですね」
森本さんの村の草木染めは色落ちしないのが特徴だといいます。これはアーモンドの葉で染色した布(濃い黄色)。本当に色落ちしないのでしょうか。
達富さんが染め上がった布をタライに浸け、洗剤を入れた水で、ごしごし、洗い始めた。
達富さん、「もう、フィックス(固定)されています。いくら洗っても色落ちしない」
その他に、バナナの木の上澄み液での染色や、森本さん独自の圧力釜の技術を使ったヤシの殻での染色が行われていた。
草木染めの達人、森本さんとは一体どんな人物なのでしょうか。
もともと、京都の「友禅染め職人」だった森本さんは30年前、博物館でカンボジアの織物に出会い、一目ぼれしたといいます。しかし、カンボジアでは20年以上に渡る内戦で多くの職人が虐殺されたり、家を追われたりして、伝統の技が途絶えかけていました。そこで森本さんは1996年にカンボジアに移住。生き残った職人たちをこの村に集め、伝統の技術を復元させたのです。
森本さん、「化学染料を自然染料に転換して行く、それを必要としている時代になってきている。無印の人が希求、望んでいる。そういう思いを持っている人たちとなら、一緒にやってもいいな、と思えた」
2人の思いが重なって、一体どんな草木染めのタオルが出来上がるのでしょうか。
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ものづくりを通じて、ブラジル・アマゾンの森を再生する。それは一体どういうことなのでしょう。その試みが行われているのはアマゾン川の支流の「トメアス」という町でした。
ブラジル・アマゾンのトメアスに移住した人々の記念写真が出てきた。
1929年に189人の日本人が入植。ここは日本人たちが1から作り上げていった町なのです。町の中心部には日本と同じように農協の建物がありました。
この人はトメアス農協の理事長を務めるワタル・サカグチさん(52歳)。日系2世です。画期的な農法に取り組んでいるというので見せてもらうことにしました。
一面、ジャングルのようになっている森を指さして、
サカグチさん、「これ、全部畑です」
サカグチさんは畑と言いましたが、ただの森にしか見えません。しかし、中に入ってみると、
サカグチさん、(木にぶらさがっている果物にさわって)「これ、パパイヤです」、「これは、コーヒーです」
こちらはチョコレートの原料になるカカオ。
サカグチさん、(カカオの皮を剥いで)「おいしいよ」
一見すると、ただの森ですが、実はさまざまな作物を植えた畑だったのです。これは農業(Aguriculture)+ 植林(Forestry)を組み合わせた「グロフォレストリー」と呼ばれる農法です。グロフォレストリーの畑は日差しを求めて高く伸びるナッツやバナナの下に、日陰を好むカカオやコショウを植えるなど、森の生態系に近い形でつくっています。
そして、この森は作物を植えるだけでなく、昆虫や動物の棲み家になり、生態系の一部が回復するのです。
サカグチさん、「”森をつくる農業”は最後にこうやって、森のようになっていくのです」
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フルッタフルッタの社長・長澤誠(51歳)がトメアス農協のサカグチさんを訪れました。
長澤さんは「アサイー」に注目し、トメアス農協と契約し、日本への輸入を開始しました。タリーズでは2005年よりアサイージュースの販売を開始し、翌年には自社ブランドのジュースの販売を開始し人気商品となっています。東京・渋谷ヒカリエでもジュースバーがオープンしました。
6月中旬、ブラジル・トメアスではバイオディーゼルの原料となるアブラヤシの栽培が急増し、アグロフォレストリーの畑を上回るようになっていました。アブラヤシの畑は森を破壊し、生態系を壊します。
ブラジル・トメアスでアサイーの農法を支援してきた長澤さんは、アサイーを大きなマーケット市場に持ち込みました。長澤さんは、国連 持続可能な開発会議(リオ+20)でアグロフォレストリーで生産した作物を様々な企業が分担すべきだと主張しました。また、長澤さんの主張に賛同した国連食糧農業機関のパルビス・クーハフカン氏は、世界中の企業が連携することに興味を持つだろうとコメントをしました。
ブラジル・トメアスで、長澤さんはアグロフォレストリーの畑を充実していかなければならないと考えています。
じじぃの感想
「化学染料を自然染料に転換して行く、それを必要としている時代になってきている。無印の人が希求、望んでいる。そういう思いを持っている人たちとなら、一緒にやってもいいな、と思えた」
すばらしい、出会いだと思います。