じじぃの「暑気払いの工夫・エアコンは快適ではありますが!日本人も知らなかったニッポン」

2年ぶりの夏の風物詩 朝顔 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ldeTD4wHlqs
桐谷エリザベスさん かしこい生き方のススメ COMZINE by nttコムウェア
「日本は本当に素敵なものばかりです」
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no046/wise/index.html
貿易赤字2兆9158億円、半期ベース過去最大 2012年7月25日 YOMIURI ONLINE
財務省が25日発表した2012年上半期(1〜6月)の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆9158億円の赤字(前年同期は9632億円の赤字)だった。
半期ベースとしては、比較可能な1979年以降で、第2次石油危機で輸入額が大幅に増えた1980年上半期(2兆6217億円の赤字)を上回り、過去最大となった。
半期ベースでの貿易赤字は3期連続。今年上半期の赤字額は、11年の年間の貿易赤字額(2兆5647億円)をすでに上回り、年間で過去最大の赤字額だった1980年の2兆6129億円をも上回った。
原子力発電所の稼働停止により、火力発電の燃料となる液化天然ガスLNG)や原油の輸入が急増していることが要因だ。財政・金融危機に揺れる欧州向けや、景気の減速感が強まっている中国向けの輸出が伸び悩んだことも影響した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120725-OYT1T00325.htm
エアコンと扇風機の消費電力 2012
引っ越しのためエアコンが変わったのと扇風機も売却して買い直したので再度はかってみました。
http://www.ekesete.net/log/?p=4917
なんでもワールドランキング 「ネプ&イモトの世界番付 2012年7月27日 日本テレビ
【レギュラー出演】 イモトアヤコ、原田泰造名倉潤堀内健 【ゲスト】 北斗晶吉田秀彦土田晃之有吉弘行玉木宏田中麗奈藤本敏史
▽暑い国ランキング
NASAのホームページをもとに暑い国ランキングが発表された。史上最高気温はイラクで観測された58.8度であると伝えられた。
暑い国
 1位.スーダン(ハルツール)  30.9度
 2位.ジブチジブチ)       30.1度
 3位.ニジェール(ニアメ)    29.6度
13位.インド(ニューデリー)   25.3度
21位.日本            16.7度
最低 ノルウェーオスロ)    5.1度
http://www.ntv.co.jp/banduke/
『日本人も知らなかったニッポン』 桐谷エリザベス/著、吉野美耶子/訳 中央公論新社 2001年発行
暑気払いの工夫 (一部抜粋しています)
日本の夏はたしかに不快ですが、私はその夏が気に入っています。それは猛暑の対処方法として、古来より考案されてきた種々のトリックや工夫を楽しめるからです。たとえば、短冊をつるしたガラスや金属の風鈴がたった1つあるだけで、ごくたまにしか吹かないそよ風の効果が最大限に高まります。「ちりりん」という風鈴の音が耳に入ると、実際にそよ風が吹いているという情報が脳に伝わり、それだけで涼しくなったような気がするのです。
猛暑にかけては兵(つわもの)である日本人は、一種のマインドコントロールの役目を果たす視覚的戦術を考案しています。さわやかな風が知覚できれば、実際に風が吹いていようといまいと、暑さは半ばしのべます。私は旧式の扇風機が大好きです。スィッチを入れると、くくりつけたビニールの房がゆれ、それが実際に吹く風よりも効果的に蒸し暑さを和らげてくれるのです。
くず桜やところてん、かき氷といった夏にはおなじみの透明な食べ物にも、目の錯覚を引きおこす不思議な力があります。見ただけで涼しくなるような気がします。
涼しげな楕円形の金魚鉢や、溶けるにまかせたまま並べられた四角い氷柱も暑気を忘れる方法です。甘くないつめたい麦茶や緑茶は、喉の渇きを潤してくれます。そして、うちわと日傘はいつも手近にあります。
夏祭りや夜の盆踊りも暑気払いの1つです。鼓手は汗を飛びちらせて懸命に太鼓を叩き、ゆかた姿の娘たちは背中から汗が滴り落ちるのを感じながら夢中で踊ります。そこかしこで人々はうちわをあおぎ、時おり蚊を叩くのに使います。汗もうちわも、お祭りには欠かせません。
ほとんどの日本人にとって、蚊取り線香のにおいは夏の香りです。最近は電気蚊取器が使われることが多くなりましたが、従来は美しい渦巻の形の線香を、豚の形に焼いた陶器の中につるして使っていました。豚の口とお尻からもくもく立ちのぼる煙は鼻につんときて、いかにも夏らしいものです。
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日本のビルは周りにスプリンクラーのついた庭を設けるほどのスペースの余裕はありません。その代わりに、夏になると屋上にちょうちんをつるし、テーブルといすを置いて、屋外のビヤガーデンに変わることが多いのです。暑いさなか、こういう場所でくつろぐのは気持ちのいいものです。
エアコンは快適ではありますけど、生活の質を低下させ、昔から続いてきた文化を破滅させるものでもあります。文化とは、われわれに意義と思い出を与えてくれる、ささやかではあるがきわめて特殊なものなのです。
昔を思いかえしてみると、いちばんうれしかったものは、有名なレストランで食べた高級料理とか高価なプレゼント、ブランド製品などではなく、もっとたわいのないものであることが非常に多いのです。それは、お祖母(ばあ)さんが引き出しにひもをためていたとか、すっかり正装したお母さんが出かける前におやすみのキスをしてくれた、などということかもしれません。
なつかしい思い出とは、夕方になると近所のお年寄りが通りに水をまいていた光景とか、こおろぎの鳴き声といった単純なものであることが多いのです。そして、エアコンのような便利で合理的な機械は、暑さだけでなく、こういうものまでいとも簡単に消し去ってしまいます。
1950年代に日本でエアコンが徐々に使われるようになって以来、日本文化のかなりの部分が消滅しています。夏の暑さを忘れさせてくれる古くからの習慣や風俗、トリックは急に不要なものになりました。何百年と継承されてきた、不快な時節を優雅に過ごすさまざまなしきたりや独創的な知恵、味わいのある工夫が、たった1つの機械によって払拭されてしまうのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館で本巡りをしていたら『日本人も知らなかったニッポン』という題名の本があった。
時々テレビを観ていて、「日本人より日本人らしい」という人が登場する。この本も、なるほど、と思うようなことが書かれているのかもしれない。
「暑気払いの工夫」というエッセイに「エアコン」のことが書かれていた。
今日は早朝(日本時間 5時)から、ロンドン五輪の開会式が始まる。(エアコンとは関係ないが)
http://www1.nhk.or.jp/olympic/
それにしても、暑いなあ。この3日間、熱帯夜だ。
「エアコンは快適ではありますけど、生活の質を低下させ、昔から続いてきた文化を破滅させるものでもあります。文化とは、われわれに意義と思い出を与えてくれる、ささやかではあるがきわめて特殊なものなのです」
じじばばは、エアコンの無い生活を送っている。
扇風機は、暑い風をまともに吹きつけてくる。
「さわやかな風が知覚できれば、実際に風が吹いていようといまいと、暑さは半ばしのべます」
エアコンなしで、扇風機を使うことが少しは貿易収支改善につながるものなのかしら、とか思ったりして。
それにしても、暑いよ〜お。